ハイに配信しましょう！

2020-06-25

歌や演奏といったパフォーマンスを自宅から配信で行う方が増えてきています。
ブラックマジックデザイン社によるATEM MINIやATEM MINI PROといった、コストパフォーマンスの高いビデオスイッチャーの登場も、この配信ブームに寄与したと言えるでしょう。
同時に高品質な配信を行うにあたって、演出内容によっては、見逃せない機器が他にもあります。この機会に映像機器を2つご紹介します。

フリーハンドで実況中継を行いたい方にもおすすめ！

ROLAND / VR-1HD

3系統のHDMI入力と2系統のマイク入力を搭載したVR-1HD。映像をモニターしながらトークをする、ゲーム実況をやりたい方におすすめです。
HDMIの出力がメイン用の他にモニター用と2つあり、マイク端子がフロントにも1つあるため、マイク端子にグースネックのマイク等を接続することで、モニタリングしながらトークをするという演出が可能。
マイクやライン音声のコントロールもフロントパネルで実に簡単に調整ができるのが魅力的です。

VR-1HD の USB出力は webカメラと同じ方式を採用。
USBケーブル1本でパソコンと接続するだけで、Facebook ライブ、Youtube や Twitch など、お好みのプラットフォームに HD 画質で配信できるので、これは正に直ぐにでも配信を行いたい方のための1台と言えると思います。

配信以外でも、例えば講演会では、司会者のマイクを本体サイド側のマイク入力に指して、メインの講師のマイクをフロントのマイク入力に指せば、司会者と講師のやりとりも非常にスムーズです。
メイン講師の裏にスクリーン画像を映しても、モニター用のHDMI OUTの端子から、講師用のモニターに画面を送り込めば講師の方も同時に確認しながらトークができます。

映像8入力!多彩な映像演出をしたい方に！！

Blackmagic Design/ ATEM Television Studio HD

元々は放送、オーディオビジュアル業界向けのプロダクションスイッチャーとして開発されたもので、ディズニー映画「ダンボ」の実写版の制作現場でも使用されたことも話題になったプロユース仕様な機器。
しかし、放送用・民生用いずれのカメラでも対応し、カメラとゲーム機またはコンピューターを接続するだけでライブスイッチングを行えるので、今やパーソナルユースでも人気の一台です。

映像入力も8つあるので、細かく映像をスイッチングしたい方にはおすすめではないでしょうか。
モニター用のHDMI出力があるので、モニタリングしながらの演出ができます。
もちろん配信用の機器と接続して使えるので、配信用としてのニーズも高い1台です。
出力はSDIのみのため、配信で使用する場合はメーカーがおすすめするこちらの機器で使ってみたいものです。