どのシンバルを買ったら良いのか分からない!!というドラマーさん向けに、大定番のシンバルをブランドごとに紹介する「シンバル徹底比較」ブログ。
今回は、ハイハットシンバルをご紹介します!
→【クラッシュシンバル編はこちら】
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バスドラム、スネアドラム、ハイハットシンバルのことをまとめて、ドラムの3点と呼んだりしますよね。それだけハイハットはビートの基本を作り出す重要な役割を担っています。そんなハイハットだけに、どのモデルをセレクトするかでドラミング全体のカラーも決まってきます。
今回も「幅広い音楽シーンにマッチするモデル」をコンセプトに、4種類セレクトしました。
もちろん、全モデルの音が聴けるようになっています。参考にしてみてください。
ZILDJIAN / A ZILDJIAN NEW BEAT HI-HAT TOP 14"
ZILDJIAN / A ZILDJIAN NEW BEAT HI-HAT BOTTOM 14"
耳障りでない、丸みを帯びた柔らかなサウンドから、ソリッドなキレの良いサウンドまで、ペダルの踏み具合、スティックワーク次第で、様々な表情を見せる万能ハイハットです。
主張しすぎることなく、音楽にうまく溶け込む、馴染みやすいサウンドが魅力。ジャンルを問わず愛される、ZILDJIANを代表するモデルです。
SABIAN / AA MEDIUM HI-HAT TOP 14"
SABIAN / AA MEDIUM HI-HAT BOTTOM 14"
明るくタイトなサウンドが魅力の一品。素早いレスポンスで、音量も十分。SABIANのラインナップの中でも、最もポピュラーなモデルです。特にロックやポップスなど、歯切れの良さと華やかさが求められるジャンルに最適。オープン・クローズともに、周りの楽器に埋もれることなく、存在感のあるサウンドを発揮します。
PAISTE / 2002-14 MEDIUM HI-HATS 14" PAIR
クローズ時のキレの良さと、オープン時の上品できらびやかなサウンドが魅力のモデルです。ピッチは比較的高めにデザイン。音抜けの良さを活かし、細かいフレーズを多用するドラマーにおすすめです。
また、ダイナミクスレンジが広く、ハードヒット時にも美しい音色のまま音量が稼げるため、1つのライブで、繊細なサウンドが求められるバラードと、激しめのビートを叩き分ける場面でも十分対応できます。
動画の中で、一番初めに叩くハイハットシンバルがZCC14。
やや高めのピッチにデザインされ、アタック音は柔らかく、抜けの良いサウンドが特徴です。倍音に混じる低音成分のおかげで、芯のあるクローズ音と、オープン時の軽快なサウンドを両立しています。
今回ご紹介したシンバルは、「ハイハットってどんな音?」と聞かれた時に、誰もが思い描くような「THE ハイハット」の音に近いモデルだと思います。
この音が欲しい!と思う方もいれば、もっとこういう音がいい!と思う方もいらっしゃるでしょう。自分の好みのサウンドを見つけたら、今回のモデルを基準に、別サイズや別モデルも調べてみてください。
きっとあなたにぴったりのハイハットが見つかるはずです!
シンバル紹介記事
シンバル徹底比較 ~クラッシュシンバル編~
シンバル徹底比較 ~ライドシンバル編~
重ねシンバルのすすめ 第1回
重ねシンバルのすすめ 第2回