時折、街中で楽器ケースを背負っている人を見かけることがあります。ギターやベース、キーボードをケースに入れて背負っている人を見たときに、かっこいいなと思ったことはありませんか?
管楽器に限らずどのような楽器を演奏している人でも、その楽器にどうしてもこだわりたい部分があると思います。楽器の本体はもちろんリードやリガチャーやマウスピースなど、こだわることのできるパーツは多岐に渡ります。その中でも今回は楽器ケースに着目します。
管楽器ケースの種類
管楽器本体を購入したときには大抵、ケースが付属しています。そのほとんどはハードケースであり、特徴はその堅牢さです。トラックなどでの運搬にも耐えうるほどの耐久性を持ち、楽器を守ってくれます。また耐水性も確保されているため、多少の雨であれば問題なく楽器を守ってくれます。それゆえに、重量はあります。楽器本体の重量も含めると、手でもって運搬するには苦労します。
ハードケースとは対称的に、軽量なソフトケースがあります。ソフトケースの魅力は軽さとデザイン性です。大きな衝撃には弱いですが、リュックやバッグのように手軽かつおしゃれに楽器を持ち運ぶことができます。
いままで紹介したハードケースとソフトケースの中間にあたる、セミハードケースも存在します。カーボンやABS樹脂などを使って、ハードケースの耐久性とソフトケースの軽量性の両立を実現しています。セミハードケースを販売しているメーカー各社で豊富なデザインやカラーバリエーションをそろえているので、選択肢の自由度も確保されています。
人気のメーカー
数ある管楽器ケースメーカーから人気のある商品を紹介します。
● PLAYTECH
PLAYTECHは、各管楽器のセミハードケースとソフトケースを取り揃えています。軽量で、地面に置いた時の安定感に高評価を頂いています。実際に背負った時のフィット感も自然で、楽器を簡単に持ち運ぶことができます。
● PROTEC
PROTECは数多くのアーティストに愛用されているメーカーで、楽器ケース用のレインコートも取り扱っています。ケースの横側にはA4の楽譜を入れるのにちょうど良いポケットがあり、移動するときの荷物をまとめてしまいたい、という方におすすめです。
● SKB
SKBは低価格ながらも丈夫な作りで人気のメーカーです。トラックなどの運搬でも中の楽器をしっかり守ってくれます。手持ちでは運ばないからこそ丈夫なケースを選びたい、という方におすすめです。もちろん小型楽器のケースも揃っています。
● C.C.シャイニーケースII
C.C.シャイニーケースIIは、豊富なカラーバリエーションが魅力のセミハードケースです。内装式のクッションがあるため、メーカー毎で多少異なる楽器の形状にもフレキシブルに対応できます。多くの方に愛用されている人気のセミハードケースです。
● GATOR
GATORは軽量で耐久性の高いABS樹脂を採用しているメーカーで、ギターのケースでも人気。ハード・シェルやライト・ウェイトなど、一つの楽器でも色々なケースから選択できることが魅力です。特にライト・ウェイトは収納も充実しています。

● GARD Bags
GARD Bagsはレザー素材を採用していることが特徴で、見た目に高級感があります。トランペットの場合、楽器本体とミュートを入れることができる商品がおすすめです。一見楽器ケースには見えにくいので、普通のカバンと同じようにファッションコーディネイトも可能です。
まとめ
多くの楽器ケースを紹介しましたが、気になるケースはありましたか?楽器ケースを選ぶ際にはデザインや使う状況も加味してみてください。もちろん大切な楽器を守るためのケースなので、種類や素材で考えることが大切になりますが、豊富なデザインがあるソフトケースやセミハードケースは、演奏者の個性が現れるポイントの一つになります。例えば、その日の気分でケースを変える……という選び方、楽しみ方もあるかもしれません。色々迷って、あなたにあったケースを見つけてください!