こんにちはConservario(コンセルバリオ)です。 スケールという言葉を聞いたり、本やネットで目にした事はありますか?
聞いた事がないという方。 この記事で優しく丁寧に紹介するので覚えましょう。
聞いた事がある、知っているという方。 スケールとは何か一言で説明出来ますか? 少しでも自信がない方はこの記事で復習しましょう。
"スケールとは、ドレミファソラシの事"
まずはこのように考えて下さい。
複雑に考える必要はありません。
ドレミはイタリア語で、英語ではCDEで…
このような知識はプロや上級者だけが知っておくべき事です。
初心者の方は現時点で覚える必要はありません(知りたい覚えたいという方は本やネットで調べてください)。
スケールがドレミファソラシという事は覚えられましたか?
ではその知識がウクレレにどう役立つのか。 画像を見て下さい。

ここからの解説を読む前に一回弾いてみましょう。
ドレミファソラシド ドシラソファミレド
弾くとこのような音の並びになっていると思います。
数字の右横に人、中、薬と書いてあります。
左手の人差し指、中指、薬指の事です。
0には指が書いていませんが0は何も押さえない開放弦だからです。 そして、この練習の時には左手の指使いを必ず守って下さい。
人差し指が2フレットを押さえたり、中指が3フレットを押さえる事はありません。
"人差し指は1フレット、中指は2フレット、薬指は3フレット" 弦が変わってもこの指使いは変わりません。
このフレットが出てきたらこの指を使う、これをポジションといいます。
慣れると左手を見なくても弾けるようになるので、何度も弾いて感覚を掴んで下さい。
実践編
最初に、かえるのがっしょうを弾いてみましょう。
ドレミファミレド ミファソラソファミ ドドドド ドドレレミミファファミレド
ドレミで書くとこのようになります。 細かいリズムは省略していますが、この曲を知っている方なら問題なく弾けると思います。
最初は左手を見ながら弾いて下さい。 指使いを守るのは当然ですが、無駄な動きをしていないかも確認して下さい。
使う指は押さえるフレットのすぐ近くで待機していて、その他の使わない指も指板から離れ過ぎないようにして下さい。 慣れたら左手を見ないで弾いて下さい。 次に、きらきら星を弾いてみましょう。
ドドソソララソ ファファミミレレド ソソファファミミレ ソソファファミミレ
ドドソソララソ ファファミミレレド
先程のかえるのがっしょうより長くて複雑に感じますが、覚えるコツがあります。
前編、中編、後編に分けます。
前編と後編はメロディーは全く同じです。
なので前編と中編を覚えられたら一曲通して弾けます。
右手が二回弾く所が多いので、音量に差が出ないように弾くのがコツです。
最後に、もろびとこぞりての最初の一部分だけを弾いてみましょう。 どんな曲だっけ?という方は伸ばす部分を下の通りに弾いてみると分かると思います。
ドーシーラソー ファミーレードー
あぁこの曲か!と分かったはずです。
さて、ここまで三曲のメロディーを紹介しました。
最後のもろびとこぞりて(Joy to the World)なんてただのドシラソファミレドにリズムを付けただけです。
ですが世界中の人が知っている名曲になるんです。
スケール練習の大切さが少しでも伝わったでしょうか?
簡単な童謡、知っている曲のメロディーをドレミを考えながら弾くのがいいと思います。
まとめ
開放弦を交えたドレミファソラシドを弾けると、このように有名な曲のメロディーをすぐ弾けるようになります。
他にも色々メリットがありますが一番大きなメリットは、 ”自分が今何の音を弾いているか理解しながら弾ける”、というものです。
タブ譜を見ながら弾くのは何も悪い事ではありません。
しかし、フレットとタブ譜の数字を合わせて弾くだけだと色々応用が効きません。
例えば今後キーがDのスケールを覚えたとします。 そのスケールを使ってドレミファミレドと弾けばかえるのがっしょうになります。
ドドソソララソと弾けばきらきら星になります。 色々なキーでスケールを練習しておくと、今後新たな曲に挑戦する時弾けるのがかなり早くなります。
メロディーもコードもスケールが元になっている場合がほとんどだからです。 日本語の文章を書きたいなら、あ行か行さ行…ひらがなをまず覚えていないと書けません。
カタカナや漢字や単語を覚えるのはその後です。 日本語のひらがなに当たるのが、音楽のスケールです。
ぜひ色々なポジションで、ドレミファソラシドを弾けるようになりましょう。
コードを理解するのもかなり早くなります。
次回は、"そもそもコードとは?"という記事を掲載予定ですご期待下さい。 最後までお読みいただきありがとうございました。
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