作りたいサウンドが多すぎる&日々欲しい機材が増えて収集がつかないお悩みを抱えている方、多いのではないでしょうか。特に自宅での練習や宅録のためだけにアンプをたくさん購入するのは、それはそれで楽しいですがお財布事情が逼迫するだけでなく、部屋のスペースも取られて現実的ではありません!
今回はそんなお悩みを一掃してくれるアンプシミュレーター、ZOOM / MS-80IR+ を実際に使用してみました。
ZOOM ( ズーム ) / MS-80IR+とは?
コンパクトエフェクターと同サイズで本格的な23種類のギターアンプ/キャビネットモデルを搭載した当モデル。マルチレイヤーIR(Impulse Response)搭載で、演奏の強弱によって実際のキャビネットと同様の響きを実現します。USBケーブルでパソコン/スマートフォン/タブレットと接続するとオーディオインターフェース代わりになり、iOS用アプリ「Handy Guitar Lab」と連携するとアンプモデルの追加やプリセットパッチの入手、パッチメモリーも可能になります。
実機で遊んでみた!
まずは操作感。画面表示がわかりやすく感覚的に操作できるため、初めてマルチエフェクターを購入する人にもおすすめできる代物です。開いているパッチにLIBRARYから音を落とし込んで調節するだけ!細かいところですが「MEMORY」「SCROLL」のボタンが絶妙な大きさで、保存したサウンドを足で踏めばさっと切り替えられて便利です!

気になるサウンドですが、例えばスタジオやライブハウスにも置いていることの多い定番の「FD TWIN-R」。正直なところ、私には実機との音質の違いはわかりませんでした……(笑)サウンドのリアリティを求めている方にも十分おすすめできるシミュレーターだと思います。「MATCH 30」など憧れのアンプサウンドを楽しめるのも非常に嬉しいところ!
個人的推しポイント
① 電池駆動+ヘッドホン端子搭載!
ということは、これさえあれば出先のどこででもアンプサウンドを聴きながら練習できます。もはや本格的なギターアンプを持ち歩いているようなものです。チューナー機能もついているので、出番前の暗いバックヤードでチューニングが不安になったときでも安心!
② ミキサーに直接接続して使用可能!
PA卓にそのまま接続して理想のアンプサウンドを出音可能。演奏時のアンプ、キャビネットの特性を再現しているからこそできる使用法です。
③ アンプのSEND & RETURNに接続
ステージやスタジオに置いてあるアンプの音色が強くて用意してきた音が全く出せなかった……という状況、あるあるだと思います。手元にないアンプのサウンドを出したいときや思い通りの音をパッと鳴らしたい時に、アンプ側のSEND & RETURNに接続して実現可能。超便利です。
以上、ZOOM / MS-80IR+で遊んでみた感想でした。
便利機能がたくさんついているだけでなく音色のクオリティも申し分ないので、どんなアンプを購入するか迷っている方にもおすすめしたい商品です。ぜひご検討ください!