初めまして。
イヤホンのレビューブログを書いている猫居こうたと申します。
ノイズキャンセリングイヤホンの比較などをメインコンテンツとしております。
今回ご紹介するのは、JBLのノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤホン。
一口にノイズキャンセリング機能といっても、モデルによって効き目は様々。
サウンドハウスで購入できるJBLのノイキャン付き完全ワイヤレスイヤホンも現在3種類ありますが、スペックを見ただけでは違いがわかりにくいのではないかと思います。
そこで該当する3つのイヤホンを自分が実際に使って感じたノイズキャンセリング効果の違い、イヤホンの特徴について解説していきます。イヤホン選びのご参考になれば幸いです。
JBL / TOUR PRO 2
2023年3月発売開始
29,700円(税込)
連続再生時間:10時間/40時間(ケース込)
対応コーデック:SBC・AAC
防水性能:IPX5
JBLの新フラッグシップモデルです。
世界初のスマートディスプレイ搭載完全ワイヤレスイヤホンとして脚光を浴びました。
イヤホンケースについたディスプレイを通じて曲送りだけでなく、イコライザーの変更や着信を受けることもできます。
ノイズキャンセリングの効き目はJBL製品の中でもっとも強力だと感じました。低音ノイズを大幅にカットし、人の声にあたる中音や高音ノイズにもしっかり効果を実感できる効き目です。電車などの激しい騒音化でもノイズをしっかりカットしてくれるので音量の上げすぎ抑制にもなり、耳への負担が抑えられます。
音質面はJBLらしいノリの良いサウンド。低音がかなり濃厚なのが特徴的です。
EDMやロックで迫力のある聴き応えあるサウンドが楽しめると思います。
今作では聴力テストを通じて聴こえにくい音を補完してくれる音質最適化機能を搭載しており、実際に試してみると音の明瞭感・見通しの良さが明らかにアップしました。TOUR PRO 2を使う際には、まず音質を最適化することをおすすめします。
装着感はフィット感と軽さを両立した付け心地だと感じました。
普段遣いでも耳疲れしにくい付け心地の軽さを持ちつつ、ジョギングなどの運動で使っても問題ないフィット感も備えています。高級機に相応しい出来栄えだと思います。
その他にも2台同時接続可能なマルチポイントや低遅延モードにも対応するなど、機能性は全完全ワイヤレスイヤホンの中でも最高クラス。世界的オーディオメーカー・JBLのハイエンド製品にふさわしい高機能イヤホンに仕上がっています。
JBL / LIVE FREE 2
2022年4月発売開始
11,800円(税込)
連続再生時間:7時間/28時間(ケース込)
対応コーデック:SBC・AAC
防水性能:IPX5
ミドルクラスの価格ながらJBLらしい良質なサウンドとハイエンド機顔負けの高機能を搭載。コストパフォーマンスの良さで爆発的な人気を獲得した完全ワイヤレスイヤホンです。
ノイズキャンセリング機能は低音ノイズをしっかりカットできていると感じました。中音・高音ノイズに対してもある程度の効果を実感できます。室内程度の騒音ならほとんど周囲の雑音を気にせず音楽や作業に集中できますし、電車などでもあるとないとでは大違いの効果です。
音質はこれぞJBLという感じの明瞭で元気のあるサウンド。どんな音楽も軽快で楽しく聴かせてくれると思います。
装着感は耳穴に深く差し込まなくてもフィットする軽さ重視の付け心地。休日の外出中に長時間着用したままでいても苦になりませんでした。
マルチポイントや低遅延モード・イコライザーと欲しい機能はすべて揃っています。
音質・機能性・使い勝手、すべてのバランスが良く満足度の非常に高いイヤホンだと思います。
JBL / Tune Flex Ghost Edition
2022年10月発売開始
11,880円(税込)
連続再生時間:8時間/32時間(ケース込)
対応コーデック:SBC・AAC
防水性能:IPX4
イヤーチップを交換するとインナーイヤー型にもカナル型にもなるという面白い特徴を持った完全ワイヤレスイヤホンです。
標準のインナーイヤー型では外音が自然と取り込め、「ながら聴き」に適していると感じました。外音取り込み機能も用意されていますが、機能を使わなくても外音がきちんと聞こえる状態です。
音質面はインナーイヤー型の特性を活かした非常に抜けの良い中高音が楽しめます。
全体を下支えするのに充分な低音の量感も確保できており、低音の迫力が欲しい曲もしっかりこなします。
装着感は耳をふさがないので圧迫感が無く、非常に快適な付け心地だと感じました。イヤホンをしている感覚が薄いのでいくらでもつけていられる感じです。
イヤーチップを交換してカナル型にするとフィット感が増して遮音性がアップします。
フィット感が変われば音質も変わるものですが、Tune Flexの場合はそれぞれの付け方に応じた音質最適化機能があるので音の傾向はどちらの付け方でもほぼ同じになると感じました。
個人的には音の抜けが良い、心地よいリスニングが楽しめるインナーイヤー型の方がリスニングを重視したいときにはおすすめです。
カナル型にすることでフィット感がアップするので人混みや軽いジョギングをしたいときにはカナル型の方が良い感じでした。
ノイズキャンセリング機能はTOUR PRO 2やLIVE FREE 2と比べるとそれほど強くはありません。
そのため、インナーイヤー型の特徴を活かした抜けの良いサウンドや「ながら聴き」、快適な装着感を重視したい方に最適なイヤホンだと思います。


■ あとがき
JBLがおくる3つのノイズキャンセリング機能付き完全ワイヤレスイヤホンを使った感想を簡単に紹介してみました。
人によって個人差はあると思いますが、ノイズキャンセリング機能の効き目は
TOUR PRO 2 > LIVE FREE 2 >> Tune Flex
と僕は感じました。
- 全部入りのコスパ重視ならLIVE FREE 2
- スマートディスプレイや音質最適化などハイエンドらしい高機能に惹かれるならTOUR PRO 2
- 抜けの良いサウンドや「ながら聴き」、快適な付け心地を重視するならTune Flex
こんな感じで選ぶと良いかなと思います。
気になるイヤホンがあればぜひ試してみてください!
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