
TouchMix-30 Proは最高のライブサウンド・ミキサーとしてだけでなく、マルチトラックレコーダーとしても使用できるように開発されました。優れたミュージシャンと一緒に有名なLAスタジオに行きTouchMix-30 Proだけでレコーディングとミキシングを行ったとしたらどうなるでしょう?
スタジオには最高のビンテージ・プロセッサーと、選りすぐりの機材があります。使ってみたい誘惑に惑わされながらもそれらの機材は一切使用せず、マイクを直接TouhMix-30 Proに繋いで、コンソールをコントロール・ルーム・モニターのスピーカー・スイッチとして使用しました。我々がやりたかったのは、TouhMix-30 Proがライブパフォーマンスのレコーディングに使用できることを証明することでした。最高の機材の誘惑に負けないように、スタジオにあるマイクの選定だけに没頭しました。フロアモニターにはKシリーズ・スピーカーを使用しました。下のビデオトラックで聴くことができるサウンドは、直接TouhMix-30 ProのUSBドライブにライブ録音したものです。この録音はプロダクト・マネージャーのJon Graves氏により行われました。
セッションについて
バンドのパフォーマンスは素晴らしく、レコーディングはオーバーダブ無しに、わずか3回で終了しました。レコーディングの後、ベストテイクを選んでTouhMix-30 Pro(Record/Playback画面、チャネルは「Track」モードに設定)からハードディスク・ドライブに録音したマルチトラック・セッションファイルを再生してみました。
次にそれぞれの入力(ドラム Ch1: キック、Ch2: スネアなど)に対してチャンネル・プリセットを選択してミックスを開始、FXウイザードを使用して特定のチャンネルにリバーブ、ディレイなどを加えました。TouchMix-30 Proのおかげで、ここまでほぼ完璧にできたため、さらに最終調整を行いミックスを作るのもスムーズでした。完成したミックスに満足したJon Graves氏は、2トラック・マスターバス・チャンネルを録音し、ステレオwavファイルを作成後、ビデオ・エディターに送ってからビデオ編集ソフトウェアにインポートし、ビデオとオーディオを同期しました。
そうです、下のビデオにあるオーディオはTouchMix-30Proのみを使用して録音、ミックスされたもので、フロアモニターとミュージシャンによるライブサウンドミックスです。Jon Graves氏は優れたレコーディング・ミキシング・エンジニアでもあります。
曲タイトル: Brown Bottle Flue
演奏: Ed Roth and Frieneds
このビデオ製作にあたり、Ed Roth氏を音楽ディレクター兼コンポーザーとして招きました。
製作関係者
- Ed Roth: ピアノ、音楽ディレクター、コンポーザー
- Tony Grant: リードボーカル、コンポーザー
- Linda Taylor: リードギター
- John Ziegler: リズムギター
- Daniel Pearson: ベース
- Jimmy Paxson: ドラム
- Rock Deadrick: パーカッション
- Lenka Shockley: コーラス
- Chevel Blount: コーラス
- Jamie Hovorka: トランペット
- Chris Mostert: サックス
- Andrew Lippman: トロンボーン
- Gerry Tschetter: オルガン
- Jon Graves: サウンドエンジニア、プロデューサー