こんにちはコンセルバリオです。
チョーキング(ベンディング)は知っていますか?
弦を上か下に曲げて音の高さを変化させるテクニックです。
ギターといえばチョーキング、と考えるギタリストも多いかなり有名なテクニックです。
チョーキングのやり方と練習方法を紹介します。
まずはフォームの確認です。
親指はネックの上に引っ掛けるようにします。
そのままどこのフレットでも何弦でもいいので押さえて上か下に曲げます。

弦を曲げると音が高くなったのが分かりましたか?
これがチョーキングというものです。
この曲げた音をどれだけ変化させるのか?音が変化するまでのスピードは?
このように考えると色々なチョーキングが出来ます。
はっきり言って組み合わせと考え方次第でチョーキングは無限にあります。
なんとなく出来てきたら試しに薬指で3弦の7フレットを押さえて下さい。
7フレットを押さえたまま上に曲げます。

出来ましたか?少しでも音が変わった風に感じられたらまずはOKです。
そしてチョーキングをする時に注意点があります。
薬指でチョーキングをしますが薬指”1本”でやる訳ではありません。
人差し指と中指も使って”3本”で薬指のチョーキングを行います。
画像をよく見てフォームを確認して下さい。
この人差し指と中指のサポートをしないと指を痛める可能性があるので注意して下さい。
出来てきたら音の高さをどのぐらい変えるのかを意識しながらチョーキングします。
チョーキングの事を調べると世の中には色々な練習方法があるのが分かります。
”既にチョーキングが出来る人にチェックしてもらったり、レコーダーで録音してチェックをしよう!”
↑このようなアドバイスが本やネットのブログなどに平気で書いてあったりしますが……
面倒くさい!ギター弾ける人周りにいないし…という人はどうしたらいいのでしょうか。
実は初心者でも一人でチョーキングの音の高さを確認する方法があります。
まずはド〜レ〜ミ〜とただ弾きます。
3弦の5フレット(ド)、7フレット(レ)、9フレット(ミ)、と弾きます。
何度か弾いて音程を確認して下さい。
今度は5フレット(ド)、7フレット(レ)、7フレットチョーキング(ミ)、と弾きます。
チョーキングを使ってド〜レ〜ミ〜と聴こえたらOKです!
7フレットのレをチョーキングして9フレットのミに変化させている訳です。
やってみると分かりますがかなり難しいと思います。
おそらくほとんどの人が”ミ”の音になりません。
こんなに曲げて大丈夫なの?弦切れない!?ぐらい曲げないとレがミになりません。
コツは先程も書きましたが①親指はネックの上に引っ掛ける②人差し指と中指でサポートする、この2つです。
指先や関節が痛くなったら無理をせず指を休めて下さい。
練習している内に少しずつ弦を曲げる感覚も分かってきて、指先が固くなってきます。
ドレミー、と普通に弾いた後にドレミー(レをチョーキング)、これを繰り返して下さい。
チョーキングが出来るとただのドレミですらカッコよく弾けるようになります。
ブルースやロックが好きな人ならチョーキングは必須のテクニックです。
ぜひ丁寧に練習してマスターして下さい。
■ まとめ
チョーキングのやり方と注意点を紹介しました。
今回私が紹介した内容は最も無難な方法だけです。
ブルースやロックの伝説とされているギタリストのチョーキングはかなり独自のものが多いです。
そもそも昔はギターにチョーキングというテクニックは無かったのでそうなるのも当然です。
人差し指と中指でサポートしながら、これもやる人とやらない人がいます。
指1本でやってしまう訳です。
私も指1本のチョーキングを練習していた時期もありますがシビアなレコーディング環境ではやはりピッチが甘くなるのでやらなくなりました。
ギターの調整や弦のゲージによってもチョーキングのやりやすさは変わります。
どうしてもチョーキングが上手く出来ない!という方はギターの調整と弦を見直すのもアリです。
それをするだけで簡単に出来るようになったりもします。
チョーキングをした時に他の弦に指が引っ掛かってボーンと鳴る、弦だけでなくギターやネックまで一緒に大きく動く、などなど今回は紹介しきれなかった注意点も沢山あります。
最初から完璧を目指さなくて大丈夫です。
チョーキングは力も入る作業なので焦りは禁物です。
指を痛めてしまったらギターを弾くのが楽しくなくなります。
毎日少しずつやって感覚を掴んで下さい。
そして練習もしながらブルースやロックを聴いてみて下さい。
必ずチョーキングの練習に役立ちます。
微妙なニュアンスを再現出来るようになったらチョーキング上級者です。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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