

今回は何について話します?
今回はね、妙なこだわり!
妙な…?
長くバンドマンやってるとさ、自分なりのアレがあるじゃん?
アレ?
ルー…ルー…ルー
どうしたんですか。
ルー…ルー…ルー
北の国から?
あ!キタキツネ!
言うだろうとは思いましたけど…変な脱線しないでください(笑)
は、はーい。
ルー?何です?
自分なりのルー・テーズがあるじゃない?
ん?ちょっと分からないです。
知らないの?レジェンド・レスラーのルー・テーズを?
すみません…プロレスは全然(苦笑)
じゃあ、自分なりのルー・リードがあるじゃない?
ありますね。ベルヴェッツのね…て!
あ、思い出した!ルーティンだ!
やっと出た。今回も導入長いなぁ(笑)
ルーティンもだし、パーツ細部へのこだわり、とかもさ。
まあ…ありますね。
例えば?
仕様でいえば、自分はワンボリュームが好みです。
うんうん、そういうの。
ツーボリュームのほうが音がいい、という意見があるのも知ってるんですが…
初耳だッ
バンドによっては、ライブ中にボリュームコントロールをすることが結構多くて。なので、ワンボリュームが好みですね。まぁ、ツーボリュームならボリュームペダル使ったりしますけど。
なるほど、マスターボリューム的な役割が要るわけだ。実戦を考えて、だね。他には?
そうですね…ブリッジはフェンダーのヴィンテージについてる様なヤツではなく、出来たら丸みがあってしっかりしたヤツがいいですね。割とブリッジ寄りでピッキングするので、ヴィンテージタイプだと、勢いよくピッキングして手を怪我することあるので…ライブ終わったら右手血まみれだったことも(苦笑)最近はある程度コントロール出来るようになったので、そんなことも無くなりましたけどね。
痛そう…それなら、ブリッジのコマの高さを変えるイモネジも上にハミ出して無い方が安全だよね
そうですね。出来れば…でもまぁある程度は仕方ないと思ってますし、ヴィンテージタイプも、それはそれでいいんですけどね。必ずしも、という訳ではないので。
やだー、ホーリーの職人の手が傷付くのはやだー。
ありがとうございます(棒)
本体以外のこだわりは?
んー…ボードだと、チューナーはボードの最後に置く、ぐらいかな。
ホーリーはそうだよね。トラブル対策。理由も合理的だし、分かる。
でも、チューナーの位置としては少数派ですよね。多分。傷彦さんは最初に置いてますよね?
これはもう、長年そうしてるからとしか言いようが無い。右足で踏まないと落ち着かないの、なんとなく。
なるほど。理由は色々、ですね。本体の方はどうですか?
ペグ(まわす部分)はプラスチックのが好き。
可愛いですよね。でも、自分はしっかりとしたヤツが好みかなぁ。
マッチングヘッド好き。
ボディとヘッドの色が同じ、と。
うん!ヘッドレス偏愛のホーリーには無用の悩みだね。
確かに!ヘッドレスにマッチングカラー無し…ですけど、マッチングヘッドも持ってますよ。選択肢としてマッチングヘッドあれば、それ選びますもん。
有頭ならね…。
海老か(笑)
あとはー、変わったポジションマークインレイ好き。
分かるけど…コスト掛かるイメージだなぁ。いずれ薔薇模様でも入れたらどうですか?
それ、いただき!
いただかれた…!(笑)
ギターのコントロールはワンボリューム、ワントーンで良し。
お、ワンボリュームの好みは共通ですね。
あんまり色々ツマミあっても混乱するからさ!
傷彦さんらしい理由ですね。小物類は?
エフェクターからアンプへのシールドの被覆は布製のもの。ガムテでステージ床に固定し、剥がした時にもキレイなので。シールドのプラグは表面が金属のものより、ゴムなどで覆われてるのが好み。プラでも可!
自分はシールドの布被覆はちょっと苦手ですね…取り回しが良くないイメージがあって。
ホーリーはやわらかいシールドが好みだったよね。
はい。柔らかすぎるのはダメですけど。ちなみにプラグについては、機材によってL字とストレートを使い分けしてます。前々回かな?言いましたけど、ボードの入口出口はなるべくL型とか。
細かいよね!職人ぽい!
あとは、こだわりというか、性格的なもの?かもしれないんですが、傷彦さんはわりとサオにステッカー貼りますよね?
うん!ステッカー貼るの好き!特にネック裏に。
その心は?
5フレットと12フレットのところには貼るね!パッと押さえられるように!
何年ギターやってるんですか…
20年以上!
言った!堂々と!(笑)
えっへん!
威張った!でも、それ分かります。意外と便利だと思いますよ。自分は…多分やらないけど(笑)ステッカー類も一切貼らないなぁ。
昔はね、PHSの番号書いたステッカーも貼ってたなあ
は?
万一落とした時、拾い主はここに電話ください、って。
PHS?
そーゆー時代!最後にルーティンであり、ライフハックを。
お、それは聞きたい。
シールドは一度ストラップとボディの間を通らせてからギターのジャックに挿す。
ジャックから抜けにくくなりますね。これは必須ですよね。
そう!高校生の時にギターの上手いイガラシくんに教えてもらって以来、ずーっと守ってる。コレ、シンプルだけど大事!
でも、今傷彦さんが使ってるXviveのワイヤレストランスミッターだと出来ないですけどね…
ウッ、鋭い!
鋭くはないでしょうよ…見りゃ分かるって(笑)
もうひとつ似たようなライフハック!エフェクターボードからのシールドは一度アンプ後方に持っていき、アンプの取っ手をくぐらせてからアンプのインプットジャックに挿す。
アンプの上から挿すんですよね?これも抜けにくくなりますね。挿したシールドを下に垂らした状態だと、僅かではあるけど、シールドの重みでジャックに負荷かかりますからね。少しでも負担は減らしたほうがいいので…自分もやってますよ。
うん!
長年やってるとトラブルを少なくするコツみたいなものが身について来ますよね。
うん!使うサオによってもこだわるポイントが変わるんだろうなぁ。ギブソン系ならこう!とか。そういう、自分が使ってるのと別系統のこだわりも聞いてみたい!
あー、学びがあるでしょうね。でも…あまりこだわりばかり言ってると「細かすぎる人」って思われそうで…
ん?
先日ファンの方と話してたら、ケースに関するコラムを読んだらしくて…「凄い細かいところまでこだわるんですね」と言われまして…そのニュアンスが…ねぇ(苦笑)
なるほど(笑)「こまやか?」じゃなくて、「こまけーよ!」と(笑)でも仕方ないね。だって気になるんだもん!
まぁそうなんですけど(笑)あ。最後に!こういうこだわりは、これが正解、ということではなくて、あくまでも自分ならこう、というだけのことなので勘違いしないで欲しいですね。
そうだね。みんなも色々と経験しながら自分ならではのこだわりを見つけていこうね。そう、すべては?
愛ゆえに!
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