こんにちはコンセルバリオです。
最初はどんな曲を練習したらいいですか?という質問をよくされます。
その質問には誰もが知っていてコードが簡単な曲をオススメする事が多いです。
好きな曲から始めるのもありですが、難しすぎて挫折してしまったら勿体ないです。
簡単で弾きやすいオススメの3曲を紹介します。
■ スタンドバイミー
作曲はベン・E・キング。
世代や国を超えて愛される有名な曲です。
タイトルを聞いてピンとこなくても聞いたら一発で分かります。
素晴らしい曲ですがコードはとてもシンプルなので最初の1曲にオススメです。
コード進行はこのようになっています。
(C→C→Am→Am→F→G7→C→C)
このコード進行を繰り返します。
最初から最後までこのコード進行です。
最近の凝ったJ-POPを聞き慣れているとかなりシンプルに感じますが、この時代ではこのような曲が沢山ありました。
シンプルが故に気をつけないといけない事もあります。
シンプルなコード進行は今どこを弾いているか見失いやすいです。
この曲の場合Cが2回続く所をなんとなく弾いていると、早く次のコードに行ってしまったりCが長くなったりしがちです。
きちんと弾く回数や長さを意識しながら弾きましょう。
ストロークは実際の音源(音源はギターとベース)を聴きながら練習するのがオススメです。
■ カントリーロード
作曲はジョン・デンバー。
先程のスタンド・バイ・ミーと同じくらい有名な曲です。
日本ではジブリ作品の”耳をすませば”で使われているので聴いた事がある人も多いはずです。
コードは4つしか使いません。
コード進行はこのようになっています。
(C→G7→Am→F→C→G7→F→C)
こちらはサビのコード進行です。
AメロやBメロもありますが出てくるコードは最後まで4つだけで順番が違うだけです。
なのでサビがしっかり弾けるようになれば他のAメロやBメロも簡単に弾けます。
この曲に出てくる4つのコードは代表的なものばかりです。
丸暗記しておくと今後必ず役に立ちます。
注意点はコードチェンジを素早くするという事です。
この曲に限らずですが皆が知っている有名な曲はコードが違ったり遅れたりするとすぐ分かります。
一瞬で、次のコードにいけるように常に先のコードを意識しながら弾いて下さい。

■ Let It Be
作曲はポール・マッカートニー。
音楽の神様ビートルズの曲の中でもかなり有名な1曲です。
実はHey JudeとLet It Beのどちらを紹介しようか迷ったのですが、Let It Beの方が弾きやすいのでこちらにしました。
コード進行はこのようになっています。
(C→G7→Am→F→C→G7→F→C)
曲の途中で多少違うコード進行が出てきますが、メインのコード進行はこれです。
ところで、このコード進行どこかで見覚えはありませんか?
…実はカントリーロードと全く一緒なんです。
キーは違いますがコードは同じです。
やはり名曲や皆がいいと思うコード進行には共通点があります。
コードは同じでも歌メロやアレンジが違うと全然違う曲になるのが音楽の面白い所です。
2曲の違いを感じながら練習して下さい。
実際の音源はピアノですがウクレレでも同じようなストロークで弾くと雰囲気が出ます。
■ まとめ
簡単で弾きやすいオススメの3曲を紹介しました。
この3曲に何度も出てきたC、G7、Am、Fの4つのコードは必ず最初に覚えて下さい。
この4つだけで今回紹介した3曲だけでなく他にも多くの曲を弾く事が出来ます。
コードやコード進行というのはそれ単体で覚えるよりも曲と一緒に覚えて下さい。
なぜなら曲を弾くためにコードは存在するからです。
逆の事をやる人がたまにいます。
コードブックやコードがずらりと並んだ画像などを見て丸暗記しようとする人です。
このやり方は無駄にはなりませんが、遠回りになる可能性が高いです。
なぜならよく使われるコードとほとんど使う事がないコードが同じように扱われているからです。
曲と一緒にコードを覚えると曲も弾けてよく出てくるコードが何か分かります。
ぜひ色々な曲を練習してコードも同時に覚えていって下さい。
コードを覚えるコツはコードの共通点を見つける事です。
例えばFを押さえて人差し指を離し中指だけ残すとAmになります。
これは一例ですが指を足す、指を減らすだけで全然違うコードになるのがウクレレの面白い所です。
このコードとこのコードはここが共通だから指をこうすれば…このように考えるのが癖になると一気に色々なコードを覚えられます。
ぜひ参考にして下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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