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現役バンドマンが語る ~メディアの移り変わり編~

2022-12-20

テーマ:音楽ライターのコラム「sound&person」, 音楽全般

傷彦 & ホーリー 傷彦 & ホーリー

さて今日は?

め!

ん?

でぃ!

ん?

あ!

はいはい、どうしたんですか?

メディア!

メディア?

この数十年の間にけっこう変わったよね?

あぁ…音楽メディアの事かな?ではまずはメディアとは?の説明をしないと。

Wikipediaによると…メディア(media)とは、情報の記録、伝達、保管などに用いられる物や装置のことである。媒体(ばいたい)などと訳されることもある。

説明がかたいけど、まあそういうことですね。今の我々に一番馴染み深いのはCDかな?

そうだね、前世紀ではミリオンセールスなんかもバンバン出てたもんね!

90年代のことですか?まぁ確かに前世紀ではありますけれども(苦笑)

あれがホントのCD全盛期!なんてね

うまいうまい(棒)

原始的なメディアといえば…

いえば…?

パピルス!

古っ!ていうかもはや考古学?そこまで遡りますか…

石板!

はいはい。

木簡とか竹簡とかもあったよねー。

なつい…って、そんな訳あるか!(笑)

チッ、バレたか

バレるわ(笑)文字を伝えるメディアも良いんですけど…音楽メディアと言ってるんだから…バンドマンなんだし。

それもそうか。では先手どうぞ。

まずはアナログですかね。

アナログレコードね。音が太く温かいし、DJ流行りもあって今また人気らしいね!

そうみたいですね。DJ人気は以前からありましたけど…自分も最近になって集め始めました。ここ半年、結構な勢いで買い集めてます(笑)

黒い円盤沼…怖。

沼…確かに。

いや、もっと強力な…ブラックホールか。

吸い寄せられて最近はオークションサイトばかり見てます(苦笑)アナログレコードは、その音も魅力ですけど、CDに比べてサイズが大きいのでジャケットも見ごたえありますよね。

うん!帯もおっきくてさ、洋楽のけったいな邦題がバーンと!

けったいな(笑)ありましたね。日本のレコード会社が勝手に付けてた邦題。

あのセンス、良いよなあ

邦題好きだなぁ。

『地獄の薔薇王子』とか?

そうそう…こうやってメイクしてな…ってこら!

『暗闇で傷彦にドッキリ!』とか?

そうそうそう、ステージでコウモリを食べてね…てオイ!バカだもん…てタモリ倶楽部の「空耳」でやってましたね(笑)

なつい。

本題に戻しましょう。それに、レコードのあの大きさは「音源を手に入れた!」という感じが強くていいんですよね…分かってもらえるかな?(笑)

所有欲を満たす感じ!アナログの次はカセットテープかな?

ですかね。あちこちで話してることですけど、自分はレコードプレイヤー持ってなかったので、初めて買ったアルバムはカセットテープでしたね。テープは、WALKMANが発売されて、音楽を持ち歩けるっていうのが画期的でしたね。

ね!録音も出来るし!革命的ですらあった。

よく言われることですけど、テレビの歌番組を録音したくて…

おかあさん、今だけ静かにしてよ!なんてね(笑)

やりましたよね。TVのスピーカーにラジカセを近付けて。ライン録音なんて知らないし。

で、大抵の場合家族の声とか入っちゃう(笑)

あるある(笑)

オカンの声入りのを友達に貸しちゃったり(笑)

あり得ましたよね。

当時、ビデオ録画予約とか無かったもんなあ…ところでカセットテープにはノーマルとか、種類あったよね?

テープの?ありましたね。メタルテープとかね。

メタル・ハードロック専用かと思って買わなかったけど

そんなん思ったことないわ(笑)

値段高いしね。

結構しましたよね。

もっぱらハイポジションを選んでたなあ

自分もハイポジメインでしたね。しかし、その辺日本人っぽくないですか?中間を選ぶあたり(笑)

ノーマルは安かったけど、音がイマイチなんだろうなという思い込みがあってさ。

なんとなく分かります。

それと!カセットテープのラベルに曲名とかを…

レタリング!

ハモった(笑)

したよねー

それこそなついですね。これ、若い人に伝わるかなぁ?(苦笑)

英語タイトルの曲はサマになるんだけど、

邦楽はね…

SOSHITE BOKU HA TOHOUNI KURERU とかね

大沢誉志幸!

「I」とか「E」とかが早く無くなっちゃうんだよなあ

そうそう。「S」や「T」もすぐ無くなってたイメージ。

ザ・なんとかズ、多いもんね。
「I」の代用として、「A」とかの長い直接部分だけ転写!とかしてたなあ。

分かるかな~(笑)

あとは…テープがからまると鉛筆を使ってまわして巻き取ったり!

なつなつい。六角形の鉛筆でね。

トンボのね。

銘柄はなんでもええわ(笑)

消しゴム付きのね。

それもどっちでもええわ(笑)

あとはー、テープはMTRにも使った!

カセットMTR!

4トラックでね、ピンポン録音したりね

分かるかなぁ…

テープスピード調節したり!

分からないだろうなぁ…

マルチトラックで音を重ねていく曲作り、ときめいたなあ

いいですね。自分はあまり熱心ではなかったな…持ってはいましたけど。YAMAHAのMTR。

僕もYAMAHAだった!YAMAHAを選ぶあたりも日本人ぽい?(笑)

かもしれませんね。しかし、今のデジタル録音は圧倒的に便利ではありますけど、この頃のテープを使ったアナログ録音も味があってよかったですよね。テープならではのコンプ感とか。

デジタルだと出力オーバーしちゃうと音がヘンに割れちゃったり、場合によってはエラーになっちゃうけど、テープだと、ある程度は、自然とコンプかかっちゃうんだよね。それがまたいい感じに。

そうそう。後は逆回転とか?最近でも、こういうニュアンスを求めて敢えてアナログ録音に拘る人もいますよね。まぁ、ここでいうテープとはちょっと違いますけど、ね。

カセットテープMTRなどを経験して、傷彦がデモ録音用にいま使ってるのはこちら!
ZOOM ( ズーム ) / R8 マルチトラックレコーダー

自分も持ってます、それ。

リズムマシンもエフェクターも入ってて便利だよね!

ですねー。

めっきり使わなくなったカセットテープですが、この機会に長年疑問だったことを調べてみたんだ。

お、何です?

なぜ46分や54分などの中途半端な時間のモノが主流だったのか?

あー。

傷彦調べによると!LPレコードの片面の収録分数が23~27分のモノが多かったから!

なるほど!

どや!大変お世話になったカセットテープの次はいよいよCD!僕らの世代にとってはCDが身近なメディアだよね!

はい。昨今ではCD再生する機器を持ってないなんて若人もいますけど、まだプレーヤー入手出来ますよ。
TASCAM ( タスカム ) / CD-200 業務用CDプレーヤー

ラックタイプ!今どき、いっそ自宅にCDJ常備なんてのも良いんじゃない?
Pioneer DJ ( パイオニア ) / CDJ-350 DJ用マルチプレーヤー2台セット

いいかも。というか、今どきはこちらのほうが馴染みあったりするのかな?最近の若人には。

かもね。しかし、若人って(笑)

(笑)CD…コンパクト・ディスクね。確かにコンパクトになりました。CD WALKMANなんてのもありましたよね。振動に弱くて音飛びするから持ち運びには難儀しましたけど(笑)

あったね。カバンの中に入れて水平を保つようにそーっと運んだり。でもCDは、レコードやテープに比べると、曲出しが早くて便利になったよね。

ですね。A面B面という概念は無くなりましたけど…音もデジタルで劣化が無くて良かったですよね。

実際にはCD自体は劣化するみたいだけどね。レコードに比べて温かみが無いという批評もあったけど、CDが登場した80年代の音楽には合ってた気もするね。後付けだけど。

デジタルの持つ冷たさってヤツですね。

クリアーさとも言う。

レコード聴いてると分からないでもないけど。まぁ結局は圧縮した音ではあるしなぁ…

一長一短だね。で、次はMDかな?

MD!それすらなついわ。

これも画期的だったよね

はい。CDレンタルしてきて、以前はテープにダビングしてましたけど、それがMDになると、曲の順番を変えられて、頭出しも早い。

デジタルトゥーデジタルだから、音質も良かった…気がする。

モード切替だったっけ?そうすれば収録時間も結構長くなりましたよね。4倍くらいになったのかな?

あー、ロングプレイ?だったっけ。

そういえば、MDのMTRもありましたよね。

あー、あれはねMD DATAっていう規格だったはず。

?規格が違うんだ。

カセットMTRと同じノリで空のMD入れればいいんでしょー、ってやったらダメで(T . T)

へえ。

で、その後はiPodで聴く時代かな?

はい。

その前にDATなんてのも!

あった!レコーディングの現場でしかお目にかかったこと無いですけど…で、時代は進んでiPhoneやiTunesで聴いて…

YouTubeでも聴ける曲は多いし、今や…サブスク全盛!

ですね。今はファイル形式といえばいいのかな?メディアの変遷とともに音楽の聴き方も変わりましたよね。まぁ、自分はサブスクには手を出してないんですけど…いまだCD全盛で、更にはレコードへと遡っているという…先祖返り?(笑)

ホーリーらしいけどね。

とはいえ、結局は購入したCDをパソコンに取り込んで、iPodやWALKMANで聴いてるんですけどね。

先祖返りといえばこんな商品もあるよ!
ION AUDIO ( アイオンオーディオ ) / Superior LP Bluetooth再生対応オールインワン・プレーヤー

これはまたレトロな…ん?オールインワン・プレーヤー?

凄いよね!「レコードプレーヤーやカセットテーププレーヤー、CDプレーヤー、ラジオチューナー、USBメモリ内の音楽ファイル再生、Bluetooth受信機能や外部入力端子、高音質内蔵スピーカーを備えた、オールインワンのミュージックプレーヤーです。これ1台でレコード、カセットテープ、Bluetooth再生など何役もこなす」だって

ラジオも!?

そう!ちなみにサウンドハウスではレコード針も取り扱ってますのでご安心ください!
→ レコード針 一覧

ラインナップ充実ですね。

一方、記録メディアカテゴリを見てみると…
→ 記録メディア 一覧

やはりSDカードやUSBフラッシュメモリが主流ですね。

いや待てよ、ひとつだけカセットテープ発見!
RELOOP ( リループ ) / TAPE 2 カセットテープ型ポータブルレコーダー

ん?カセットテープ型の…ポータブルレコーダー?ちゃうやん!

ちゃうやんな…中にSDカードが入ってるのか…

中身は最新で見た目はレトロ、が求められてるのかな。

…とまあ色々と見てきましたが、メディアは移り変わっても音楽はいつも僕らの傍らにあることが分かったよ!…そう、すべては?

愛ゆえに!


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
投稿についての詳細はこちら

傷彦 & ホーリー

一風変わったギター・ベース・エフェクターを愛する二人の現役バンドマンの対談形式でお送りしていきます。

傷彦(kizuhiko) 最後のグループサウンズ、ザ・キャプテンズのリーダー。
website www.thecaptains.jp
twitter https://twitter.com/captains_kizu

ホーリー(horry) ナショヲナル、らいむらいと、Sバのベーシスト。
website www.nacional.jp
twitter https://twitter.com/headless_bass

ION AUDIO / Superior LP Bluetooth再生対応オールインワン・プレーヤー

ION AUDIO

Superior LP Bluetooth再生対応オールインワン・プレーヤー

¥22,200(税込)

オールインワン・ミュージックプレーヤー、レコードプレーヤー、33 1/3、45,78回転切り替え可能、カセットテープ対応、CD対応、ラジオ対応、USBメモリ対応、Bluetooth接続可能、ヘッドホン端子

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RELOOP / TAPE 2 カセットテープ型ポータブルレコーダー

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ZOOM / R8 マルチトラックレコーダー

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R8 マルチトラックレコーダー

¥26,800(税込)

MTR、オーディオインターフェイス、コントローラー、CubaseLEバンドル

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