まずは前回のブログを読んでいただけると幸いです。
昨年から考えていた配線システムの変更について、このセットで揃えてみようと考えています。

BDM104LとBDF104LをDRJ110で接続する。これで4ch分のマルチケーブルボックスとなる。
私が使用しているUi16はXLRの入力端子が12個付いているが、まずは1セットのみで試してみることにしました。

マルチケーブルボックスの接続方法ですが、BDM104LとBDF104LのサイドにRJ45規格のコネクタがあります。

そのコネクタにDRJ110を接続。これだけでマルチケーブルボックスの完成です。

BDF104Lにはマイクやラインの入力を行い、BDM104Lからはミキサーへの出力を行います。
マルチケーブルボックスを通した音と、マルチケーブルボックスを通さずにミキサーに直接入力した音を比較しましたが、聴感上では音質の劣化やノイズの増加は感じませんでした。(これは使えると確信…)
ここでのポイントはマルチケーブルボックス間のケーブルはシールド付きの物を使用すること。シールドがなければノイズが増加します。
ちなみに10mのケーブルを選んだ理由は、私のPAする環境ではミキサーからステージ袖まで10mあれば足りるからです。この10mが搬入搬出の作業に影響することでしょう。
1セット試してみて想像以上に使い勝手が良さそうだったので、12ch分の3セット揃えることにしました。いや、モニターへの送りも考えると追加で4ch必要なので合計4セット揃えます。
ここで新たな案が、ミキサー側はラックマウントしておけば準備が楽になるのでは?
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CAX812 4ch(メス)+ 4ch(オス)
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CAX822 4ch(オス)+ 4ch(オス)
CAX812だとラックマウントも可能で、入力用と出力用で4chずつ分かれている。スルー用のRJ45コネクタも付いているので使い方次第ではモニターへの送りの選択肢が増やせる。GND/LIFTのスイッチがあるのも嬉しいポイント。
CAX822とCAX812をラックに入れるか、もう少し考えてみます。次のブログではその結果がわかるはず。
最後にマルチケーブルボックスとミキサーの接続についてですが、パッチケーブルがあれば便利です。

自分で長さを決めたいならば、切り売りのケーブルで自作するのがよいです。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / MIX010 White マイクケーブル 1m XLRキャノン
1mと少し長いですがCLASSIC PROのMIX010シリーズはリーズナブルでケーブルの色が選べるので、マルチケーブルボックスごとに色分けしたりできます。
試行錯誤しながらですが、やっと配線システムが決まりつつあります。
次回は新しいシステムを組んで、実際に現場で使用してみての感想を届けたいと思います。