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【ギター攻略ガイド】バンド?ソロ?どっちがいいか

2022-03-28

テーマ:音楽ライターのコラム「sound&person」, 楽器

こんにちはコンセルバリオです。
読者の方がギタリストという前提で話を進めていきます。
ギタリスト=バンド、という図式が昔はありました。
しかし時代は変わっています。
ソロで素晴らしい活動をされているギタリストは世界中に存在します。
バンドにはバンドのメリット・デメリットがあり、ソロにはソロのメリット・デメリットがあります。
どちらで活動するか悩んでいる方は是非参考にして下さい。


■ バンドのメリット・デメリット

メリットはやはりギタリストがやるメインの仕事を全てバンド(仲間)と出来る事です。
ライヴ、ステージアクション、レコーディング、SNSでの交流、などなど。
本当に楽しいですよ!
世間一般のイメージするバンドとギタリストはほぼ同義で語られます。
ギタリスト=バンド、と考える方は今でもすごく多いです。
そしてバンドは上手く行く時も上手く行かない時もあります。
色々トラブルも起こります。
人間関係、金銭関係、ファンとメンバーが繋がって…などなど想像もしていなかったありとあらゆる事が起こります。
そういう経験をしたい方、楽しめる方はバンド一択です。
ではバンド活動をしたい!、と思った時にまずどうすればいいのか?
まずはメンバー探しです。
ネットでも楽器屋さんの入り口の張り紙でも友達の紹介でも何でもいいです。
とにかく沢山の方と会って、実際に”一緒に”音を出して相性の良い方を探して下さい。
この音を一緒に出すというのがすごく大事です。
第一印象が良くても出す音、出したい音が合わない場合はその方とバンドを組むべきではありません。
お互いが結局無駄な時間を過ごす事になるだけです。
よくバンドを組んだ後に「もっと音作りはこうやって」「AメロはこうでBメロはこうで」などと意見が飛び交って喧嘩になる事がありますが本当に無駄な時間です。
そのような意見を言わないと音楽活動が進まないならそもそもバンドを組む相手を間違っています。
結婚した後に「もっと顔を〇〇みたいに整形して」と言う訳ないですよね?
そんな事言うならその顔の奴と結婚しろ!となります。
今は自分視点の意見だけを紹介していますが相手の意見を受け入れて尊重出来ない方もバンドは向いていません。
音楽の歴史に名を残す天才なら多少のワガママも周りが許してくれるかもしれませんが、そんな方は普通はいません。
バンドやギタリストをやっている方は自惚れナルシストが多いので(超個人的主観)、自分が痛い人になっていないか注意して下さい。

■ ソロのメリット・デメリット

最近の流行りは正直こっちだと思っています。
バンドやライヴは本当に楽しいものですしこれからも残ってほしい文化ですがご時世の事を考えると中々難しいものがあります。
ソロ活動のギタリストの活動はDTMを使った作曲、Youtubeなどでオリジナル曲やカバーの発表、ライブ配信、などだと思います。
他にも数えきれないぐらい様々な活動があります。
ソロギタリスト、と言うとソロギターの演奏をする方という意味に聞こえるのでソロ活動をやっているギタリストを表す言葉が早く生まれてほしいと思っています。
ソロのメリットは人間関係が無い、お金があまりかからない、の2つです。
1人で全ての事をやる、出来る必要があります。
作詞も作曲も細かいドラムの知識も要ります。
覚えるのが面倒くさい、誰かにやってもらいたいという方はソロに向いていないかもしれません。
しかし音楽以外のどうでもいい人間関係のトラブルが0になるのはかなり大きなメリットです。
バンド活動というのはやると分かりますがなんだかんだお金がかかります。
練習スタジオ代、交通費、飲み代、ライヴハウスのノルマ、はっきり言って数万円は軽く吹っ飛びます。
ソロならパソコン1台、最悪スマホ1個あれば十分活動出来ます。
みんなで作業するより1人でもくもくと作業が好き、こういう方はソロギタリストが向いていると思います。


■ まとめ

バンド活動、ソロ活動、それぞれのメリット・デメリットを紹介しました。
向き不向きがあるのでどちらが自分に向いているか2つともやってみるのがいいと思います。
今まで地味なバンド活動がメインだった人がソロになったら急に才能が開花してメジャーシーンまで行く事も普通にあります。
どちらか1つに絞らなくてもいいのですが経験上2つ同時に進めるのは結構大変です。
同じギターの演奏でもバンドとソロでは求められる演奏が違うからです。
バンドはやはり歌がメインで楽器陣はそれを支える役割です。
ソロはギターがメインでどれだけ目立てるかが勝負の世界です。
なのでソロの時の演奏をバンドに持ち込んだらバンドがメチャクチャになります。
もちろん奇跡的に上手くハマるかもしれませんが大抵無駄な努力と時間を使う事になります。
バンドとソロ、どちらを選ぶにしてもいい音楽を作れるならどっちでもいいと思います。
どちらの経験も必ず自分の音楽や演奏に役立ちます。
まだ部屋で練習しているだけでバンドもソロもやった事がないという方。
ぜひどちらかの世界に飛び込んでみて下さい。
部屋での練習の数倍のスピードで演奏が上手くなりますよ。
最後までお読みいただきありがとうございました。


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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Conservario(コンセルバリオ)

音楽学校卒業後、多数のプロ・ミュージシャンに師事。数多くのバンドを掛け持ちし、演奏会、ライブ、オーディションで高い評価を得ている。東京藝術大学での聴音実験にギタリストとして参加、自身のソロ・プロジェクト、バンド・マスター、サポート、アドバイザー、ギター講師と多方面で精力的に活動中。
Youtube https://www.youtube.com/channel/UC-kJGlSW2KVYFeisAhvENPQ
Instagram https://www.instagram.com/conservario115/

 
 
 
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