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ベース弦の選び方

ベース弦を選ぶ際のポイントとしては、スケール、材質、太さ、弦の数など多岐に渡ります。使用するベースの種類、演奏スタイル、好みに応じてお選びください。このガイドが参考になれば幸いです。

弦の数

スケール(弦長)

スケールとは、一般的にナットからブリッジサドルまでの長さを言います。
ギター弦は特にスケールを気にせず選んでも問題ありませんが、ベース弦はスケールが異なると張れない事が多いため確認が必要です。

ロング・スケール

(34インチ=約864mm)
最もポピュラーなスケールです。

スーパー・ロング・スケール

(35インチ=約889mm)(36インチ=約914mm)
34インチスケールよりもテンション(張り)が稼げるため、多弦ベースに多くみられます。ダウンチューニング時にも安定した音程が得られます。

ミディアム・スケール

(32インチ=約814mm)

ショート・スケール

(30インチ=約762mm)
短いスケールのベースはサイズ自体も小さく弦のテンションも弱くなるため、お子様や女性の方におすすめです。ギターから持ち替えても違和感なく演奏できます。

材質

「ニッケル」と「ステンレス」が一般的です。

ニッケル

ベース弦では最もポピュラーで、太い音が特徴です。

ステンレス

ブライト(明るい)な音が特徴です。

ゲージ

ゲージとは、弦の太さの事です。同じ種類の弦でゲージの値が大きくなると、弦のテンションが強くなり音程感が増します。逆にゲージの値が小さくなると、テンションは弱くなるので演奏性が増します。
初心者には(045、065、080、100)がおすすめです。

弦の形状

ラウンドワウンド弦

最もポピュラーな弦。芯線に断面が円の線を巻いている構造のため、表面が凸凹とした形状になっている。倍音成分を多く含んだ明るい音色が特徴です。張りたての新しい弦は、ギンギンとしたサウンドが出ますが、時間がたち劣化すると丸みを帯びたサウンドになる傾向があります。

フラットワウンド弦

表面が平らになっている弦。ダブルベース(コントラバス)では一般的な弦で、フレットレスベースで多用される。倍音成分をあまり含まないダークな音色が特徴。メーカーによってフラットワウンドの概念が異なり、芯線にリボン状の線を巻いているリボンワウンドが一般的。一部のブランドではラウンド弦の表面を削る(SLICK)加工を施したSLICK ROUNDをフラットワウンドと呼びます。なお、SLICK ROUNDはリボンワウンドよりも凹凸した表面なので、ハーフラウンド弦に近いものとなります。

ハーフラウンド弦

ラウンドワウンドを研磨(またはプレス)して表面をフラットにした弦を言います。

特殊な弦

コーティング弦

通常のコーティング処理していない弦に比べて価格は高くなりますが、長寿命が特徴です。

テーパーコア弦

ブリッジサドル付近が細くなっている弦。5弦や6弦等太いゲージの弦に多くみられます。 ブリッジにしっかり乗るので振動が伝わりやすくなっています。一般的にサスティーン(音の伸び)に優れ、イントネーションが良くなるとされます。Warwickなどのボールエンドを引っ掛けるタイプのブリッジなどは、テーパーコア弦でないと、弦が張れない場合があります。

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