どのシンバルを買ったら良いのか分からない!!というドラマーさん向けに、大定番のシンバルをブランドごとに紹介する「シンバル徹底比較」ブログ。
今回は、クラッシュシンバル編に引き続き、ライドシンバルをご紹介します!
→【クラッシュシンバル編はこちら】
はじめての1枚を決めかねているドラマーさんのお助けをすべく、今回も「幅広い音楽シーンにマッチするモデル」をコンセプトに、4枚セレクトしました。
全モデルとも、実際に音が聴けるようになっています。参考にしてみてください。
■ZILDJIAN / A ZILDJIAN MEDIUM RIDE 20
動画を再生して、一番初めに叩くライドシンバルがA ZILDJIAN MEDIUM RIDE 20です。中域が強調されたサウンドとなっており、音の立ち上がりの速さ、粒立ちの良さ、音量、ピッチ、サステインの長さなど、総合的なバランスに優れ、あらゆるジャンルで活躍できる高いポテンシャルを有しています。
その名の通り、ロック系のジャンルで大活躍間違いなしのライドシンバル。十分な厚みを備え、ベル・ボウ・エッジいずれの箇所も大音量で強力なビートを刻むことができます。
粒立ちの良さにも優れ、抜けの良いサウンドが特徴です。オールジャンル対応とまではいかずとも、ロックやメタルなど、ビート感強めの音楽を演奏する機会が多いのであれば、間違いなくフィットする1枚です。
動画を再生して、一番初めに叩くライドシンバルが2002-20 RIDE。きらびやかなサウンドが一番の魅力です。キラキラと弾けるような高音が、音抜けの良さを際立たせており、優しいタッチでも音が埋もれずに響きます。
ショットを強め、音量を上げていっても耳障りになることのない美しく澄んだサウンドが特徴です。
動画を再生して、一番初めに叩くライドシンバルがZCC20。シンバル全体を薄めに仕上げており、音の粒立ちはマイルド。立ち上がりは明るめの音色、その後の倍音はダークな成分が増えていきます。
ハードヒットした時も、アタックの瞬間は高音成分の音抜けが良く、サステインの低音成分はうまく音楽に溶け込むため、出てきて欲しいところだけしっかり目立ってくれます。ガツガツ叩くロック系でも、繊細なニュアンスが求められるジャズ系でも使いやすいライドです。
いかがでしたでしょうか。音の傾向は、ブランドによっても変わってきます。自分好みのサウンドを見つけたら、次は今回紹介したブランドの別モデルや別サイズも調べてみてください。とっておきの1枚に巡り会えることを願っています!
シンバル紹介記事
シンバル徹底比較 ~クラッシュシンバル編~
重ねシンバルのすすめ 第1回
重ねシンバルのすすめ 第2回