ルーディメンツについて簡単にご紹介していくブログの第四回です。今回も引き続きロールについてご紹介します。
前回までのブログはこちらからご確認いただけます。
⇒ ドラム基礎練習!気軽に覚えるルーディメンツ~ストローク・ディドル編~
⇒ ドラム基礎練習!気軽に覚えるルーディメンツ~パラディドル派生編~
⇒ ドラム基礎練習!気軽に覚えるルーディメンツ ~ロール 前編~
前回はバズロールやシングルストローク・ロールなどをご紹介しました。今回はおもにディドルを用いたロールをご紹介していきます。
なお、手順がわかりやすいようロール表記ではなく全て音符を割り当てて表記しています。
● ファイブストローク・ロール
5打で一つのまとまりとなるロールです。
この後からご紹介するロールにも共通する内容ですが、5打目のアクセントをしっかりと強調し、それ以外の音は弱くたたけるよう意識してみましょう。

● シックスストローク・ロール
6打で一つのまとまりとなるロールです。
1打目と6打目にアクセントが入るので、アクセント位置を間違えないよう気を付けて練習してみましょう。

● セブンストローク・ロール
7打で一つのまとまりとなるロールです。
左手でアクセントをつける形になるので、アクセントが弱くならないように注意しながら練習してみましょう。

● ナインストローク・ロール
9打で一つのまとまりとなるロールです。
ファイブストローク・ロールと同じく、最後のアクセントを強調させるよう意識して練習してみましょう。

● テンストローク・ロール
10打で一つのまとまりとなるロールです。
最後の2打はシングルストロークなので、ダブルストロークにならないこと、アクセントを2打ともしっかりつけることを意識して練習してみましょう。

● イレブンストローク・ロール
11打で一つのまとまりとなるロールです。
セブンストローク・ロールと同じく、左手のアクセントをしっかりと意識しながら練習してみましょう。

● サーティーンストローク・ロール
13打で一つのまとまりとなるロールです。
ポイントはファイブストローク・ロール、ナインストローク・ロールと同様ですが、ディドル部分が少し長くなるので、全ての音粒をしっかりとそろえることも併せて意識しましょう。

● フィフティーンストローク・ロール
15打で一つのまとまりとなるロールです。
セブンストローク・ロール、イレブンストローク・ロールと同じく左手のアクセントを意識しつつ、ディドル部分の音粒がばらつかないよう注意しながら練習してみましょう。

● セブンティーンストローク・ロール
17打で一つのまとまりとなっておりディドルを用いたルーディメンツの中で最も長いロールです。
意識するポイントは今までにご紹介してきたロールと同様なので、うまくできない場合は一度短めのロールを練習し直しても良いかもしれません。

最後にロールを組み込んだフレーズを実際に叩いてみましょう。
普段特に意識せずゴーストノートで演奏するような箇所にバズロールを配置し、2小節目はファイブストローク・ロールとナインストローク・ロールを合わせています。
スティックのコントロールが身についていれば特に難しいフレーズでもないと思いますので、うまくできなかった際は指の使い方などを一度見直し、改めてチャレンジしてみてください。

いかがだったでしょうか。
2回にわたってご紹介したロールルーディメンツはフィルなどに使いやすいルーディメンツですが、この練習で身に着けた指や手首の使い方はさまざまなフレーズで応用できる非常に大切な要素です。
また、アクセントを目立たせるためにその他の音を小さくするなど、演奏表現においても非常に重要な要素が含まれたルーディメンツです。ぜひともしっかりと身に着けてご自身の演奏にお役立てください。