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寝ることの大切さを夢見る!睡眠の質をあげるために自分にできること。。

2023-05-08

テーマ:サウンドハウス創業者のコラム「Rickの本寝言」

Rickの本寝言 サウンドハウス創業者が本音をついつい寝言でつぶやく!

ここ最近、大谷フィーバーがすごいことになっている。連日のように大谷選手の活躍はテレビで放映され、大勢のファンを虜にしている。つい2日前も、WBCでの相棒、ヌートバー選手のインタビューが映し出され、大谷選手について聞かれたヌートバー選手は「夜、飯に誘ったんだけども、寝るから、と言って断られた!」と、苦笑いしていました。大谷選手は自らの趣味を「寝ること」と明言しており、それが彼の力の秘訣のようだ。

人間の本能の中核を成す最も大事な欲望は、食べることと寝ることだ。そのいずれを取り去っても、人は生きていくことができない。おなかがめちゃすいている時に、食事にかぶりつく快感はたまらない。だれもが経験していることだ。それにも増して、長時間起きていた後、無性に眠たくなった時に「やっと寝られる!」とベッドに飛び込んでぐっすりと寝る幸せは、食事を味わう快感とは一味違う。つまり、ぐっすりとよく寝ることは、人生を幸福にする決め手と言える。さすが大谷翔平だ。

とすると、今の自分は一体何なのだろうと、ふと、考え込んでしまう。昨日も床屋に行って髪を切ってきた。しかし、一度座ったあと、ほぼ何も記憶がない。髪を切り、頭を洗ってもらい、顔も剃り、頭皮マッサージもしてもらったはず。。。それらの記憶が全く、ふと気が付くと終わっていた。40分の心地よい睡眠であり、自分にとっては日頃不足している睡眠時間をキャッチアップする数少ないチャンスだ。。平均睡眠時間が4時間少々ということで、仕方のないことかもしれない。

そもそも毎晩、仕事や書き物が夜半過ぎまで続く。そして夜1時過ぎに寝ても不思議と5時過ぎには起きてしまうのだ。英語で言う「ライトスリーパー」なのだろうか。よって、ここ最近は目覚まし時計を使うこともほとんどなくなった。もしかして寝過ごし、6時間寝られたらラッキーだと思っている。しかしそんな夢は、ことごとく破られてしまう。つまり、眠りが浅く、睡眠の質が良くないことに違いはない。1日7時間しっかり寝ることなど、1年のうち数日あるかないかだ。それでも、慣れ切ってしまっているせいか、苦には思わない。

しかしながらいかんせん、睡眠時間が足りないのが気になる。疲れはとれないし、目はしょぼしょぼするし、気持ちもいらだつし、何一つ良いことはない。おまけに寝不足が度を過ぎてくると、髪の毛がぬけて、頭がどんどん薄くなっていく。昔の人はよくぞ言ったものだ。医者は頭が禿げると。確かにそのとおりだろう。寝る時間も惜しんで勉強する訳だから、当然の報いとして、頭も薄くなってくる。でも、それだけは勘弁してほしいと自分は思う。禿げになるくらいだったら、寝ます!と言い切りたい。でも、それも夢言葉に過ぎない。

そもそも、これだけ睡眠が大切なことがわかっているにも関わらず、自分も含め、昨今の特に若者らは、睡眠に対してあまりにも無頓着ではないか。結果、平気で夜更かしをする。当たり前のように、夜2時、3時まで起きていて、いつも何か気にかけてやっている。そんなことで健康体を維持できるわけがない。睡眠の質を高め、自然な眠りを誘うメラトニンというホルモンは、およそ夜10時から2時くらいの間に分泌される。よってその時間を超えてまで起きている、ということは、睡眠の質がめちゃくちゃ落ちることになり、その結果、寝つきも悪くなる。だから疲れもとれないし、翌日がぼろぼろになるのは当たり前なのだ。

とにかく夜更かしにはさまざまな悪が伴う。睡眠の質が落ちて、体の休息が十分とれないだけでなく、夜中に分泌される成長ホルモン(hGH)のレベルも激減してしまうのだ。成長ホルモンこそ、若さを保つ秘訣であり、骨や筋肉を丈夫にするだけでなく、新陳代謝を活発化させて、とにかく元気の源になるのだ。よって夜更かしをすることは単に体が疲れるだけでなく、成長ホルモンの分泌が止まることから、体の老化が激しくなる。誰もが経験しているのではないか。徹夜した後の体がぼろぼろになり、肌が荒れ、顔も一気に浦島太郎になってしまうことを。

さらに夜更かしは、うつ病の原因となることがわかってきた。何しろ人間の体が必要とする自然体のリズムが崩され、昼仕事して夜寝る、というオーソドックスなライフスタイルが否定されるのだから、無理もないだろう。メラトニンの分泌も無視され、成長ホルモンもストップするような夜更かしにより、睡眠の質が極限まで悪化し、睡眠中に修復できるはずの体の細胞が回復せず、逆にストレスがかかって体が狂い始めるのだ。その結果、自律神経失調症、パニック症候群、うつ病、不安神経症など、さまざまな疾患を発症することになる。夜更かしは一過性の楽しみだけで、その他、何ら良いことがない。

それでも今の若者は言うことを聞かないだろう。家に帰ってスマホを見て、ネットにいったんはまってしまえば、見たいもの、知りたいことが山ほどあり、周りもネットでつながっているだけでなく、今やグローバルにリンクしていることから、24時間体制で世界中の友達とネットにはまることもできる。特にミュージシャンはネット社会の毒を飲まされることになる。何故ならネットは音楽の宝庫であり、大切な情報が山積みになっているからだ。そして自ら作詞作曲でもしようものなら、SNSを通じてネット社会の奥深くまではまることになり、いくら時間があっても足りなくなる。そしてふと、気が付くと朝になっている、なんてことを経験する音楽制作者は少なくないのだ。これが体を壊す原因となる。

話の原点に戻ろう。やはりこれからは、大谷スタイルが一番いいのだ。世界一になる秘訣、それは、人一倍寝ること!そうすれば、病気も激減し、気分がよくなり、幸せになるのは請け合いだ。よってアメリカのペンシルベニア州アーミッシュ地区のように、電気を使わない社会もありなのかもしれない。例えば夜10時で一般家庭の電気はすべて切られ、闇の世界になるので、寝るしかない、という昔のライフスタイルに戻ったとしよう。そうすれば、うつ病もなくなる。確かに昭和の時代では夜更かしもなく、うつ病という言葉さえ聞いたことがなかった。

いつかぐっすり寝られるだろうという思いは、はかない夢になるかもしれない。そんな夢、実現するわけがないと思いつつ、この原稿も書いている。しかしそれではいけない。まずはよく寝て、食べることを楽しむ。そして元気いっぱい、やるべき仕事をこなしていく。そんな前向きな考え方が重要だ。夢は実現しないのではない。現実に埋もれている人たちだけが、夢を見失っていく。まずは寝ることの大切さを夢見てみたい。

Rick - 中島尚彦 -

1957年東京生まれ。10代で米国にテニス留学。南カリフォルニア大学、ウォートン・ビジネススクールを経て、フラー神学大学院卒。GIT(Guitar Institute of Technology)第2期生のギタリスト。80年代にキリスト教会の牧師を務め、音楽ミニストリーに従事しながら、アメリカで不動産会社を起業。1989年、早稲田でライブハウス「ペトラクラブ」をオープン。1993年千葉県成田市でサウンドハウスを創業。2001年、月間地域新聞日本シティージャーナルを発刊。主幹ライターして「日本とユダヤのハーモニー」の連載をスタートし、2010年よりwww.historyjp.com を通じて新しい切り口から古代史の流れをわかりやすく解説。2023年、一般財団法人サウンドハウスこどものみらい財団を創設し、こどもたちの支援にも従事。趣味はアイスホッケー、ピアノ演奏、トレイルラン、登山など。四国八十八ヶ所遍路を22日で巡る。グループ企業の経営指導に携わるかたわら、古代史の研究に取り組み、日本のルーツ解明と精神的復興をライフワークとする。

 
 
 
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