こんにちはConservario(コンセルバリオ)です。 突然ですが速弾きに興味はありますか??
このコラムをクリックして読んでいるという事は、あなたは速弾きに興味がある方だと思います。
速弾きとは超シンプルに答えると"速く弾く事"です。 速く弾ければどんなものでも速弾きです。
オススメの練習フレーズをご紹介します。
ウクレレの速弾き
ウクレレの速弾きは大きく2つに分けられます。
ストローク系か単音系かです。
このコラムでは単音系の速弾きをご紹介します。
まずは右手の弾き方を考えます。
代表的な2つの弾き方がありますのでどちらも出来るようにして下さい。
① 親指と人差し指で弾く、②ピックを使って弾く、この2つです。
① 親指と人差し指で弾く弾き方を説明します。

使う弦は4弦だけで、他の弦は弾きません。 親指ダウン、人差し指アップ、親指ダウン、人差し指アップ…これを繰り返します。
親指と人差し指どちらも深く弦に当てていると速く弾けません。
浅く弾くようにします。
しかし、浅くし過ぎると音が弱々しくなってしまいます。
音量と弾き心地、どちらのバランスもいい所を見つけて下さい。
親指と人差し指の音色の差がありすぎると不自然に聞こえるので注意して下さい。

②ピックを使って弾く弾き方を説明します。
ピックを使って弾く事をピッキングと言います。
ダウンで弾くとダウン・ピッキング、アップで弾くとアップ・ピッキングと言います。
そしてダウンとアップを繰り返して弾く事をオルタネイト・ピッキングと言います。
オルタネイトで4弦だけを弾きます。
指で弾く時と同じでピックを弦に深く当てていると速く弾けません。
ピックの先でサラサラっと弾くようにして下さい。
コツは手首を使って弾く事です。
手首を固定して肘を動かして弾く人もいますが、この弾き方は細かいコントロールが効かないのでオススメしません。
①、②、どちらの弾き方にも慣れてきたら次は左手も使って練習します。

先程と同じく4弦だけを使ったフレーズです。
某猫ロボットアニメの昔のOPにこのようなフレーズがありましたね(懐かしい!)
左手は人差し指、薬指、小指を使います。
人差し指で2フレット、薬指で4フレット、小指で5フレットを押さえます。
最初はとにかくゆっくり丁寧に弾く事を意識して下さい。
いきなり速く弾きたくなる気持ちは分かります。
しかし、無理に速く弾いても右手も左手も音もグチャグチャになります。
グチャグチャの速弾きを続けてもグチャグチャなままです。
ある日急に綺麗で完璧な演奏になる日は来ません。
「このグチャグチャで荒々しい演奏が俺の個性なんだ!」
そう言われてしまえばこちらからは何も言えませんが…
今後のウクレレ人生において損する可能性が高いので個人的にオススメしません。
ゆっくり弾いて慣れてきたらテンポを少しずつ上げていきます。
そして左手の動きで大事な事があります。
それは左手が必要以上に大きく動かないようにする事です。
例を出すと小指で弾いている時に他の指はフレットを押さえた状態にして下さい。

試してみると分かるのですが小指で5フレットを押さえている時、人差し指や薬指がフレットを押さえても離しても音は全く変わりません。
じゃあ離れててもいいんじゃない?と思うかもしれませんが、押さえたままにしてして下さい。
そうすると小指、薬指、人差し指を順番に離していくだけで最初の部分は弾けます。
この時指が離れていたら、押さえる作業を毎回する必要があるので速く弾けません。
速弾きの練習は速弾きする時だけでなく、普段の指使いを考え直す機会にもなるので是非普段の練習にも取り入れて下さい。
4弦で人差し指、薬指、小指を使うフレーズに慣れたら次のフレーズに行きます。

今度は1弦で人差し指、中指、小指を使うフレーズです。
人差し指で2フレット、中指で3フレット、小指で5フレットを押さえます。
先程の注意点と同様、左手は最小限の動きでゆっくり丁寧に弾きます。
左手の事ばかり書いてきましたが、右手も左手と同じかそれ以上に大事です。
親指と人差し指で弾いている方
きちんと交互に弾けていますか?親指が2回連続で当たったりしないように注意して下さい。
ピックを使って弾いている方
ダウンだけ、アップだけ、オルタネイトで練習して下さい。 深く当たり過ぎないようにピックの先だけで弾いて下さい。
まとめ
速弾きのオススメの練習フレーズをご紹介しました。
はっきり言ってしまうと、このコラムを読んでちょっと弾いたぐらいで速弾きが出来るなら誰も苦労しません。 ウクレレではそこまで見かけませんが、ギターでは速弾きに特化した教則本やYoutubeの動画が星の数程あります。
ギターではそれだけ需要があるのかもしれませんが、ウクレレとギターは違います。 なのでこれから速弾きを練習する方に大事なお話をします。
速弾きはテクニックの一つでしかありません。
絶対に出来ないといけないものでも、曲に必ず入れないといけないものでもありません。
もし今練習している曲に速い箇所があって、どうしても弾けない時にこのコラムのような速弾きの練習フレーズを練習してみて下さい。 参考になりましたら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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