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現役バンドマンが語る ~秋ソング編~

2021-09-25

テーマ:音楽ライターのコラム「sound&person」

傷彦 & ホーリー 傷彦 & ホーリー

近ごろ急に涼しくなって来ましたね。

そうだね、長袖必須!

さて、今日の話題は?

この季節に似合う曲、なんてどう?

この季節?秋に似合う、ってこと?いきなりどうしたんですか?もしかしてネタ切れ…?

そ、そんなことないもん。たまにはこういう話題もいいかな?と思って…決して、秋だけに飽きが来た訳ではない!

上手い(笑)まぁ…いいでしょう。季節ソングは以前にやってますけど ( 関連記事『2020.12.09 現役バンドマンが語る~季節ソング~』) あれはイベントに限定してましたからね。今回は季節自体がテーマでいいんですよね?

うん!例えばアコースティックな感触の曲なんかは似合うよね?

何をもって秋を感じるのか分かりませんけど…そう言われればそうかもしれませんね。例えば?

ンー、パッと思いつくのはニールヤングの「ハーヴェスト・ムーン」とか「ハートオブゴールド」とかかなあ。

なるほど。分かる気はします。

サイモン&ガーファンクルももちろん良いし、キャロルキングの「ソーファーラウェイ」なんかたまんないね!

え?そうですか?自分にとってはS&Gやキャロル・キングは冬のイメージですね。「つづれおり」のジャケって冬っぽくないですか?発売されたの2月だし。S&Gも「明日に架ける橋」と「Sounds Of Silence」のジャケは冬服ですよ?(笑)

あ!ホントだ!「つづれおり」では厚手のセーターを着ているね

でしょ。

そして手前に写っているモフモフのネコとくっついて暖をとるわけか…。

それは知らんけど(笑)

絶対そうだって!

そうかニャー?

窓から差し込む光は冬の日光なのか…それにしては素足は寒そうだ。

よう見てますね(笑)

寒い時には頭寒足熱!が基本。

さ、さすが東北生まれ…

特に足首を温めるのが良い!さ、キャロル、レッグウォーマーだよ。

作品の雰囲気にそぐわないからやめて下さい(笑)

風邪なんてひいたら素晴らしい歌が台無しじゃないか。僕もボーカリストとして気をつけているよ。風邪ひかないようにジンジャーを添えた紅茶でも淹れてくれないか?

は、はあ…でも傷彦さんは大丈夫ですよ、バ…

バ?

バ、薔薇は風邪ひかない、っていうし。

そ、そうかい?テヘヘ。で、S&Gね。ホントだ!ロングコートやマフラー、それにとっくりセーター!

とっくりて。

それにS&Gにはには「冬の散歩道」のイメージもあるしね…

でしょ?でも、自分もイメージするのはフォーク寄りになるかなあ…

と言うと?

サンディ・デニーとかフェアポート・コンヴェンションとか…ちょっとアコースティックなイメージのあるロックかな。

その辺よく知らない…!面白そう!

その流れで、レッド・ツェッペリンとかもそうかも。ちょっと秋のイメージあるかもなぁ。同時期のディープ・パープルやブラック・サバスには無い…ツェッペリンにはアコースティック色強い曲多いですからね。

確かに!フォーク色やトラッド色あるよね!あまり詳しくはないけど、そういわれてみればそうかも。

あ。曲単位ではなく、バンド単位になってしまいましたね。洋楽は歌詞の意味を知らずに聴くこともあるので、つい全体的なイメージで話しちゃいましたね。

そうだね。季節感は歌詞に因るところが大きいだろうね。

では、邦楽はどうでしょ?秋ソング。

スピッツの「楓」でしょう!

あーなるほど。でもスピッツは夏のイメージの曲も多い気がするなぁ。

あー涼しげだしね。サニーデイ・サービスも聴きたくなるかなあ。GREAT3も夏の終わり?秋の始まりくらいに似合う気が。

はい、古いフォークなんかもハマりそうですね。

オフコース!

ですね。

おだ!

和正さんね。「秋の気配」ね。

さだ!

まさしさんね。「秋桜」ね。しかし、呼び捨てにしない(笑)

は、はーい。反省。あとは…まつとうや!さん!

ユーミン?

うん!ユーミンの「セプテンバー・ブルームーン」とか。矢野顕子さんも良いよなあ。

クオリティが高く落ち着いた女性ボーカルもの、ですね。

あと、秋、九月は…つちや!さん!

あ、ああ…まさみさん?

ご名答!ユーミンからのマサーミン。

そんな呼び方誰もしてません…

そ、そうかい?

「すみれセプテンバー・ラブ」って言いたかったんですよね?

お見通しか…!

まるっとね。じゃあ SHAZNA も、ですね(笑)

だね。男性ならKANさんには「autumn」っていう曲があるね。

グループサウンズは?

ザ・タイガースの「落ち葉の物語」でしょう。

GSって夏のイメージ強いですけど、あるんですね。

うん、多くないけどね。でもやっぱりGSは夏イメージで、その後のフォークブームやニューミュージックの方が秋ソングあるよね。安全地帯の「ワインレッドの心」とかも似合うし。

安全地帯なら「夏の終わりのハーモニー」は?「夏の終わり」は「秋の始まり」…強引ですかね?(笑)

それこそ「秋の気配」だね(笑)

それ!(笑)

ふふふ。井上陽水さんを登場させるなら、「少年時代」からの「夏の終わりのハーモニー」という曲順にしよう。

それ!泣ける!でも、個人的には、ニューミュージックには夏のイメージかなぁ。その系譜のAORとか、今流行りのシティポップとか…爽やかなイメージ故に夏かなぁ。

そうか。人によって持つイメージはそれぞれだね。シティポップ系は爽やかな水辺のジャケットとかのイメージからの影響もあるよね。夏感。

そうですね。キャロル・キングやS&Gもそうでしたけど、ジャケのイメージってありますね。近年の方は?

うーん、似た系譜かもだけど、スガシカオさんとか?

あー、でもやはりちょっと大人っぽい雰囲気の方やサウンドが似合うのかな。

そうかもね。しっとりしたソウルを演れる人、とか。

はい。こうして見るとフォーク、ソウルなどの方が合いそうですね。

あとはオールディーズとか、ウェス・モンゴメリとかのギターインストとかは合うんじゃないかな。なんとなく。

ほほー。大人っぽい意見が出ましたね。逆に(?)ハードロックやメタルは…合いませんかね…

否!

い・な?

いるじゃないか、この季節のイベントにピッタリのバンドが!

イベント?…あ!

気付いたようだね、ワトソンくん。じゃあ、せーので言うよ、せーの!

ハロウィン!!

いや、乗せられちゃったけど、あれはスペルが違…

そう、すべては?

愛ゆえに!


コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
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傷彦 & ホーリー

一風変わったギター・ベース・エフェクターを愛する二人の現役バンドマンの対談形式でお送りしていきます。

傷彦(kizuhiko) 最後のグループサウンズ、ザ・キャプテンズのリーダー。
website www.thecaptains.jp
twitter https://twitter.com/captains_kizu

ホーリー(horry) ナショヲナル、らいむらいと、Sバのベーシスト。
website www.nacional.jp
twitter https://twitter.com/headless_bass

 
 
 
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