他の弦楽器と同様にベース弦も消耗品です。しかし、ギター弦と比べて、ベース弦は高価なもの。なるべくなら失敗せずに張り替えたいものです。ベース弦の張り替えはとても簡単ですので、この講座でベース弦の張り方をマスターしましょう。
ストリングカッター(ニッパーの一種)で弦を切ってから外すと効率が良いです。その際は必ず弦を緩めてから切ってください。
弦の一方の端を巻きつけておく金属性のパーツです。ペグを回して弦の張りを調整することでチューニングを行います。
1、2弦のビリつきを押さえ、ナットから弦が外れる事を防ぐために用意されているのがストリング・ガイドです。弦のテンション(張力)を高くする効果もあります。
駒の上に弦が乗るように、ブリッジから弦を通します。
4弦から張っていきましょう。ブリッジからピンと張った状態にし、巻く位置からペグ1.5個分くらいの所を折り曲げます。
折り曲げた位置から1cm程度の部分で弦を切り、ストリングポストに弦を入れます。
ストリングワインダーという道具を使えば、スムーズにペグを回すことができます。
巻く方向は、弦がストリングポストの内側を通るように巻きます。また、ストリングポストの下に向かって重ならないように巻いてください。
張りたての弦は伸びやすいので、チューニングが安定するまで時間がかかります。
ベース弦はギター弦とは異なり、切れ難い弦です。交換時期は人によって異なりますが、切れてから交換するよりも、音にギラつきが無くなった時(「死んだ音」と表現します)に交換する場合が一般的です。尚、フラットワウンド弦は元々の音にギラつきが無い事に加え、ラウンドワウンド弦に比べて長寿命なので、長い間交換しない人が多くいます。ちなみにジェームス・ジェマーソンというベーシストは、フラットワウンド弦を10年以上も張り替え無かった事で有名です。
ベース弦を張り替える前に、ベースの状態を確認してみましょう。ベースが適切な状態ではない場合、せっかく弦を替えても、音がこもったり、すぐに弦が切れてしまう場合があります。
張替え途中や張りたての状態ですぐに弦が切れてしまう場合は、ナットやストリングポスト、ストリングガイドに原因があるかもしれません。張り替えたばかりなのに、ナットからストリングポスト付近で断線してしまった場合は、こちらを確認してみてください。
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