こんにちは!青春をDTMに捧げる男、現役高専生の虫恋です!
皆さんならギターを始めるときに、何を買いますか?ギター本体はもちろんのこと、シールドやスタンドなどの周辺器具とアンプを買われる人が大半だと思います。オーディオインターフェイスは、「もうちょっと上手くなって、録音しようと思ったときに買おう」という人も多いと思います。ですが、私は初心者の方にほど、オーディオインターフェイスをおすすめしたいです。
この記事では初心者の方がアンプでなくてオーディオインターフェイスを買うことのメリット・デメリットを、実際に初心者の時にアンプではなくてオーディオインターフェイスを買った筆者の視点を交えて紹介していこうと思います。
そもそもオーディオインターフェイスって何なのよ
メリット・デメリットを紹介する前に、オーディオインターフェイスとは何かよくわからないという方に向けて簡単に説明したいと思います。
超簡単にオーディオインターフェイスについて解説すると、「音をきれいにパソコンなどに取り込むための装置」です。例えばエレキギターをパソコンで録音したいと思ったとき、シールドケーブルを直接パソコンに挿すことはできません。そこで登場するのがオーディオインターフェイスです。こいつを間に挟んでやることで、ギターの音を録音することができるようになります。

こいつがオーディオインターフェイス
YouTubeなどで実況者の方が使ってるようなマイクを使うにも、オーディオインターフェイスが必要です。
オーディオインターフェイスを使うと何ができるの?
オーディオインターフェイス自体には音を取り込んだり、その音をリアルタイムに確認する機能しかありません。ですが、パソコンなどと接続することで、こいつは真価を発揮します。
アンプシミュレーターが使える
アンプシミュレーターというものをご存じでしょうか?これは、アンプの音を再現してくれるソフトや機器の事です。オーディオインターフェイスを使うことで、パソコンなどで、アンプの音を再現することができるようになります。最近はDAWなどにアンプシミュレーターが付属していることがあります。そのため、オーディオインターフェイスを買ってしまえば、DAWがついてきて、そのDAWにアンプシミュレーターがついている、いわば一石二鳥状態とでも言いましょうか、そんな製品もあります。

アンプシミュレーターの代表格、BIAS FX2
録音ができる
オーディオインターフェイスを使うことで、DAWで録音することができます。もちろんアンプを使うことでも録音はできるのですが、マイクを用意したり、環境音を消したりといろいろ面倒なことがあります。オーディオインターフェイスならシールドを挿すだけで録音ができるようになります。さらに、あとからアンプシミュレーターでアンプの種類を変える、なんてことも簡単にできます。
それでは、オーディオインターフェイスについて軽く理解したところで、本題に移りましょう。
メリット
値段がほぼ変わらないのに音数が増やせる
これが一番大きな理由です。例えば、サウンドハウスのオリジナル製品、PLAYTECHの最安値アンプはこちらです。
PLAYTECH ( プレイテック ) / JAMMER Jr. ギターアンプ
セールなどによって値段は変わりますが、大体5000円前後で購入することができます。
一方で、サウンドハウスで一番安いオーディオインターフェイスはこちらです。
M-AUDIO ( エムオーディオ ) / M-Track Solo
M-AUDIOのM-Track soloです。この製品にはアンプシミュレーターが付属してきます。
アンプシミュレーターには数種類のアンプやエフェクター(音を変える装置)などがついてきます。エフェクターは数を揃えようとすると結構お金がかかるので、これは嬉しいですね。
付属するアンプシミュレーター以外にも、ネット上には無料のアンプシミュレーターがたくさんあるので、音に困ることはないでしょう。
音楽に合わせて弾くのが楽
YouTubeなどで自分の好きな曲を流しながらギターの練習をしたい、という時があると思います。通常のアンプだと、AUXケーブルで繋いだり、Bluetoothで繋いだりして面倒ですが、オーディオインターフェイスならPCに繋ぐだけでそれが可能です。TAB譜動画もPCの大画面で見ることができるので練習に最適です。
弾いてみた動画が簡単に録れる
上でも述べたように、弾いてみた動画が簡単に録れます。ネットに公開しなくても、自分の演奏を振り返ったりするのに便利です。
デメリット
ぱっと弾きたいときに不便
一番のデメリットかもしれません。普通のアンプならアンプの電源をつければすぐ弾けますが、オーディオインターフェイスを使うときはパソコンの電源をつけて、アンプシミュレータを起動して…と、やることが多くて不便です。
特にパソコンのスペックが低いと、起動にも時間がかかって不便です。
ライブなどで設置が面倒
ライブなどでアンプシミュレーターのエフェクターを使う時はパソコンとオーディオインターフェイスを持っていくことになります。配線がごちゃごちゃしますし、荷物が多くなるので「ライブでアンプシミュレーターを使おう!」というのはやめておいたほうが良いです。
おススメのオーディオインターフェイス
さて、メリット・デメリットを紹介したところで、お勧めのオーディオインターフェイスを紹介したいと思います。
とにかく安くしたい!
とにかく安くしたい!という方はM-AUDIOのM-Track Soloがおススメです。
M-AUDIO ( エムオーディオ ) / M-Track Solo
この値段で新品のオーディオインターフェイスが買えてしまっていいのか、という価格破壊機です。「オーディオインターフェイスを買いたいけど中古は嫌だ!」という方におすすめです。
安いからといって悪いわけではなく、しっかりと16bit/48kHzでの録音が可能。
ただ、ループバック機能(PCから出てる音をそのままマイク入力にする機能)はありませんので、作曲配信やギター配信をしたい方には向きません。あくまでギターを弾きたい、録音したい人向けです。
アンプシミュレーターも付属しています。
ギター配信してみたい!
「ギター配信や作曲配信をしたい!」と思っている方は、ループバック機能がついているオーディオインターフェイスを買うことをおススメします。
なかでも僕のイチオシはPRESONUSのStudio 24cです。
PRESONUS ( プレソナス ) / Studio 24c オーディオインターフェイス
こちらの製品、じつは私も持っています。
2chのコンボジャック搭載でMIDI入出力端子搭載。さらにループバック機能付きで通常10000円程度するDAWにアンプシミュレーターまでついてこの値段で買えるのはコスパの鬼です。さらに24bit/96kHz録音可能でもう非の打ちどころがありません。迷ったらこれを買っておけば間違いないです。これからの鉄板機種になると勝手に予想してます。
ループバック機能が搭載されていますので(Windowsのみ)ギター配信や作曲配信も簡単にできますよ!
注意すべきこと
ここで紹介したオーディオインターフェイス以外を買う時に気を付けてほしいことがあります。それは、入力がHI-Z入力に対応しているかどうかです。HI-Z端子についての詳しい解説は省きますが、ざっくり言えば「ギターやベースなどの音をきれいに録れる」端子です。商品ページに「HI-Z」とか「インストゥルメント入力」とか書かれていればOKです。通常のLINE入力でも録音はできますが、キレイに録りたいならHI-Z入力対応機種をお勧めします。
また、ヘッドホンはついてきませんので別途購入するか、手持ちのイヤホンなどに変換ケーブルを噛ませて使いましょう。
↓おススメのヘッドホンはこちら
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CPH7000 密閉型モニターヘッドホン
↓変換ケーブルはこちら
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / ASN221

ヘッドホンなどもご一緒に
終わりに
お付き合いいただきありがとうございました!アンプの代わりにオーディオインターフェイスを買うとメリットがたくさんあります。実際に金欠な私も、エフェクターを買わずにアンプシミュレーター内のエフェクターを使うことで節約できています。なんならチューナーすら持っていません。今からギターを始めるなら、ぜひアンプシミュレーターをおススメします。
以上、「今からギターを始めるならアンプじゃなくてオーディオインターフェイスがおススメという話」でした!
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