

試奏する際のマナーは前回やりましたので…今回は自分が試奏する際のやり方というか、チェックすることを挙げていきますね。あくまでも自分のやり方ですけど。
うん!
まずは…なんだろな?ライブハウスでのリハ時にも弾く定番フレーズがあるんですけど、それかな?2弦~4弦で構成されてるフレーズなんですけど。
まぁ定番のフレーズで音の特徴を掴む、という感じかな。
そうですね。それから、そのベースを使うであろうバンドの曲…例えばナショヲナル(http://nacional.jp/)だったら「SWIM」という曲があるのですが、そのフレーズを弾きます。もうずっとレパートリーにしてる曲。前回の傷彦さんが「夕焼けサンドビーチ」を挙げてるのと同じ、かな。
そういうことだね、弾き慣れてる、聴き慣れてる曲。
後は、全体のバランスを見る為にオクターブフレーズを弾いたりしますね。ドンペンドンペン、てヤツ。2弦4弦と1弦3弦で。各弦が均一に鳴ってるか?をチェックします。
なるほどー。ギターだと六弦全部使う和音でチェックするけど。
あぁ、それに近いかも知れませんね。全体がバランスよく綺麗に出てるかどうか?ですよね。それから…ピックと指で弾き比べたりはします。
それもギター試奏だとあまりやらない。あ、スラップは…?
しないです。というか、出来ない…知ってるでしょ(笑)ピックと指で同じフレーズ弾いたりするくらいかな。
うん、僕はアコギだったら指弾きも試すかなぁ。
それくらいかな?後は気分次第で。その時ハマってるフレーズだったり練習してるフレーズだったり。
スラップ以外を。
もうええねん、その話は(苦笑)
それから?
ツマミ類もチェックしますね。どういう構成になっているか、とか。
アテ、ね。
そうそうそう、大将!今日のオススメ何?日本酒に合うやつで!
あいよ!今日はジャズベの良いのが入ってますよ!
っておい!
怒られた!
ジャズベの良いのは欲しいけども(笑)個人的にはツーボリュームよりワンボリュームのほうが好みだったりするので。それで購入するかどうか変わってくる場合もあるので、ね。
ツマミ大事!
更になんですけど…結構変形モデル?を好む性質じゃないですか?我々は。
わ、れ、わ、れ、は?
違います?(笑)
違わないです(笑)
なので、場合によっては、店員さんにお願いしてストラップをお借りして立って弾いたりすることもありますね。ボディバランスを見るために。お店によっては試奏用のストラップが無い場合もありますけどね。
ふむふむ。ストラップを借りられたところで、いよいよスラップを…?
コラーッ!韻を踏んでもダメー!
また怒られた!
変形モデルってヘッド落ちしたりして、立つと弾きにくくなる場合もあるじゃないですか?なので、一応、チェックはしますね。
なるほど。ライブでは立って弾くことの方が多いもんね。
ヘッド落ちするからといって購入を諦めるかといえばまた別なんですけどね。一応、ね(笑)
複雑な乙女心ねー
うふふ、って誰が乙女や?
さて、あとは?
以上かなぁ。
でもやっぱりギターの試奏とはひと味違うねー。
少しチェックポイントが変わりますかね、人によって色々とあるでしょうけど…自分はこんな感じですね。
これはサウンドハウスのショウルームにお邪魔した時の写真ですね。ダウン着てる…この日は雪降ってましたね。わざわざそんな時に行かなくても(笑)
懐かしいね。好きなだけ試奏出来る空間…まさに試奏天国(笑)こんな場所に来たらどんな人でも試奏しそう!
「試奏しそう」…あんまりうまくないですし、そもそもそういう場所です(笑)でも、今ショウルームは一時休業されてますね…再開されたらまた行きたいなぁ。
そうだね。他に試奏はいかがですか?
んー…じゃあエフェクターいってみましょうか?
お客さん、お目が高い!今日は良い歪み入ってますよ!
じゃ、ひとつもらおうかな!ってオイ!まずは試奏!
お通し?
し、そ、う!全然かぶってないですやん。
どれにしましょ?
えー…じゃあこの歪みをお試しでお願いします。因みに、傷彦さんはエフェクターの試奏で気を付けていることやチェックするところはありますか?
そうだなあ。まずは、なるべく自分の楽器を持ち込んで試奏させてもらう。
大事ですね!
ただ、常日頃ギターを持ち歩いてるわけでもないので実際にはリハーサルの行き帰りで通りがかった楽器屋さん、になるかな。
自分の楽器を持ってない場合は、出来るだけ近いサオで試奏させてもらいますね。楽器屋に試奏用が複数用意されてる場合ですけどね。
楽器屋さんのスタッフはだいたい「シングルにします?ハム?」って聞いてくれるね。
なるほど。ベースだと「ジャズベにします?プレベ?」くらい?パッシブかアクティブの選択もあるかな。
迷うよね?ハムも良いけどエッグツナもいいしー。結局3種のバラエティサンドかな?
ん?もしかしてサンドウィッチ?
ていうのは冗談で、シングルピックアップのギター(ストラトなど)か、ハムバッキングピックアップのギター(レスポールなど)を選ばせてくれる、ってこと。
それでエフェクト乗りも結構変わるでしょうからね…
ね。自分の使ってるギターがどちらなのか知っておくべき!
ですね。それから、場合によっては試奏用ではなく、その楽器屋に置いてある楽器で試奏をお願いする場合もあるかな。気になってるベースがあったら、ついでにという意味でも。
そうだよねー。でもよくあるのが、借りた棹が良かったのかエフェクターが良かったのか分からなく…
あるある。エフェクターを試奏してたはずなのに「このベースいいなぁ…」ってなる(笑)それから、気になる機材が複数ある場合…それも同じ種類のヤツ(例えば歪み)がある場合は、出来るだけ一緒に試奏しますね。なので、出来たら、それらが揃ってる楽器屋で試奏します。
下見、大事…。
そうそう。で、もし揃わなければ、自分が既に持ってるヤツと一緒に試奏させてもらったり…そうすれば比較することで、その個体の特徴を掴むことが出来ますもんね。
具体的ー!
楽器屋での試奏って、アンプ等の環境がいつもとは違うので、買ってみると「あれ?印象が違うな…」と思うことがたまにあるのですが、比較しながら試奏することで多少は避けられますよね。
あるある
それくらいかなぁ。後はサオの試奏と一緒で、手癖だったり定番フレーズでチェックするくらい…かな。本当は自分のボードを持ち込んで、そのボードに組み込んで試奏したいところではあるんですけどね。エフェクター同士の組み合わせの善し悪しもあるじゃないですか。お願いすれば出来なくもないとは思いますけど、ね。
注文の多いお客さん!て思われちゃうね…
結局は、場数を踏んで経験値を高めていくしかないんでしょうね。
そうだね。みんなもどんどん試奏して経験値を高めていこう!
そう、すべては?
愛ゆえに!
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