皆様は、リキッドファンク(Liquid Funk)という音楽ジャンルをご存じでしょうか。もしかすると、どんな音楽か知らなくても名前を聞いたことがある人が居るかもしれません。簡単に説明すると、リキッドファンクとはドラムンベースのサブジャンルにあたる音楽です。さまざまな解釈がありますが、個人的にはドラムンベースにアンビエント要素を足したような浮遊感のある音楽が特徴というイメージです。ということで早速、どんな音楽か聴いていきましょうー!
■ Fairbank / Homecoming
まず1曲目はこちら。最初から感傷的なコードメロディ全開で、全体の雰囲気をふわっとさせつつも、リズムを刻むハイハットの音が心地よい。個人的には2:55からのブレイク部分に入るところが好き。魅惑的な雰囲気に呑まれて思う存分トリップしちゃってください。
■ Matt View / Nighthawks
動画の風景と相まって、ふと息を吐くと白くなりそうな程に音の温度を感じる、そんな雰囲気のある1曲。ハッキリとしたリズムに対して曲を包み込むようなアンビエンスの音の数々がうまくミックスされていて、ぼーっと聴くと癒やされます。星が出ている寒空の中で聴くと、もっと心地よいはず。
■ Millstreet / Gravedigger
曲の展開が魅力的な1曲。徐々に増えていくメロディやベースがより曲の世界観を創りあげていて、心地よい浮遊感を味わわせてくれます。時折入るリズムのフィルの入り方が個人的にはとても好み。お部屋を暗くしてお酒を飲みながら、ゆらゆら聴くとより曲の世界観に入り込めます。
■ Monrroe / Days Like These
ディレイの効いたピアノメロディが素敵な1曲。聴いていると遠くを見つめているかのような気持ちになり、浮遊感もたっぷり。この曲を含む今まで紹介した曲もそうですが、音を聴いていて景色の見えてくるような展開や音作りはリキッドファンクに欠かせないような、そんな気がします。
■ Painted Skies - No Return
最後の1曲はこちら。後ろでひっそりと鳴りつつ、しっかりと浮遊感を創り出しているアトモスフィアな音には脱帽。煌びやかな印象もあるけれど、ぼんやりとした明かりを眺めているような感じも伝わるのが素敵。実際に試してみましたが、夜のドライブなどにも非常におすすめです。スピードの出しすぎには注意。
さて、いかがでしたか?本当はご紹介したい曲がまだまだ山ほどあるのですが、それはまた別の機会に。ひとまず今回のブログでリキッドファンクがどんな曲なのか、少しでも伝わると嬉しいです。気に入った方はぜひともお気に入りの一曲を探してみてくださいね。それでは、また。