エレキギター関連のものが軒並み値上げされている昨今、生活に関わるものもどんどん値上げが進んでいます。
自分は結婚していて、小学生の子供のいる現在35歳。ただのギター好きです。正直、この値上げは痛い!ギター弦の価格上昇により、予算を抑えながらも品質の高いギター弦を見つけることが重要になってきました。
コロナの前までは500〜700円くらいで買えた弦の価格が今では1,000円を超えるものも珍しくありません。
私給料1円も上がってないんですけどね......
正直、値上げが続くとお財布事情を考えると交換頻度を下げるか、安いものに乗り換えるかくらいしか選択肢はありません。
錆びた弦を使ってると、その他の金属パーツにも良い影響がないので、後者の方を選びました。そんな私が最近出会ったのが、サウンドハウスで売ってる"PLAYTECH EGS"というエレキギター弦でした。
PLAYTECH ( プレイテック ) / EGS-0942 エレキギター弦
ということで、今回は"PLAYTECH EGS"と今まで使っていた"DADDARIO"の弦を比較して、自分の主観ではありますがサウンドやプレイアビリティ、耐久性、そしてコストパフォーマンスに焦点を当てて評価します。
ちなみに自分は主にストラトキャスターで09-42を使用しております。他のゲージや使用環境では感じ方が違うかもしれませんので、予めご了承ください。
01 サウンド/トーン
サウンドやトーンは、安価なギター弦でも、優れたサウンドを実現していると思います。"DADDARIO"と比較すると煌びやかさが"PLAYTECH EGS"のほうが若干少ないかなーという感じはあります。音の豊かさや持続性などは概ね一緒に感じました。高価な弦と比較したら多少の差異はあるかもしれませんが、十分なクオリティだと思います。
さらに、豊かなサステインも持っており、音色の持続性が素晴らしいと思います。
02 プレイアビリティ
弦の滑りやすさや弾きやすさも大きな違いはありません。テンション感は少し弱いように感じましたが、メリットとして指の疲労度が少なく済んでいる気がします。結構この点が気に入って使用しています。練習用であればガンガン弾きたいので、この点は嬉しいですよね。全然スタジオやライブでも使えると思うので、古い弦をつけてるくらいだったら、こちらに張り替えたほうが絶対にいいと思います。このプレイアビリティについては、演奏者にとって非常に重要な要素ですよね。初心者から上級者まで幅広いレベルのギタリストに適していると思います。
03 耐久性
弦の寿命は高級なコーティング弦と比較したらやや短いかもしれませんが、十分な使用時間だと思います。弦の耐久性は、"DADDARIO"と比較して"PLAYTECH EGS"のほうが強いと感じました。比較すると錆びるスピードは"PLAYTECH EGS"のほうが遅いです。また使用中のチューニングの安定性も問題ないので頻繁な調整が必要ありません。演奏中の安心感を提供してくれます。
04 価格とコストパフォーマンス
圧倒的に安い価格なので、コストパフォーマンスはとても良いと思います。価格からはびっくりの品質なのでぜひ試していただきたいです。品質とサウンドの面で妥協はないと思います。またギター弦は"PLAYTECH EGS"を含め、コストパフォーマンスの高い弦を選ぶことで、予算を抑えながらも素晴らしい演奏体験を得ることができます。価格上昇により予算に制約がある場合でも、"PLAYTECH EGS"を選ぶことで妥協せずに演奏を楽しむことができます。
05 総評
"PLAYTECH EGS"は、その高品質なサウンド、快適なプレイアビリティ、耐久性、そしてコストパフォーマンスの高さにおいて優れた選択肢です。サウンドは明瞭でバランスが取れており、豊かな倍音と持続性のあるサステインもあります。プレイアビリティはスムーズで指の疲労を軽減し、各種のテクニックにも対応します。耐久性も高く、長期間使用してもパフォーマンスが劣化しません。"PLAYTECH EGS"は、手ごろな価格でこれらの素晴らしい特性を手に入れることができます。
以上が"PLAYTECH EGS"に関するレビューとなります。
もちろん、プレイヤーそれぞれの好みや演奏スタイルによって異なる評価があるかもしれません。そのため、他のユーザーのレビューや意見を参考にすることもおすすめです。ただし、"PLAYTECH EGS"は多くのプレイヤーにとって素晴らしい選択肢であると言えると思います。
今までは、自分は憧れのギタリストに寄せた弦を使っていたのですが、今では全然気にならなくなって、「その他の弦も試してみたい!」と思うようになり、現在も物色しているのですが、お陰でギターがこれまでより楽しくなってしまいました!
ギターや機材もですが、どこまでクオリティを求めるかは人それぞれですよね。
自分は『自分にあった物を探すことにとても楽しさ』を感じたので、経済的な事情なども踏まえた上で、これからも自分なりに楽しんでいきたいと改めて思いました。
そんな出会いを貰ったサウンドハウスで記事を書いてみたいと思い、第1回は弦についてご紹介しました。次回も自分の発見した素敵な商品を皆さんに紹介できればと考えております。
コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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