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Ravish Sitarで弾きたいラーガ・ロックこの5曲!! 第1回 サイケデリック編

2018-04-03

テーマ:ギター

1965年にビートルズがインドの弦楽器、シタールを導入した曲「ノルウェイの森」は、ローリング・ストーンズをはじめとする60年代中盤以降のロックのみならず、ソウル・ミュージック、ジャズなど、さまざまなシーンに多大な影響を与えてきました。こうした、インドのテイストを取り入れた音楽は、後にラーガ・ロックと呼ばれるようになり、90年代以降のUKロック・シーンやクラブ・ミュージック界隈の楽曲にも多く見られ、そのインパクトの大きさを感じる事ができます。

そんなラーガ・ロックで活躍するシタールと、そのメロディーを支えるタンブーラという楽器の音色をギター1本で奏でられるエフェクターがこのRavish Sitarです。
神秘的な旋律を、ビーンと伸びていく低音部分とともに共鳴させてくれるので、一人で演奏していても、シタールとタンブーラを同時に弾いているような愉しさを味わえる逸品です。

さて、今回はそんなRavish Sitarを使って、バンドで、またはお宅でCDやレコードなどに合わせて弾いてみたいラーガ・ロックの名曲を、いくつかご紹介したいと思います。
ラーガ・ロックと一言で言っても、さまざまなカルチャーや年代から生まれた名曲が数えきれない程あるため、サイケデリック編、ブラック・ミュージック/クラブ・ミュージック編そしてハード&ヘヴィ編と3回に分けて、このエレハモの傑作エフェクターの楽しみ方と、ラーガ・ロックの魅力を存分にご紹介したいと思います。
さて第一回目はサイケデリック・ロック編といたしまして、1960年代中盤~後半に開花したフラワー・ムーブメントによって生まれたラーガ・ロック5曲の紹介です。先ほど触れましたビートルズ、ローリング・ストーンズなどの代表的な名曲は、すでに多くの音楽書籍などで紹介されているため、あえてここでは取り上げず、サウンドハウスらしく(?)ほんのりマニアックな内容を、お楽しみいただきたいと思います。いずれの曲も再発されているCDやLPで手に入る上、現在はYOU TUBEなどの動画サイトでも簡単に聴く事ができます。

さて、まずはエフェクターのセッティングについて、少しだけ触れていきましょう。
ギターから右側のINST端子に差し込み、左側のMAIN OUTからアンプに音を送ります。ON/OFFの切り替えができる右側のフットスイッチ「BYPASS」を踏み込みます。取扱説明書にある手始めの調整をしたのち、自分の好みに合うようにツマミを操作していきます。メーカーの公式動画で紹介されているように、ツマミを調節してさまざまなバリエーションのエフェクトを効かせたり、音質のバランスを整えたりできます。効果がはっきりと得られるように、低音で伸ばすタンブーラの音に対して、メロディーを弾くシタールの音がやや大きくなるように調整したのが下の画像です。ギターやアンプ、そしてプレーヤーの好みによって調整の度合いは千差万別でしょう。

私の場合は4弦から6弦を指でタンブーラの音をビーンと鳴らしながら、1弦-3弦でメロディーを弾いてみました。この「ビーン」というタンブーラの響きが最初に部屋を満たした瞬間、60’Sロック・ファンの私は鳥肌がたったものでした。

さてさて、それでは、素晴らしきラーガ・ロックの扉を開いてみましょう!!

1. BIG JIM SULLIVAN / A WHITER SHADES OF PALE(1967)

ジミー・ペイジの師匠としても知られる、名セッション・ギタリスト、ビッグ・ジム・サリバンはシタール奏者としてもセッションワークをこなしています。後にご紹介するデビッド・ボウイの曲でもその腕前を堪能する事ができます。そんなビッグ・ジム・サリバンのシタール・プレイを収録したアルバムが1967年のアルバム「SITAR BEAT」。タイトル通り、ビートルズはじめ当時の英国ロックの最新ヒット曲を中心にシタールで奏でるインスト・カバー集です。その中でも輝いていて、ゆっくりとしたペースで練習が楽しめるのがプロコル・ハルムの「青い影」のカバー。タンブーラの音はあまり聴こえないものの、まずはメロディー部分だけに集中して弾いてみたら実に楽しかったです。

2. PRETTY THINGS / DEATH(1968)

サイケデリック時代のプリティ・シングスの名盤「S.F. SORROW」。このアルバムでシタールを演奏しているのはオルガン奏者ジョン・ポベイ。「Bracelets Of Fingers」においてもその演奏を聴くことができます。今回は暗黒サイケデリアの代表的なナンバーとも言える「Death」でのシタールの効果的なメロディーに挑戦。イントロでさり気なく弾いてみて、間奏部分は6弦を親指でボーンと鳴らしながら、ゆっくりとしたテンポの上でバリバリ弾く醍醐味を全身で浴びるようにプレイできて、どんどんラーガ・ロックの世界にはまっていきます。
ちなみにグループは1998年にこのアルバムの再現ライブを行い、DVDもリリースしていて、そこでもこの「DEATH」でシタール奏者のプレイを少しだけ見る事ができます。気になる方はチェックしてみてください。

3. THE CYRKLE /DON’T CRY , NO FEARS, NO TEARS, COMIN’ YOUR WAY(1967)

お次は一転して、ソフト・ロック・ファンに人気の1967年の定番アルバム「NEON」収録の爽やかなオープニングナンバーを弾いてみます。歌い出しの所を6弦の開放弦で鳴らしたら、高音部のシタール・メロディーで歌に絡んでいくのが楽しいナンバーです。同アルバムに収録されているビートルズのカバー「I’m Happy Just Dance With You」や、前年にリリースされた1stアルバム「RED RUBBER BALL」収録の「Turn Down Day」でも美しいシタールの響きを聴くことができます。今回どちらを選ぶべきか悩みましたが、ラーガ・ロックという観点から見ると、間奏でのオルガンプレイとの絡みで楽しさが満喫できるという点で、この「Don’t Cry…」に軍配を上げました。ちなみにこのアルバムは主に英米ではステレオ盤とモノラル盤のLPがリリースされており、モノラル盤で聴けるこの曲は、シタールのメロディーが少しだけ違います。この曲がお好きな方は両方楽しんでみては。

4. JULY / THE WAY(1969)

イギリスのアンダーグラウンド・シーンから生まれた、実験的なサイケポップ・ユニットによる最初で最後のアルバムから、これぞラーガ・ロックとも言うべきこの曲を弾いてみましょう。トランシーなリズムと、ダモ鈴木張りにぶっ飛んじゃっている歌、時おりスペーシーになるギターと絡んでいくシタールとタンブーラのかっこよさは、90年代のクラブ・ミュージックにも通じる感覚。おうちで一人レイブできてしまう程でした。少しだけ右側のSYMPATHETICのツマミをいじって、レコードに併せてフリーに延々と弾き続けていたいナンバー。超オススメ!!

5.DAVID BOWIE / JOIN THE GANG(1967年)

最後に、ご紹介するのは、先程ご紹介したビッグ・ジム・サリバンの名演が光る、無名時代のデビッド・ボウイのナンバー。
ビッグ・ジム自身のアルバムでは比較的落ち着いたプレイが多い印象ですが、ここではオープニングの歌い出しで速弾きシタールが炸裂。シタールの演奏は最初の歌い出しの部分だけながら、これだけでラーガ・ロックとしてのインパクトを絶大にしているところが名セッション・プレーヤーと呼ばれるゆえんでしょう。1960年代に、同じくセッションワークを中心に活躍していたジミー・ペイジが尊敬する師匠だった事がわかるようなプレイです。
ちなみに、この曲もザ・サークルの曲と同様にモノラル・バージョンがあります。こちらはステレオ・バージョンと比べてシタールの音色が少し奥まって聴こえました。そのためステレオ・バージョンを聴きながら挑戦してみたものの、私はこのプレイにはなかなかついていけませんでした。いつか社内でこの曲を披露できる日を、目指していきたいです。

さて、このRAVISH SITARで弾いてみたいラーガ・ロックの名曲の数々。今回はサイケデリック時代の名曲を5つ、セレクトに苦慮を重ねながら独断と偏見でご紹介いたしました。他にもMcGough & McGear の「Ex Art Student」はじめ、セレクションに入れたかった曲は多数あります。今回のブログでラーガ・ロックに興味を持っていただけた方は、ぜひレパートリーを拡げてみてください。
次回は第2弾、クラブ・ミュージック / ブラック・ミュージック編として、さらにトランシーな5曲をお贈りします。
このブログで、皆様がRAVISH SITAR、そしてラーガ・ロックへの扉を開くきっかけとなれば幸いです。

Ravish Sitarで弾きたいラーガ・ロックこの5曲!!
●第1回 サイケデリック編
●第2回 クラブ・ミュージック/ブラック・ミュージック編
●第3回 ソフトロック編
●番外編 HR/HM編

営業部 / 市原 雅之

45歳にしてオヤジバンドにベーシストとして参加。バンドでサウンド・ハウスの存在を知りその勢いで入社。 趣味は英国ロックのレコードコレクション。ポール・マッカートニー、デヴィッド・ボウイとP.I.L.を愛する永遠の29歳。

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