
楽器の音を向上させたいと思った時、皆さんはどんな方法を検討しますか?最初に思いつくのは、楽器本体のグレードアップというのが考えつく方が多いのではないでしょうか。もちろん本体をより良いものにすれば「音が変わった!」と体感できると思います。
ですが意外と本体だけでなく、ケーブルなどのアクセサリー類を変えただけでも音は変わります。今回はそんな商品のご紹介です。
ポイントが溜まっていたので、ハイエンドケーブルとメイプル材の肩当てを購入
ふとメールを眺めていたら、サウンドハウスよりポイント有効期限のお知らせが来ており、内容はもう少しでポイントが有効期限切れで失効するとのこと。6,800ポイント程度残っていたためこれはもったいないと思い、急いでWEBサイトを開きました。
そういえばこの間、「ハイエンドケーブルに変えたら音が結構変わったよ」というレビューを見かけたのでこの機会に買ってみようかなと思いたち、まずはCLASSIC PROの楽器用ケーブル(シールド)「HGC020」を購入してみました。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / HGC020 ハイエンド楽器用ケーブル(シールド)
さらにずっと使っていた肩当てのパッドがボロボロになってきたので、この機会に新調しようと決意。
Viva La Musica ( ビバ・ラ・ムジカ ) / 肩当て Diamond Light バイオリン用 4/4
私はメイプル材が好きなので、メイプル材でエンドメンバーが360度回転できる調整自在な肩当て、ビバ・ラ・ムジカのDiamond Lightを購入しました。
カラーがライトとダークの2種類ありましたが、自分のバイオリンが結構赤みの強い色なので、楽器に色が合いそうなライトを選びました。

< 使用していたTIDO肩当て。色がお気に入りでしたが、写真のとおりパッドの部分が取れてしまっていました。 >
実際にシールドと肩当てを使ってみたレビュー
まずはCLASSIC PROハイエンドケーブルHGC020から。実物はこんな感じです。
金メッキのプラグがきれいですね。

もともと所有していたCLASSIC PROのシールドGIC030(写真右)と比較してみました。
フォン端子がやはり大きく異なり、触った感触もハイエンドの方が丈夫だと感じました。あと写真ではわかりにくいですが付属でついてくるケーブルバンドも、ハイエンドケーブルの方が分厚いです。

実際にYAMAHAエレキバイオリンYEV105とアンプTHR30IIAに接続して演奏してみた

それでは通常のシールドCLASSIC PRO「GIC030」とハイエンドケーブルCLASSIC PRO「HGC020」をつなぎ比べて、どれくらい音が変化するか比較してみましょう。
結果は……想像以上に音に変化が見られました!
具体的にどう違うかというと、「音の解像度が上がった」と感じました。
通常のシールドで接続した音はいくらEQで調節しても、エレキバイオリンは低音部がモコモコしがちです。しかしハイエンドケーブルHGC020で接続したときは、明らかに音がはっきり発音でき、よりいい音が出力できるようになったと感じました。特にボリュームを上げるほど、その差がはっきり出る印象です。
正直ここまでの差が出るとは思いませんでした。こんなことなら最初からこっちのケーブル買えばよかったです(笑)
Viva La Musica肩当て Diamond Lightを使用してみた
次は肩当てのDiamond Lightです。中見は写真のとおりです。ブランドのロゴが入ったクロスが付属していました。クロスはいくつあってもありがたいですね。

箱には肩当ての取り付け方の説明が記載されていました。説明によると筐体に対して30度でのフォークメンバーの取り付け角度がおすすめだそうです。


フォークメンバーとは → 楽器に取り付ける部品
エンドメンバーとは → フォークメンバーを肩当てに取り付ける部品(角度を調整できる)
● 脚のフォークメンバーが折り畳み可能!
この肩当ては脚部が折り畳み可能で、写真のように収納可能です。狭いケースでもこれなら収納できます。この機能は嬉しい!

● 実際にバイオリンに取り付けて、演奏してみる
自分のバイオリンに取り付けてみました。脚の角度は15度ずつ調整可能で、ネジで固定します。脚がとにかくいろいろな角度で調整できるので、どの角度が自分に合っているか探すのに少し時間がかかりました。最終的には左右を15度で合わせました。


最終的にはこんな感じで装着、ごく一般的な左右対称の位置です。
それではいよいよ、今まで使用していたTIDOの肩当てとビバ・ラ・ムジカの肩当てを付け替えて演奏し比較してみましょう。
結果は……響きが全然違う!
最初弾いたときは「えっ!?」となりました。楽器からくる振動や響きの量が前の肩当てと比較して、よりソリッドに体へと伝わってきたからです。振動が増えているので音色も、より厚みのある深い音色に変わった気がしました。
正直肩当てを変えただけでここまで音色が変わるとは思っていませんでした。肩当ては素材の種類によって響きが変わるとよく言われていますが、想像以上の変化でした。

< 劇的に音が変わった Viva La Musica Diamond Light 肩当 >
ハイエンドケーブルの時と同じですが、こんなことならもっと早く買えばよかったと思いました(笑)
やはりある程度値段のするものは、アクセサリーでもそれだけの価値があると今回実感しました。これからも色んな各メーカーが出しているアイテムを試していこうと思いますので、またその商品をブログで紹介していきたいと思います。