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【PA初心者必見】ライブに必要なPAシステムを組んでみよう!!ミキサー、パワーアンプ、スピーカーの選び方!

2023-01-31

テーマ:PA, Tips&お役立ち

スピーチ、レッスン、パーティー、DJ、バンドライブなどさまざまな音楽イベントに必要な「PAシステム」。ただ、必要な機器が多く、それぞれ、どのような点に注意して選んでよいかわからないという方は多いのではないでしょうか。ここでは機器ごとに選ぶ際のポイントを紹介していきたいと思います。

PAシステムの基本的な機器構成は下記となります。

「アナログミキサー」:マイクやギター、キーボードなど複数の機器を1つにまとめて出力します。

「パワーアンプ」:スピーカーを鳴らすレベルまで音声信号を増幅します。

「パッシブスピーカー」:パワーアンプで増幅された信号を音に変えて出力します。

ミキサーの選び方

1. マイクを何本使用するか、モノラル出力の機器をいくつ使用するか確認しましょう。

マイクを接続することができる入力端子は、「XLR端子」となります。
ラインレベル(モノラル)で出力される機器を接続する場合は「フォン端子」に接続します。

2. 使用するステレオ機器の数を確認しましょう。

DJミキサー、シンセサイザー、キーボード、CDプレーヤーなど、ステレオ(L/R)出力のある機器は「ステレオ入力チャンネル」に接続します。縦にL、Rとフォン端子が配置されていることが多いです。

3. エフェクターが必要かどうか確認しましょう。

例えばバンドの「ボーカルにリバーブをかけたい」という場合は、エフェクターを搭載しているモデルを選びましょう。

アナログミキサーのページでは、絞り込んで検索する機能がありますのでこちらもご活用ください。

アナログミキサー一覧

⇒ ミキサーの選び方

スピーカーとパワーアンプの選び方

1. 観客人数に合わせたW数の目安を調べましょう

W数の目安は、
スピーチ系のイベントで「観客1人=1W」
ライブなど音圧、音量が必要とされるイベントでは「観客1人=3W」と言われています。

野外のイベントでは、屋内と違い、音が拡散するため、それぞれ2倍程度のW数を目安にしてみてください。

ただし、さまざまな条件により音の聴こえ方は変化するため、あくまで目安として参考にしてください。

例)CSP10 2台をCPX1500(500Wx2)で使用する場合は「500W」を目安にします。

100W 300W 500W 1000W
  • 屋内 スピーチ:100人
  • 屋外 スピーチ:50人
  • 屋内 ライブ:30人
  • 屋外 ライブ:15人
  • 屋内 スピーチ:300人
  • 屋外 スピーチ:150人
  • 屋内 ライブ:100人
  • 屋外 ライブ:50人
  • 屋内 スピーチ:500人
  • 屋外 スピーチ:250人
  • 屋内 ライブ:160人
  • 屋外 ライブ:80人
  • 屋内 スピーチ:1000人
  • 屋外 スピーチ:500人
  • 屋内 ライブ:350人
  • 屋外 ライブ:170人
  • 会議室
  • 店頭販売
  • クラブ活動
  • アコースティックライブ
  • ウェディングパーティー
  • カラオケ
  • 運動会
  • ストリートライブ
  • リハーサルスタジオ
  • 運動会
  • クラブDJ
  • 学園祭ライブ
  • よさこい
  • ライブハウス
  • 野外イベント
  • 野外ライブ

2.パッシブスピーカーの許容入力に合わせたパワーアンプを選びましょう。

基本的なW数の考え方はこちらになります。

スピーカーの許容入力(PGM:プログラム) > パワーアンプの定格出力(RMS:実効値)

サウンドハウスでは、小さすぎず、大きすぎずのちょうど良い組み合わせとして「許容入力W数の半分 以上、許容入力W数 未満」を推奨しています。
例)CSP10 許容入力500W(8Ω) → 8Ω時の出力が250~500W程度のパワーアンプ

  1. 1.スピーカーのインピーダンスと許容入力を確認

    例)CLASSIC PRO CSP10
    インピーダンス:8Ω、許容入力:500W(PGM)

  2. 2.パワーアンプの定格出力を確認

    例)CLASSIC PRO CP1000
    8Ω時 340W+340W(RMS)

スピーカーの許容入力より大きい信号を入力すること、またスピーカーの許容入力値に近い出力の大きい信号を長時間入力することは、スピーカーの破損の原因になります。

パワーアンプは最大出力を超える場合、出力信号はクリップします。クリップにより矩形波のように波形が変化した信号は、ドライバーを本来想定されているよりも大きく振幅させてしまったり、焼損の原因となる高調波を発生させてしまったりとスピーカーを破損させる原因になります。よって小さいアンプで大きなスピーカーを鳴らすことはクリップさせやすくし、スピーカー破損の危険性を高める原因になりますので、適切なパワーアンプを選ぶことが重要です。

スピーカー、パワーアンプページでは「スペックで選ぶ」というツールを用意しているのでこちらも参考にしてみてください。

スピーカー
パワーアンプ

⇒ スピーカーとパワーアンプの選び方について

音の違いについて

ここで、よくいただくお問い合わせが「スピーカーによる音の違い」「パワーアンプによる音の違い」についてです。音質に関しては感覚もありますので一概に言うことはできません。ただ、それでは選びようがないので、「サイズ」「素材」「W数」に焦点を当てた選定方法のご紹介記事を用意していますのでご覧いただければと思います。また、このページでは比較用音源を用意していますのでヘッドホン、イヤホンでじっくりと聴いてみてください。スピーカーサイズが大きくなるにつれて低音の迫力、音量感が増していく様子や、同じサイズでもハイエンドクラスになると、よりクリアでバランスが良い「高音質」と言われるサウンドになります。ぜひ検討する際の材料にご使用いただければと思います。

【2022年おすすめ】いろんなPA用スピーカーを聴き比べしてみた!!

関連記事:【2022年おすすめ】いろんなPA用スピーカーを聴き比べしてみた!!

おすすめPAシステム例

PAシステムを考える上でおすすめしたいこと

1. 普段から音楽イベントがあったらスピーカーをチェックしてみよう

例えば、ショッピングモールではトークイベントからライブイベントまでさまざまなタイプのイベントが開催されています。これはチャンスです!どんなスピーカーが使用されているか、どのサイズのスピーカーが使用されているか、スピーカーの数はいくつで、どのように設置されているかなどチェックしてみてください。

2. 知り合いに聞いてみよう

周りにイベントPAをしている知り合いがいる場合は、直接、相談してみるのもありです。現場に出ている方の実経験に勝る情報はありません。このスピーカーはどんな音?使ったことありますか?おすすめはどれですか?と疑問に思ったことを聞いてみましょう。

3. レビューや動画、SNSをチェックしてみよう

商品レビューは実際に購入した方が書いてくれた有益な情報です。中には「〇〇人くらいの場所で使ってみて〇〇だった。」など、具体的な数字で感想を書いてくださっている方もいらっしゃいますし、「定番の〇〇と比べて□□は~だった」と比較情報もたくさんあります。またYouTube、Facebook、InstagramなどSNSでは、日本だけではなく、世界中のユーザーが投稿してくれている動画を見ることができます。例えば、ライブイベントの様子を見ながら、スピーカーをチェックしたり、観客目安を想像したりして、PAシステムの参考にしてみてください。

4. カタログやメーカーサイトに記載されているPAシステム例を参考にしてみましょう。

定番ブランドYAMAHAでは観客数に合わせたPAシステム例が紹介されていますのでチェックしてみてください。ここで使用されているスピーカーのサイズや、パワーアンプのW数などを参考にしてみましょう。

YAMAHA ( ヤマハ ) / DBR10 PAスピーカー

観客人数目安 (パワードスピーカー)

  ウーハーサイズ アンプ出力 最大SPL 音楽用途 拡声用途
DZR315 15インチ+8インチ 2000W 143dB 800人 1400人
DZR15 15インチ 2000W 139dB 700人 1200人
DZR12 12インチ 2000W 139dB 600人 1000人
DZR10 10インチ 2000W 137dB 420人 700人
DXR15mkII 15インチ 1100W 134dB 540人 900人
DXR12mkII 12インチ 1100W 134dB 480人 800人
DXR10mkII 10インチ 1100W 132dB 420人 700人
DXR8mkII 8インチ 1100W 130dB 300人 500人
DBR15 15インチ 1000W 132dB 480人 800人
DBR12 12インチ 1000W 131dB 420人 700人
DBR10 10インチ 700W 129dB 300人 500人

YAMAHA PAセット比較表

セット名 観客数(屋内/屋外) パワードスピーカー出力 ミキサー   スピーカー 入力数
YAMAHA ステージセット1 500人/300人 1000W MG06X   DBR10×2 モノラル2ch、ステレオ2ch
YAMAHA ステージセット2 500人/300人 1000W MG12XU   DBR10×2 モノラル4ch、ステレオ4ch
YAMAHA ステージセット3 550人/330人 1000W MG16XU   DBR12×2 モノラル8ch、ステレオ4ch
YAMAHA ステージセット4 600人/360人 1000W MG20XU   DBR15×2 モノラル12ch、ステレオ4ch
YAMAHA ステージセット5 400人/240人 1100W MGP12X   DXR8×2 モノラル4ch、ステレオ4ch
YAMAHA ステージセット6 500人/300人 1100W MGP16X   DXR10×2 モノラル8ch、ステレオ4ch
YAMAHA ステージセット7 550人/330人 1100W(DXR12)、950W(DXS12) MGP16X   DXR12×2、DXS15×2 モノラル8ch、ステレオ4ch
YAMAHA ステージセット8 700人/420人 1300W(DSR115)、1020W(DXS18) MGP16X   DSR15×2、DXS18×2 モノラル8ch、ステレオ4ch
YAMAHA ステージセット9 700人/420人 1100W MGP24X   DXR15×2 モノラル16ch、ステレオ4ch
YAMAHA ステージセット10 550人/330人 1100W(DXR12)、950W(DXS12) MGP24X   DXR12×2、DXS15×2 モノラル16ch、ステレオ4ch
YAMAHA ステージセット11 700人/420人 1300W(DSR115)、1020W(DXS18) MGP24X   DSR15×2、DXS18×2 モノラル16ch、ステレオ4ch
セット名 観客数(屋内/屋外) パワードミキサー出力(8Ω) パワードミキサー   スピーカー 入力数
YAMAHA ライブセット1 200人/120人 170W×2 EMX2   CBR10×2 モノラル4ch、ステレオ3ch
YAMAHA ライブセット2 500人/300人 460W×2 EMX5   CBR12×2 モノラル4ch、ステレオ4ch
YAMAHA ライブセット3 500人/300人 460W×2 EMX5   S112V×2 モノラル4ch、ステレオ4ch
YAMAHA ライブセット4 600人/360人 500W×2 EMX7   CBR15×2 モノラル4ch、ステレオ4ch
YAMAHA ライブセット5 600人/360人 500W×2 EMX7   S115V×2 モノラル4ch、ステレオ4ch
YAMAHA ライブセット6 500人/300人 370W×2 EMX5014C   CBR15×2 モノラル6ch、ステレオ4ch
YAMAHA ライブセット7 500人/300人 370W×2 EMX5016CF   CBR15×2 モノラル8ch、ステレオ4ch
YAMAHA ライブセット8 500人/300人 370W×2 EMX5014C   S115V×2 モノラル6ch、ステレオ4ch
YAMAHA ライブセット9 500人/300人 370W×2 EMX5016CF   S115V×2 モノラル8ch、ステレオ4ch
セット名 観客数(屋内/屋外) パワーアンプ出力(8Ω) ミキサー パワーアンプ スピーカー 入力数
YAMAHA パフォーマンスセット1 500人/300人 300W×2 MG12XU PX3 CBR12×2 モノラル4ch、ステレオ4ch
YAMAHA パフォーマンスセット2 600人/360人 500W×2 MG16XU PX5 CBR15×2 モノラル8ch、ステレオ4ch
YAMAHA パフォーマンスセット3 700人/400人 800W×2 MG20XU PX8 S215V×2 モノラル12ch、ステレオ4ch
YAMAHA パフォーマンスセット4 700人/400人 1000W×2 MGP16X PX10 S215V×2 モノラル8ch、ステレオ4ch
YAMAHA パフォーマンスセット5 700人/400人 800W×2 MGP24X PX8×2 S215V×2、SW218V×2 モノラル16ch、ステレオ4ch
STAGEPASシリーズ 観客数(屋内/屋外) パワードミキサー出力       入力数
STAGEPAS 400BT 150人/100人 200W×2       モノラル4ch、ステレオ2ch
STAGEPAS 600BT 250人/150人 340W×2       モノラル4ch、ステレオ3ch

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回は「アナログミキサー」「パワーアンプ」「パッシブスピーカー」で構成されるシンプルなPAシステムを例に、構成を決める際の考え方について紹介させていただきました。さまざまなメーカー、シリーズ、モデルがありますが、基本的なチェック項目は共通になります。各機材の仕様を確認していただき、インターネット上にある有益な情報と合わせてご検討いただければと思います。

営業部 / 河西 政佳

愛車サンバークラシックを溺愛するベーシスト。座右の銘は「人生アドリブ」。高校の軽音部に入り、最初の楽器決めジャンケンで負け、ギターヒーローを諦めることに。しかし、ビリーシーンやフリーを見てバンドで一番カッコイイのはやはりベースだと再認識。「上手い」よりカッコイイベースプレーヤーを目指し、日々精進中。

CLASSIC PRO / CP1000 ステレオ・パワーアンプ

CLASSIC PRO

CP1000 ステレオ・パワーアンプ

¥65,800(税込)

パワーアンプ、340W×2(8Ω)、2U、17.7kg、リミッター搭載

評価00001

ブログ有り 動画有り

在庫あり

数量

CLASSIC PRO / CP1400 ステレオ・パワーアンプ

CLASSIC PRO

CP1400 ステレオ・パワーアンプ

¥79,800(税込)

パワーアンプ、560W×2(8Ω)、2U、20.7kg、リミッター搭載

評価00001

ブログ有り 動画有り

在庫あり

数量

CLASSIC PRO / CPX500 ステレオ・パワーアンプ

CLASSIC PRO

CPX500 ステレオ・パワーアンプ

¥31,800(税込)

パワーアンプ、150Wx2(8Ω)、2U

ブログ有り 動画有り

在庫あり

数量

CLASSIC PRO / CPX900 ステレオ・パワーアンプ

CLASSIC PRO

CPX900 ステレオ・パワーアンプ

¥39,800(税込)

パワーアンプ、350Wx2(8Ω)、2U

評価00001

ブログ有り 動画有り

在庫あり

数量

CLASSIC PRO / CSP10 PAスピーカー

CLASSIC PRO

CSP10 PAスピーカー

¥21,800(税込)

SRスピーカー、10"、2ウェイ、500W、8ohms、13.0kg

評価000005

ブログ有り 動画有り

在庫あり

数量

YAMAHA / DBR10 PAスピーカー

YAMAHA

DBR10 PAスピーカー

¥57,800(税込)

パワードスピーカー、2ウェイ、10"、1000W、10.5kg

評価00000

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