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【次世代の究極マスタリングツール】iZotope Ozone 11 が素晴らしすぎた!!

2023-10-04

テーマ:DTM・DAW

2023年9月、究極のマスタリングツールとして世界中のエンジニアやクリエイターを唸らせているiZotope社のOzoneの新バージョン「Ozone 11」がリリースされました。iZotope製品はDTMerなら一度は聞いたこと、あるいは触れたことがあるかもしれませんが、筆者もそんな中の一人。そしてOzone11がリリースされたのは耳にしており、非常に気にはなっていたのですが……やっと実際に触れることができたので、皆様にその素晴らしい機能を紹介したく、意気揚々とこのブログを執筆している次第です!

iZotope ( アイゾトープ ) / Ozone 11 簡易パッケージ版

iZotope ( アイゾトープ ) / Ozone 11 簡易パッケージ版

さっそくですが、「Ozone11」の新機能からご紹介。
iZotope公式サイトによると、主に下記の機能が追加されているとの事。

さてこの新機能を見て「正直、いろいろ機能が追加されているのは分かるけれど、実際はどうなの…?」と思った方。安心してください。私も最初はそうでした……笑。ただ、使わないと分からないからこそ、実際に私の方で使った使用感やレビューをお伝えできればなと思います。ちなみにOzoneは現在、Elements、Standard、Advancedというグレードに分かれていますが、せっかくならという事で、今回は新機能をたっぷり堪能できる一番上位グレードのAdvancedを使って、特に素晴らしかった機能を紹介していきます!

新機能 ①
「サウンドの明瞭度を自然に引き上げる事ができる“Clarity”」

じつは、Ozone11が出たときに、個人的に一番気になっていた新機能がこちらのClarity(クラリティ)。サウンドの明瞭度ってなんぞや?って思う方も居ると思いますが、分かりやすく言えば音の抜け(中域~高域)を良くするという感じでしょうか。ということで、実際に使ってみます。

今回Clarityを使用してみる音源は下記↓

正直、このままでも十分聴けるのですが、さてはてこれにClarityを通すとどうなってしまうのか。結果から言うと、こうなりました…!

いい感じに音の抜けが良くなった…!

原曲の少しモヤっとした部分がクリアになったのがお分かりいただけましたでしょうか。ちなみにこれ、弄ったパラメーターはAmount(掛かり具合)の部分だけですが、Clarity通して、掛かり具合調整するだけで…こんなに簡単に中高音域の音抜けが良くなるなんて。もちろん、Amountを上げすぎて高音が強すぎるな、という時はTiltを調整することで高音部分を抑えられます。しかし低域とのバランスも崩さず、中高音域を違和感なく自然にここまで綺麗に持ち上げてくれているのは、素晴らしい。一体内部的な処理どうなってるんだろう……。

新機能 ②
「パートに分けて効果を掛けられるようになった“Stem Focus”」

今までのOzoneだと全体にしか掛けられなかった効果が、なんとAIによりパート(ボーカル、ドラム、ベース)に分かれて効果を掛けられるようになりました。掛け方としては左上にあるアイコンをポチッとしてそれぞれ効果を掛けるだけ。これも一体どうやっているのか分からないですが、各パートの認識もかなり正確で、より細かい部分までOzone一つでマスタリングできるようになってしまいました。おそらく一部のマスタリングエンジニアさんたちは大歓喜する機能だと思われます……!パラデータを準備しなくても、たった一つのミックスだけで、ここまで出来るなんて…なんだか、すごい時代になってしまったなぁ……AI恐るべし……

新機能 ③
「進化したマキシマイザー機能”Upward Compress”」

Ozone11はマキシマイザーも侮るなかれ。今回、新しい機能としてUpward Compressというパラメーターが追加されました。さてこれは具体的に何をしてくれるのかと言うと、メインの音圧を調整するGainとは別に、取り込んでいる音の中でも小さな音にフォーカスをして、そこの音圧を自然に持ち上げてくれる機能になります。つまり、より繊細かつギュッと密度の高いマスタリングが可能になりました。試しに色んな曲でマキシマイザーを掛けてみましたが、こんなに楽で綺麗に音圧が上がるなら…もうOzoneさえあればマスタリングは他に何も要らないなぁと思った程です。もう…とにかく技術の進歩がスゴい。。


さて、以上3つの新機能を紹介してきましたが、触れていて先ず感じていたのは内部のアルゴリズム、AIの進歩が本当に著しいなと。Ozoneは特筆すべき機能として、ポチッと一つのボタンを押すだけで、AIが自動で音声を認識して最適なマスタリングを施してくれる凄まじい機能があるのですが、これがOzone10→11にバージョンアップした事によるClarityなどの新機能追加も含め、さらに精度が高くなっています。その他、細かな部分ではTransient/Sustainモードが追加されており、音の立ち上がりや余韻を調整できるようになったため、マスタリング前のミックスの段階でも使える機能ではないかと思います。このあたり詳しくは下記のメーカー公式動画でも紹介されていますので、ぜひご覧くださいませ。

まとめ(総評)

もはやOzone11はDTMerにとって使うだけで間違いなく曲のクオリティをアップできるマスタリングプラグインと言っても過言ではないでしょう。Ozone10を持っていた方も今回のアップデートにより納得の行くクオリティに仕上がっていると思います。しかし、今後もアップデートによってどんな素晴らしい機能が追加されていくのか。もはや想像も付かないですが、私自身楽しみで仕方ないです。次世代の究極マスタリングツール「Ozone 11」。超おすすめプラグインです。ぜひぜひ、お試しください!

営業部 / 影山 研太

学生時代に自らクラブミュージックを作ることに憧れて、DTMerの道へ。様々なジャンルに触れつつ、日々自分の目指す音楽の形を模索中です。最近では環境音楽、アンビエントに目覚めつつあり、外に出向いてはフィールドレコーディングをしたくてウズウズしています。音の空間、情景を意識した作曲が得意。

iZotope / Ozone 11 Advanced 簡易パッケージ版

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