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【ウクレレをもっと楽しむ!】コードを簡単にする方法

2022-01-20

テーマ:音楽ライターのコラム「sound&person」

こんにちはConservario(コンセルバリオ)です! ウクレレのコードがたくさんあるのは知っていると思います。
Maj7とかm7(♭5)とか、9thやsus他にも色々あります。 これらを全部覚えないとウクレレは弾けないのでしょうか?
そんな不安を持っている方は是非お読み下さい。


コードを簡単にする方法

結論から言います。
"全部を覚える必要はありません。まずは弾きたい曲のコードが弾ければOK"
サイト名を出すのは控えますが、曲名を入れたらコードやダイアグラムや歌詞が見られるサイトがあります。
そういったサイトを見ながら練習している方も多いと思います。 初心者でもコードが簡単な曲は弾ける場合も多いと思いますが、問題なのはコードがやたらと複雑に書かれている場合です。

このようなコード進行を見て「あ、無理だ」と感じる初心者の方は多いはずです。
弾きたい曲がこのようなコード進行の場合、初心者は諦めて他の曲にいくしかないのでしょうか?
ご安心下さい、コードを簡単にする方法があるのでいくつかご紹介します。

① 7th(セヴンス)、テンション・コードを全てトライアドに変える

7thとかテンション・コードって何?トライアド?
聞き覚えのない言葉を出して申し訳ございません。
まずトライアドとは何かを解説します。
CやGはトライアドです。
コードの横にMaj7とか7とか付かないものがトライアドです。
DもEもAもみんなトライアドです。
ここまでは大丈夫ですか?
そしてm(マイナー)がコードの横に付いているものもトライアドなんです。
Am、Dm、Emはトライアドです。
m7とかMaj7など数字が書かれたものはトライアドではありません。
ここまでは暗記して下さい。
C、Cm、D、Dm、E、Em………全部トライアドです。
ではこのトライアドをどう使うかを説明します。
先程のコードはこのように変更可能です。

7thコードを全てトライアドに変更しました。 見覚えのあるコードばかりですね。
こんなに変えちゃって大丈夫なの?と思うかもしれません。 大丈夫です、聞いた感じはほとんど変わりません。
もちろん全く同じ響きではありませんし、曲によっては不自然に聞こえる場合もあります。
ですが7thコードが多い曲は諦める、よりトライアドに変更して弾けるようになる方が絶対オススメです。
なぜなら7thコードとはトライアドに音を一個足しただけのコードだからです。
理論的な説明は今回しませんが、CとCMaj7はすごく近いコードと考えてもらって大丈夫です。
難しい数学を勉強するなら、まずは算数の足し算引き算が出来ないといけません。
その足し算引き算に当たるのがトライアドです。
7thやテンション・コードの前にまずはトライアドとは何かを知って、押さえられるようになっておきましょう。

② カポを使う

カポとはカポタストの事です。 弦を挟んでキーを変える事が出来る道具です。
歌のキーをすぐ変えられるので、シンガーソングライターやギター・ヴォーカルがよく使っています。
このようなコード進行があった時、カポを使うとかなり簡単になります。

もちろんカポを使わなくても弾けるのが一番いいのですが、弾き語りの時は歌が主役です。
ウクレレのコード・チェンジが気になって歌が上手く歌えない、となったら勿体ないです。
しかし、ギターと違いウクレレはカポを使う時に注意点があります。
5フレットくらいまではカポを使ってもなんとか弾けますが、それより高いフレットに使うと弾くのが難しくなります。
やってみると分かりますが、フレットが狭くなりすぎるんです。
私は4フレットまではカポを使いますが、それより高いフレットには使いません。
カポ無しで弾けるようにした方が弾きやすく、ミスなく弾けると分かったからです。
カポありで狭く感じたまま弾くか、カポなしで少し難しいコードを押さえられるようにするか、ご自身のレベルと相談して決めて下さい。


まとめ

コードを簡単にする方法をご紹介しました。 知っておいてほしいのは、コードは難しく考える必要はないという事です。
弾きたい曲のサビの最初の4つをとにかく覚える! このくらいの目標でまずは大丈夫です。
難しく考えようとすると終わりがありません。 例えば、コードそのものを変える方法があります。
トニックやサブドミナントを入れ替える方法です。 トニック?サブドミナント?そんなコードの名前聞いた事ない…となりますよね。
これはコードを分析する時や理論の勉強の時に使う言葉です。 コード・ブックを見ても書いてありません。
理論を知ると便利ですが、楽しく弾けないと少しでも感じたなら無理をする必要はありません。 どうしても知りたい、必要になった、その時初めて勉強すればいいと思います。
コードの奥深さが少しでも伝わったなら幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございました。


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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Conservario(コンセルバリオ)

音楽学校卒業後、多数のプロ・ミュージシャンに師事。数多くのバンドを掛け持ちし、演奏会、ライブ、オーディションで高い評価を得ている。東京藝術大学での聴音実験にギタリストとして参加、自身のソロ・プロジェクト、バンド・マスター、サポート、アドバイザー、ギター講師と多方面で精力的に活動中。
Youtube https://www.youtube.com/channel/UC-kJGlSW2KVYFeisAhvENPQ
Instagram https://www.instagram.com/conservario115/

 
 
 
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