第2弾となる今回は、定番のスノコ型エフェクターボードPedaltrain(ペダルトレイン)の裏側スペースを活用して、電源ユニットを設置。そして、エフェクターを組み込んでみたいと思います。

完成した状態のエフェクトボードは、こんな感じに仕上がりました。

自作したジャンクションボックスとQuilterの「101 MINI REVERB」にあるセンドリターンを接続しています。TIMELINE(ディレイ)とFLINT(リバーブ&トレモロ)をパラレル接続するために、Suhrの「MINI MIX」を新しくボードに追加しました。
「101 MINI REVERB」は900gのソリッドステート仕様のアンプヘッドなのですが、扱いやすさとサウンドの良さから、真空管アンプのVHT「Pittbull 45」からメインアンプの座を奪っています。BOGNERのようなしっかりとした作りのキャビネットと組み合わせるとさらに良い音を出力できるのでおすすめです。

「MINI MIX」の電源はいろいろ試した結果、AC9Vの専用電源アダプターを固定して設置することになりました。パナソニックの角型コンセントとBELDENの電源ケーブル「19364」を使用。接地面の確保と電気配線のノイズ対策としてアルミ板を両面テープで固定しています。0.5mmのアルミ板であれば、プラスチック板用のカッターを使って簡単にサイズを合わせることができます。

ペダルボードにエフェクターなどを固定するために、下記のものを使用しました。
- スコッチ 超強力両面テープ
- 3M デュアルロック ファスナー
- ケーブルタイ
- ケーブルタイマウント

パッチケーブルやDCケーブルの配線をイメージしながら、エフェクターを配置します。


バッグに入れるとこんな感じです。蓋も問題なく閉まります。




まずは、DCケーブルの配線から行います。




グランドループを作らないようにパッチケーブルを配線します。


パワーサプライへの電源はパワコンを採用しました。


パワコン端子にカバーを取り付けて完成です。



NEUTRIKの「SCDR」というソフトプラスチックカバーは、ケーブルの径に合わせて先端をカットして使います。


ジャンクションボックスはグランドループ対策として、INPUT端子のグランドとケースのアースが接続するように製作しました。
今回は、ペダルトレインの裏側を活用してペダルボードを組んでみました。本体がアルミニウム合金であることのメリットとして、頑丈さと軽さが挙げられます。パネルを取り付ける場合、簡単に穴あけ加工を行えるのも良いですね。
また、パッチケーブルやDCケーブルにはFREE THE TONEのソルダーレス・プラグを使用しました。ストレートやL字型のプラグがあり、適切な長さのケーブルを短時間で作れます。次回は、ケーブルについて詳しく紹介したいと思います。どうぞお楽しみに!