初めてスネアのヘッドを交換するドラマーさんには、目移りしてしまうほど種類があるドラムヘッド。
どのヘッドを選んだら自分の理想の音になるのか、迷ってしまいますよね。
そんな時に参考になるように、前回のドラムスティック編に続いて、サウンドハウスで販売しているスネア用ヘッドの中でも人気のモデルをご紹介します!
まずはこちらから!!
EVANS ( エバンス ) / B14UV1
エバンス独自のUV 硬化コーティング技術と、安定したピッチや均一なバランスがより得やすくなる同社のLEVEL360 Technologyを採用したヘッドです。
チューニングが決まりやすく、チューニングが難しいと感じる方や初めてのヘッド交換には特におすすめ。
そして実際に使ってみるとヘッド表面のコーティング剥がれや欠けがおきにくく、ドラムヘッドの中でも随一の耐久性を感じられます。立ち上がりの良いクリアーなサウンドが特徴。同じシリーズの B14UV2 は、さらに耐久性の高い2ply仕様です。
REMO (レモ) / 114BA
スネア用ドラムヘッドの最も定番と言っても過言ではない標準ドラムヘッドです。多数のスネアドラムにデフォルトで採用されているメーカーからの信頼度も伺えるモデル。表面フィルムにザラザラのコーティングが施されている、いわゆるコーテッドと呼ばれる仕様のヘッドです。
表面のコーティングによりサスティンは程よく短め、倍音の多い温かみのあるトーンが特徴です。
さまざまなジャンルの音楽に使えるオールラウンドなヘッドです。迷ったらまずはこのモデルにすれば間違いなし!!
またREMOヘッドには、同じモデルでも末尾に00表記とJP表記の2種類があります。
この2種類は海外仕様(00)と国内仕様(JP)の違いで、それぞれのポイントは以下となります。
■国内仕様(JP)
下地フィルム:スムースホワイト(デュポン社 メリネックス)
音色の特徴:アタックが強く明るい音色、タイトで硬めな鳴り
■海外仕様(00)
下地フィルム:クリアー(デュポン社 ヘイジー)
音色の特徴:倍音が多く柔らかい音色、張りのあるオープンな鳴り
REMO (レモ) / CS-114BA [CS-0114-10]
フィルムの中央に“ブラックドット”と呼ばれるフィルムを装着し、余分な倍音をカットしたコントロールサウンド(CS)と呼ばれるモデルです。タイトかつアタック音の強調された抜けの良い、鋭い音色が特徴です。コーテッドとノンコーテッドの2種類があり、サウンドハウスではコーテッド仕様のほうが人気の傾向にあります。
BONNEY DRUM JAPAN (ボニードラムジャパン) / White Coated Head 14"
国内精鋭のドラムメーカーBONNEY DRUMがプロデュースするドラムヘッド。国内で、職人の手作業によって生み出される、完全なるMade in Japanです。
REMOなどの他社ヘッドとは異なるフィルムを採用することにより、明るいサウンドとプラスティック・フィルムのヘッドでは得ることができなかったクセのない、落ち着いたサウンドを実現。劣化しにくい長寿命も兼ね備えています。
テンションをキツめに張っても、緩めに張っても良い音が鳴ります。また、チューニングのレンジが広く、ミュートをしなくても音がまとまりやすいことから、ミュートをせずシェル本来の鳴りを楽しみたいドラマーにはおすすめのヘッドです。
LUDWIG (ラディック) / LW3314
数々のスター・プレイヤーが愛用していたこともあり、多くのドラマーにとって憧れの存在であるLUDWIG社のドラムヘッドです。LUDWIGのスネアドラムには標準に搭載されています。
1枚のフィルムから作られる1PLYのヘッド。厚みのヘッドは、他のブランドよりもすこしへたりやすいという点もありますが、そのデメリットを凌駕するLUDWIGらしい明るくて開放的なサウンドが特徴。
やみつきになってしまうドラマーも多くいるほどの魅力あるヘッドです。
今回は人気スネア用ヘッドのご紹介でした。スネアドラムは取り付けるヘッドによってさまざまな音色へチューンナップすることができます。
いろいろなドラムヘッドを試し、自分だけのお気に入りの音色を見つけるのも一つの楽しみだと思います。
ぜひ自分にあったスネアヘッドを見つけてみてください。