Aspen Pittman Designs ( アスペン ピットマン デザインズ ) / Spacestation V.3
スピーカー1 台でステレオサウンドが作れるなんて、頭の中に「?」しか浮かびませんでしたが、実際にスピーカーにキーボードを繋ぐと、簡単にステレオの広がりを作ることができました。
どうしたらこの雰囲気を伝えられるかなと思い、部屋にコンデンサーマイクを2本立てて、部屋鳴りを録音してみました。キーボードのカタカタ音が入っておりますが、ご容赦ください。
バックのパネルはとってもシンプルで、LRに接続して、MIDS、HFQでイコライジングできます。
WIDTHのつまみを調整することで、音の広がりをコントロールできます。
まずは、1)WIDTHを絞った状態で、そして2)WIDTHを4時ぐらいにした場合を比較。
1) の状態では、フロントから音が出てこれは通常のアンプに繋いだような音感。
2) の状態になると、びっくりします。リバーブ成分がサイドに広がり、包み込むような音に。
また、3)では、アルペジエイターの音にAUTO PANを使用してみました。
PANを強くかけていくと、音が飛び出したように聞こえ、面白い効果が狙えます。
4)では歪ませた音にAUTO PANやPHASERを使うを実験をしてみました。
もう少し揺れを強くするともっと強い効果が狙えると思いますが、1 台のスピーカーから出てるとは思えないです。
狙った音空間が作りやすくなると思います。
実際の演奏現場にも使ってみました。
モニターとしてボーカル、キーボード、ドラムの3人で使用しましたが、1台で問題なく使用できました。

1台でこれだけの音空間が作り出せるので、重宝すると思います。
小さめの空間でアコースティックな編成でもバッチリ使えますし、アンビエントやエレクトロ寄りの方にもこれはすごくいいんじゃないかと思います。
試したい音が増えて、またエフェクターの数が増えてしまうかもしれません!
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