こんにちはConservario(コンセルバリオ)です。
ウクレレは買った、教則本も買った、だけど忙しくて練習する時間がない…
時間はお金で買えないので難しい問題です。
しかし買えなくても「時間を作る」事は誰でも出来ます。
練習時間の作り方と短い時間でも出来る練習を紹介します。
■ 練習時間がない!という方へ
一番大事な事を先にお伝えします。
"1分しか時間がなくても、ウクレレが手元になくても、練習は出来ます"
練習に対する意識、考え方を変えて下さい。
楽器の練習というとステップが沢山あるように考えてしまいがちです。
普段から爪の手入れをしておいて、ウクレレをケースから出して、ストラップを付けて、チューニングをして、楽譜を開いて、Youtubeのレッスン動画を用意して…
これらのステップを全て完璧に踏まないとウクレレの練習は出来ないと考えている方が非常に多いです。
もちろん全て大事な事ですが面倒な事は飛ばしてかまいません。
「そんな事していいの!?」「上手くなれないんじゃないの!?」という声が聞こえてきそうですが大丈夫です。
面倒くさがって弾かない日が多くなるより、多少チューニングやフォームが完璧でなくても毎日弾く方が確実に上手くなります。
コードを押さえてシャン、と1回弾くだけでもOK。
とにかく毎日少しずつ触るのを習慣にして下さい。
歯磨きのように毎日の習慣に出来たら上手くなるのは一瞬です。
そうはいっても時間がない…という方。
本当に1秒も自由に使える時間がないんですか?
「それなら今すぐこのコラムを読むのをやめて練習を始めて下さい!」
はい、この言葉を守って練習を始めた方は練習時間が作れたはずです。
もちろん最後まで読んでいただきたい気持ちはありますが読者の方が上手くなる事の方が大事です。
まだ読んでいる方…本当にありがとうございます。
まだコラム全体の半分程なので最後までお付き合い下さいませ(笑)

ではここで一旦逆の考え方をしてみましょう。
"練習時間が沢山あれば誰でも上手くなれるのか?"という事についてです。
私の答えはNoです。
意味のない練習を何時間かけてやっても効果はほんの少しです。
全く無駄にはなりませんが遠回りだったり逆に下手になったりします。
具体的には簡単すぎるもの、難しすぎるものはよくありません。
初心者がテンション・コードだらけで指板を駆け回るジャカソロをやるのはオススメしません。
出てくる音もフォームもグチャグチャの適当な演奏をする人になります。
上級者が簡単な曲やコードを8時間も練習するのもおかしい話です。
もちろん基礎の見直しは超上級者にとっても大事な事なので、1年に1回や数ヶ月に1回はやるべきですがそれをメインの練習にするのは良くありません。
ある程度の時間があり、その人のレベルや好みにあった練習をやるのがベストです。
弾き語りとソロ・ウクレレをどちらも少しずつやるのが一番無難だと思います。
もちろん片方だけをやり続けるのもアリですが、この2つは全くの別物という訳ではありません。
弾き語りで覚えたコードの押さえ方はソロ・ウクレレにそのまま使えます。
ソロ・ウクレレで覚えたアルペジオは弾き語りにそのまま使えます。
どちらか一方しか最近やってない…という方は普段の練習に少しだけでもいいので取り入れて下さい。
読者の方が尊敬するプレイヤーが誰なのかは分かりませんが、その尊敬する方はおそらくどちらも出来ます。
最後に1分で出来る練習を網羅します。
- 新しいコードを押さえてみる(ウクレレが手元になくても空中で形を作るだけでOK)
- 新しいストロークを練習する(ウクレレが手元になくても体の前でやるだけでOK)
- メジャー・スケールを調べてみる(本でもネットでも)
- コードの作り方を調べてみる(本でもネットでも)
- プロの演奏を聴く(Youtubeでも生でも)
- プロの演奏を見る(Youtubeでも生でも)
- 新しいテクニックを調べる(ハンマリング、プリング、スライドなど)
- 自分が好きな曲を聴く(ウクレレと全く関係ないものでOK)
- 教則本を1P読む(楽譜が書いてあっても弾きたくないものは飛ばして)
- 自分がどんな演奏をしたいのかイメージする(イメトレってやつです)
10個オススメを書きました。
まだまだいくらでも考えられると思います。
この中の1つを毎日やるだけでも数ヶ月後や1年後には相当上手くなっているはずです。
■ まとめ
色々な考え方や練習方法を紹介しましたが、自分に合ったものは見つかりましたか?
やる気と工夫しだいで練習時間は作れるし上手くなれます。
時間の長さよりも密度の方が大事です。 無駄にダラダラやる方が時間がないより危険です。
「毎日こんなに弾いてるなら上手くなるでしょ?」という考え方になりやすいからです。
ぜひ意味のある練習を少しずつ毎日やって下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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