パソコンを使って照明をプログラムしていると、「音の波形にあわせてプログラムをしたい!」と思うことがあります。DASLIGHTも、MIDIトリガーとオーディオ編集ソフトを使えば、そんなことができるかな?と思い試してみました。
準備したのは、所有しているMac に入っていたDVC4とProTools11。
作戦としては、ProToolsにオーディオトラックとMIDIトラックを作成し、MIDIのNote信号を使ってシーンを呼び出してみようという実験です。
まずはMacの設定から・・・
Audio Midi設定を起動後、メニューの「ウィンドウ」→「MIDIスタジオを表示」を選択

次のような画面が開くので、「IACドライバ」をクリックします

すると、更に次のような画面が開くので「装置はオンライン」にチェック、+ボタンを押してポートを追加(今回は、IAC BUSと名付けました)後、適用ボタンを押します

Mac側の設定はこれでおしまい。
続いてDASLIGHT(DVC4)の設定です!
メニュー「Dasligh4」→「Preferences…」を選択します。

Preferencesウィンドウが開くので、「MIDI」を選択。IACドライバ名が一部日本語のため、文字化けしてしまっていますが、Activeにチェックを入れて、OKボタンを押します。

設定はたったこれだけ!
続いて、DASLIGHT4を使って、照明のシーンを3つ作成してみます。

作成したシーン(Scene)を選択後、プロパティ(Properties)で、キーボードのマークをクリックすると…

次の画面がひらくので、「MIDI In」にチェック。「Type」と「Number」(ここの数値がSceneを呼び出す際に対応するMIDI Noteナンバーになります)を設定して、OKボタンを押します。

今回は、SceneにNote 0、Scene2にNote 1、Scene 3にNote 2を割り振りました。

再度ProTools側に戻ります。
ProToolsを起動後、オーディオトラックと、MIDIトラックを作成。作成したオーディオトラックに同期させたいオーディオをインポートし、さらに曲のテンポを入力します。

次にMIDIエディタを開き、データを作ります。今回は、シーンのONとOFFにそれぞれデータを書き込んでいきます。SceneのON/OFFにはNote0、Scene2のON/OFFにはNote1、Scene3のON/OFFにはNote3をつかいます。

MIDIデータを一通り入れてみました。

DASLIGHT4を立ち上げて、早速ProToolsをプレイバック。

そうするとProToolsで再生された曲にあわせて、DASLIGHT4で設定されたシーンを呼び出すことができます。
他のDAWソフトでも同様に、DASLIGHTを使って照明機器をコントロールできますので、ぜひ皆様も試してみてください!
DASLIGHT / DVC4紹介記事
・DVC4FUN Re Sync方法
・Windows版インストール方法
・DVC4をMIDIで動かしてみる Macバージョン
・DVC4 FUN dmxsoft.comのログインパスワードを忘れたときは