最近ミキサーを選ぶ際、多くの方がまず迷うのが「アナログミキサーかデジタルミキサーか」という点ではないでしょうか。
近年は小型のデジタルミキサーも増えていますが、ライブハウスやイベント、リハーサルスタジオなどでは、今でも多くの現場でアナログミキサーが使われています。
その理由はとてもシンプルで
- 操作が直感的
- 操作が分かりやすい
- 価格が比較的安い
などと特に初心者の方や、小規模なライブ環境では アナログミキサーが最も扱いやすい選択肢と言えるでしょう。
今回は、2026年現在の市場をもとに 価格帯ごとに見るべきポイントを変えて解説します。
アナログミキサーのメリット
まずは、アナログミキサーの特徴を整理しておきましょう。
① 操作が分かりやすい
フェーダー、EQ、AUXなどすべての操作が目で見て分かるのが最大の魅力。
デジタルミキサーのようにメニュー操作を覚える必要がありません。
そのため、ライブ現場やリハーサルスタジオ、イベントなどで今でも広く使われています。
② トラブルが起きにくい
アナログミキサーは信号の流れが見たままなので構造がシンプルです。
フリーズやソフトウェアの不具合、ネットワーク問題などといったデジタル特有のトラブルがありません。
③ 価格が比較的安い
同じチャンネル数でもアナログは安価、デジタルは高価という傾向にあります。
そのため、初心者や小規模バンド、学校設備などでも導入されることが多いです。
④ アナログミキサーが向いている人
直感的に操作したい方や、トラブルの少ないシンプルな環境で使用したい方にはアナログミキサーがおすすめです。
特に初めてミキサーを扱う方は、信号の流れが目で見て分かるアナログミキサーから始めることで、音響の基礎を理解しやすくなります。
〜2万円:まずはここからの入門モデル
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / AM802FX
8チャンネル入力(マイク入力4系統)とデジタルエフェクトを搭載したアナログミキサーで、3バンドEQ、48Vファンタム電源に対応。
コンパクトなサイズと手頃な価格で導入できる、コストパフォーマンスの高さが魅力のモデルです。初めてのミキサーを導入する方や、シンプルな構成で運用したい方にもおすすめの1台です。


上図のようにマイクや楽器、タブレットなどの再生機器を入力してスピーカーへ送れば、弾き語りライブや小規模なパフォーマンスイベント、簡易的な配信環境などにも対応可能。リバーブなどのエフェクトを加えることで、ボーカルにも自然な広がりを与えることができます。
MACKIE ( マッキー ) / MIX12FX
コンパクトながら12チャンネルを備えたアナログミキサーMIX12FX。
マイク入力4系統、3バンドEQに加えファンタム電源に対応しているので弾き語りや小規模イベント、簡単なバンドリハーサルなど幅広い用途に使えます。
さらにリバーブやディレイなどのエフェクトも内蔵しているため、ボーカルに軽く空間系エフェクトを加えることも可能なので初心者向けアナログミキサーとして人気の高いモデルです。
BEHRINGER ( ベリンガー ) / XENYX 802S
8チャンネル入力を備えたコンパクトなアナログミキサーで、低ノイズ設計のXENYXマイクプリアンプや3バンドEQを搭載。さらにUSBオーディオインターフェース機能を内蔵しており、PCやモバイル機器と接続して配信や録音にも使用できます。
アナログ操作のシンプルさを保ちながら、USB接続による録音や配信にも対応した使い勝手の良いモデルです。
ここまで紹介したモデルは、コンパクトで扱いやすいエントリークラスのアナログミキサーです。
弾き語りや小規模イベント、配信などであれば十分活躍してくれるでしょう。
ただし、フルバンド編成で使用する場合や、より細かな音作りを行いたい場合には、チャンネル数に余裕のあるモデルを選ぶのがおすすめです。
〜5万円:小規模ライブや配信にも対応する定番モデル
3万円以上の価格帯になると、チャンネル数の余裕や音質、拡張性などが大きく向上し、ライブイベントやバンド演奏、配信などにも対応できる本格的なモデルが多くなります。
また、このクラスになると
- AUX端子によるモニター等への送り
- 内蔵エフェクトの充実
- USBオーディオインターフェース機能
などを搭載したより実用的な機能を備えたモデルが増えてきます。
弾き語りだけでなく、バンド演奏やイベントPAなどを想定する場合はこの価格帯のミキサーがおすすめです。
YAMAHA ( ヤマハ ) / MG10XU アナログミキサー
アナログミキサーの定番機として長年人気を集めているモデル。
10チャンネル入力と高音質なD-PREマイクプリアンプを搭載し、クリアで自然なサウンドが特徴です。
さらに、ヤマハ独自のSPXエフェクト(24種類)を内蔵しており、リバーブやディレイなどの空間系エフェクトを簡単に追加できます。USBオーディオインターフェース機能も搭載しているため、PCへ録音や配信を行うことも可能です。
ライブイベント、弾き語り、バンドリハーサル、配信など幅広い用途で使用されており、「まず間違いない定番モデル」として多くの現場で使用されています。
MACKIE ( マッキー ) / ProFX10v3
ライブPAや配信環境でも人気の高いアナログミキサー。
MACKIE独自のOnyxマイクプリアンプを搭載しており、低ノイズでヘッドルームに余裕のあるサウンドが特徴です。
また、内蔵のGigFXエフェクトエンジンにはリバーブやディレイなど24種類のエフェクトを搭載しており、ライブパフォーマンスにも十分対応します。
USB接続によるPC録音にも対応しているため、
- ライブPA
- ホームスタジオ
- 配信
など幅広い用途に使用できるバランスの良いモデルです。
BEHRINGER ( ベリンガー ) / XENYX QX1222USB
12チャンネル入力を備えた、コストパフォーマンスの高いアナログミキサー。
複数のマイクや楽器を接続できるため、バンド編成やイベントPAにも対応しやすいモデルです。
また、内蔵エフェクトやUSBオーディオインターフェース機能を搭載しており、
- ライブイベント
- 小規模PA
- 配信/録音
など幅広い用途で活躍します。
同価格帯の中ではチャンネル数が多く、「価格を抑えながら本格的な環境を作りたい」方におすすめの1台です。
5万円以上:バンドやイベントPAにも対応する本格モデル
5万円以上の価格帯になると、チャンネル数や音質、拡張性がさらに充実し、ライブイベントやバンド演奏、常設設備などでも使用できる本格的なアナログミキサーが多くなります。
このクラスのミキサーでは
- マイク入力数の増加
- AUX(モニター送り)の増加
- コンプレッサーなどの音質調整機能
- チャンネルコンプレッサーの搭載
- 内蔵エフェクトの強化
など、より実践的な機能を備えているモデルが多く、本格的なPA環境を構築することが可能です。
バンド演奏やイベントPA、学校・施設などで使用する場合は、このクラスのミキサーを選ぶと安心でしょう。
YAMAHA ( ヤマハ ) / MG16XU アナログミキサー
16チャンネル入力を備えた、アナログミキサーの定番モデル。
最大10系統のマイク入力に対応し、ヤマハ独自のD-PREマイクプリアンプによるクリアな音質が特徴です。
さらに、24種類のSPXデジタルエフェクトを内蔵しており、リバーブやディレイなどを簡単に追加することができます。USBオーディオインターフェース機能も搭載しているため、PCへの録音や配信にも対応可能です。
16チャンネル構成でライブ、イベント、常設設備など幅広い用途に対応できる定番モデルとして多くの現場で使用されています。
MACKIE ( マッキー ) / Onyx16 アナログミキサー
16チャンネル入力を備えた、ライブ用途だけでなくレコーディングにも対応した高機能アナログミキサー。
MACKIE独自のOnyxマイクプリアンプを搭載しており、低ノイズで余裕のあるクリアなサウンドが特徴です。
さらに、音楽的な音作りが可能な「Perkins EQ」を搭載しており、自然でアナログらしいEQによりボーカルや楽器の音質を自然に整えることができます。
USB接続によるマルチトラック録音に対応しているほか、SDカードへの録音やBluetooth入力にも対応しており、
- ライブPA
- 配信
- バンドレコーディング
- ホームスタジオ
など、幅広い用途に対応可能です。
ライブ用途のアナログミキサーとしてはもちろん、録音や配信も視野に入れたハイブリッド型ミキサーとして人気の高いモデルです。
BEHRINGER ( ベリンガー ) / XENYX QX2442USB
24入力クラスの大規模なチャンネル数を備えたアナログミキサー。
多数のマイクや楽器を接続できるため、バンド演奏やイベントPAなどでも余裕を持って使用できるモデルです。
また、コンプレッサーや内蔵エフェクト、USBオーディオインターフェース機能も搭載しており、価格を抑えながら本格的なPA環境を構築できるコストパフォーマンスの高い1台となっています。
イベントやプレゼンテーション用途では、BEHRINGERのワイヤレスマイクシステム
BEHRINGER ( ベリンガー ) / ULM202USB
と組み合わせて使用するのもおすすめ。
ケーブルの取り回しを気にせず、より快適なPA環境を構築することができます。
まとめ
アナログミキサーは、直感的な操作とシンプルな構造により、現在でも多くのライブ現場やイベントで使用されています。
用途に応じて選ぶ目安としては
| 価格帯 | 主な用途 |
|---|---|
| 〜2万円 | 弾き語り・小規模配信 |
| 〜5万円 | バンド練習・小規模イベント |
| 5万円以上 | ライブPA・イベント・設備用途 |
ミキサーを選ぶ際は、チャンネル数や機能、使用する機材の数を考慮して、自分の用途に合ったモデルを選ぶことが大切です。
今回紹介したモデルを参考に、用途や環境に合ったミキサーを選んでみてください。


















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