こんにちは。ジャズギタリストの KAZU YAMAMOTOです。
今回はスマートな小型アンプ「ZT AMP ( ゼットティーアンプ ) / Lunchbox Amp」をご紹介させていただきます!

「Lunchbox Reverb」ではなく「Lunchbox Amp」。
いわゆる旧製品ではありますが今でも現役で使用できますし、「Lunchbox reverb」と少し味付けのようなものが違うように感じます。
そう、例えるならFender社の「Blues Junior」シリーズのようなものでしょうか。
もちろん、本記事ではご紹介はしませんが「Lunchbox Reverb」も非常に魅力的なアンプの一つです。
小型アンプに本格リバーブ機能が搭載しているのがポイントで、エフェクターなしで何処へでもライブに持ちだす事ができるでしょう。
機材に縛られなくライブの計画を立てられるので、より音楽活動が楽しくなりますね。
ZT AMP ( ゼットティーアンプ ) / Lunchbox Reverb Amp
ただ、私の機材環境だと「Lunchbox Amp」が、たまたまですが相性の良い機材が多かったのでコチラを使用しています!
持ち運びもカンタン、小型なのに大きい音から小さい音まで自在に鳴らせることができるアンプ。
その魅力をご紹介していきましょう!
本機の魅力3ポイント
- 小型なので持ち運びがカンタン、重量も4.3kgと超軽量
- 低音もしっかりと鳴る6.5インチの小口径スピーカー
- ビンテージギターからエントリーモデルまで、クリーンサウンドがどんなギターとも相性抜群!
どんなアンプ?

丸みを帯びたデザインでシルバー。主張しないシンプルなデザインは机の上からタンスの上までどこに置いても邪魔にはならず、むしろオシャレに感じるのではないでしょうか。
サイズは「192 mm x 250 mm x 139 mm(縦×横×奥行)」ですので、本当に手で持ち運べるサイズです。
重さは「4.3kg」で例えるなら、超軽量で女性用のボウリングボールと同じくらいの重さだそうです。
もちろん投げることはないですので、持ち運びもラクラクでしょう(笑)
アンプ上部に持ち運び用の「ハンドル」がついているのも大きなポイント!

コントロールは左から「AMBIENCE」「TONE」「VOLUME」「GAIN」。
リバーブはありませんがしっかりと音作りが可能な構成となっています。
「AMBIENCE」はリバーブではありませんが、少し使用すると空間的なイメージのエフェクト効果があるように感じます。
好みのサウンドへ、スムーズにセッティングができる構成になっています。

背面には「スピーカーアウト」「ヘッドホンアウト」「ヘッドホン音量調整ノブ」「外部音源入力ジャック」「スピーカ オン/オフ スイッチ」が搭載されています。
特に嬉しいのが「ヘッドホンアウト」と「外部音源入力ジャック」。
ヘッドホンでいつでも練習できるので時間を気にせずに練習することができますし、外部音源でお気に入りの音楽やリズム・トラックを流すことができるので、練習の密度も上がること間違いなしです!
ここからさらに、サウンドの魅力をご紹介していきます!
魅力的なサウンド
軽い、コンパクト、便利、とスマートな点は十分にお伝えできたのではないでしょうか。
ここからは、実際に演奏している動画も用意しましたので、実際の音を聞きながらご紹介していきましょう!
この動画の演奏は、「Epiphone Broadway(Bartlini PBF55 にピックアップを交換)」で録音したものです。
改造はしていますが「Broadway」は「Epiphone」のシリーズですので、比較的安価で購入できるギターです。
クリーンがクリーミーに出ている印象がありますね!
ナチュラルなイメージで鳴っているのですが、特に低音が「生音以上に」引き締まってくれるように感じます。
ボディの大きいギターならではの力強いサウンドとの相性が良く、高音域はスプルースの少し歪んだようでキレイなサウンドも十分に引き出してくれますね。
そして、小型スピーカーなので、反応が良く音の立ち上がりがスッキリとしているイメージ。
フルアコらしい芯がしっかりとある太いサウンドもよくなっていますし、抜け感もスッキリと鳴ってくれてます。
小型アンプでは弱点になりやすい音の分離も良く、コード・プレイやアルペジオもキレイに鳴ってくれますね!
引き締まった低音のふくよかで艶のあるサウンドや、きらびやかでキレイに抜ける高音域のイメージなどのサウンドを十分にアンプで再現しているので全体的に「使いやすい」サウンドとなっています。
特にフィンガー・スタイルのギタリストには弾きやすくて「助かる音」が鳴ってくれますね!
とにかく、チープな音にならず、むしろ高級感のあるサウンドへと「進化」させてくれるのが魅力です!
タイプの違うギターでもそれぞれの良さを引き出してくれる「Lunchbox Amp 」。
優れた演奏性で、どんな場所でも、どんなシチュエーションでも幅広く対応できるのではないでしょうか。
小型だけど妥協がないクオリティ
今回は「ZT AMP ( ゼットティーアンプ ) / Lunchbox Amp」をご紹介させていただきましたが、いかがでしたでしょうか。
小型で軽くてスマートなデザインなので使いやすく、ヴィンテージから比較的安く手に入るギターでも幅広く対応できるサウンドで、ホントに死角の少ないアンプになっています。
小さいライブや急な演奏でも「Lunchbox」を持っていくだけで大体対応することが出来るので、非常に使い勝手が良いです。しかも、軽いのでホントに助かります(笑)
もちろん「Lunchbox Reverb」も良いアンプで、今回ご紹介した「Lunchbox」の使いやすさを継承・進化させたようなアンプです。
家での演奏から、外部スピーカを用意できるなら大きなライブにも対応できるスマートな「Lunchbox」シリーズ。
ぜひ、お手に取ってその魅力を体感していただきたいです!
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