今回ご紹介するのは、カラオケアンプとケーブルの接続方法についてです。
以前の「おうちでカラオケするには…?」というタイトルのブログでも簡単にご紹介した内容ですが、初心者の方から『スピーカーケーブルをどうやって接続したら良いか分からない』といったご相談を時々いただくので、今回は接続方法を詳しく解説していきます。
弊社にて取り扱いのあるカラオケアンプの2機種を例に解説します。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / KOK700 カラオケアンプ
さっそく背面の端子を確認してみましょう!

■ BEYOND1

■ KOK700
それぞれ、端子の配置は若干異なりますが、赤と黒のバインディングポストと呼ばれるコネクターが付いています。
このコネクターにスピーカーケーブルの片側を接続し、もう片方をスピーカーと接続すればスピーカーが再生できます。
※バインディングポストの結線方法は後ほど紹介します。
それでは続いて、スピーカーケーブルを見てみましょう。
今回はCANAREの4S6Gというケーブルを使用します。
CANARE ( カナレ ) / 4S6G BLACK 定番スピーカーケーブル 切り売り
ケーブルの黒い部分が被膜と呼ばれ、この被膜を向くと、4本の芯線と白いひもが出てきます。

黒い被膜はカッターで切って、中身を出しました。なお、飛び出した分の白いひもは不要なので、ハサミなどを使用して切ってしまって問題ありません。
そして①②、③④を撚り合わせたものがこちら!
ちなみに赤と白、どちらを+極、-極にしても問題ありません。

銅線の被膜を取り除く際は、ワイヤーストリッパーと呼ばれる工具が便利です!
工具に数字とAWGという文字が印字されていますが、これはAmerican Wire Gaugeの略称で、電線の導体の太さを表す指標のことです。

先ほどの撚り合わせたケーブルを実際にBEYOND1とKOK700に結線すると、下記の画像のようになります。

■ BEYOND1

■ KOK700
バインディングポストは、回すことでコネクターの根元に隙間ができます。その隙間に先ほどのスピーカーケーブルを差し込んで、再度コネクターを締め直すことにより、結線が可能となります。
時々、「音が出ない」という内容でお問い合わせいただくことがありますが、バインディングポストにスピーカーケーブルの被膜ごと結線され、うまく信号がスピーカーに伝送されていない場合があります。下記の画像が誤った実際の状態となります。

今回のブログを参考にしていただければ、スピーカーケーブルの結線はバッチリだと思います。あとは心ゆくまでカラオケをお楽しみください!
(2023-05-12公開 2023-07-27更新)