
こんにちは! 作曲家のKaoruです!
今回は、縁の下の力持ちとして楽曲を支えている「ベース」についての歴史などをお話していきたいと思います。
ベースは、音楽の中で主に低音部を担当している非常に重要な楽器で、コード進行はもちろんリズムを保つという大切な役割があります。
現在の音楽シーンは、多様化していくばかりで、ギターやピアノが無くても成立する音楽はたくさんありますが、ベースが存在しない音楽は多くはありません。
そのくらい重要な楽器だということが分かりますね。
■ ベースの歴史
ベースの始まりと考えられているものは、「ヴィオローネ」という楽器。
コントラバスの先祖に当たり、弦は6本ないし5本、4本、さらにはたった3本の弦のみの場合もありました。 16~18世紀頃にヨーロッパで用いられたといわれています。 見た目やサイズ感も「チェロ」に似たような仕様になっています。
19世紀に入ったころには、ヴィオローネが進化したような形で、現代の「コントラバス」にかなり近い楽器が誕生しています。
フレットレスな弦楽器で、馬の尻尾を使った弓を弦に擦ることで音を発生させます。
みなさんもジャズやオーケストラなどで目にする機会が多いのでイメージしやすいですよね!
誕生当時は、弦の数が3本から6本までと一定ではなく、職人によってさまざまな仕様が採用されていました。
しかし、試行錯誤を繰り返していくうちに少しずつ洗練されていき、現在の4本弦から成るものが主流となりました。
19世紀末には、ジャズやブルースなどのポピュラー音楽を演奏する人々を中心にコントラバスを使い始める方が増えていきました。
そのころには、弓で演奏するスタイルから指弾きスタイルに変わっていきました。
1951年には、やっと世界初となるエレキベースが誕生しました。
エレキベースの元祖となったのは、「プレシジョンベース」で、製作したのはあの「レオ・フェンダー」。
そうです!
あのギター・ベースのトップメーカーである「FENDER」の創設者が作ったのです!
この時期は丁度ロックンロールの黎明期で、コントラバス以上の音量を出せる楽器が求められていました。
そこで、このエレキベースが注目を浴び、使用する方が増えていったそうです。
実際に、1950年ごろの音源はコントラバスが使用されている場合が多いのですが、次第にエレキベースのサウンドで収録されている音源が増えていることが分かります。
このエレキベースの普及は急速に進んでいき、60年代にはほとんどの方がエレキベースを使うようになっていました。
この頃から、ビートルズ、ローリングストーンズなどの伝説的なバンドが誕生。
それに従い、世界的にもエレキベースが知られるようになりました。
1970年代には、ベースが主役になる楽曲が増えたり、チョッパー奏法などが広がっていきました。
そしてこの頃から、ポップスにおいてベースがメロディックなラインを弾くことがスタンダードになっていきます。
また、5弦ベースやチャップマンスティックもこのころに普及し始めます。
最初に作られたのは「Fender Bass V」がはじまりだそうです。
1980年代中頃には、シンセベースが使われるようになります。
キーボードでベースラインを弾く音楽がたくさん誕生しました。
1990年代になると、多くのジャンルにおいて大きな変化が訪れます。
エレキベースでは、エフェクターなどを使用する方が増えていったりとこれまでの常識を覆すようなサウンドが誕生していきました。
このように、ベースは500年以上を経て今の形になったんですね!
それではサウンドハウスで取り扱っているオススメの製品をピックアップしていきましょう!
PLAYTECH ( プレイテック ) / JB480 Purple 【カーボナイズド・メイプルネック】
サウンドハウスが誇る高品質・高コスパを実現したエントリーモデルのジャズベース。
エントリーモデルといえど、最近のプレイテックはかなり丁寧に作られています!
サウンドはしっかりと芯がある重低音。
手元のコントロールも効きが良いので、多彩なサウンドメイクができます。
初心者の初めての一本や上級者のサブベースに最適!
また、他のメーカーではなかなか無いカラーも魅力的です!
個性を出したい方はパーツを交換して個性を出すのも良し!
PLAYTECH ( プレイテック ) / Wood Knob Inch/Glow Red (1)
特にコチラがオススメ!
木目ならではの温かみを感じれるコントロールノブ。 しっかりと表面処理がされているので、手触りもサラサラでした!
また、コントロールノブは専門的な知識や機材が無くても簡単に交換できるので安心!
全カラー インチ/ミリ両規格のラインナップとなっていますので、購入の際はしっかりと確認してくださいね!
木材ならではの個体差を楽しめるのも魅力!
ALLPARTS ( オールパーツ ) / PG-0755-052 Dark Black Pearloid Pickguard for Jazz Bass
ピックガードを交換するのもあり!
コチラも半田付けなどは不要なので簡単に交換できると思います。
ブラックパールやホワイトパールは、どんなカラーの楽器とも相性が良いので気分転換にもなりますよ!
※個体差により、ネジ穴を加工しないといけない場合が発生することがありますのでご了承下さい!
以上、「ベース」の歴史を掘り下げてみました。
とても感慨深い内容だったと思います。 楽しいベースライフを過ごしましょう!
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