みなさんこんにちは。
暑くて溶けちゃいそうですが、そんな日差しの下でも、エアコンガンガンの室内でも手軽に弾けちゃうのがウクレレのいいところです。そうこうして見事ウクレリスト??になった人が1度は耳にするHigh G、Low Gという呪文。これらは一体なんなのか、一緒にお勉強しましょう!
まとめ
暑すぎて最後まで読む気がしないあなたのため、簡単にまとめてみました。
- High G: 元々張ってあることが多いスタンダードな4弦。G4。
- Low G: スタンダードな弦より1オクターブ低い4弦。G3。ソロ弾きなど、より低い音域が必要な際に張ると便利!ただし、普通の弦より太いので自分のウクレレを加工せずに張れるか、また、1-3弦と異なる素材の弦を使う場合は弾きごこちに違和感がないか注意!!ちょっと細めのLow G(ワウンド弦など)もあるので、それを選ぶのもあり。
*どちらの弦を張るにしてもウクレレ本体のサイズ(ソプラノ、コンサート、テナー)に合ったものを選んでください。
ここからは一応最後まで読んでやるかという心優しいあなたのために、少し詳しく頑張って書いちゃいます。
High GとLow Gってなに?
そもそもHigh GとLow Gとは、ウクレレの4弦(右利きの人が持った際の1番上)に張る弦のことで、1オクターブ高い弦を張るか、低い弦を張るかという点が異なります。基本的にウクレレに張ってあるスタンダードな弦はHigh G(高い方、G4)で、ソロ弾きをしたいのにウクレレじゃこんな低いところ出せないわ…という時の救世主としてLow G(低い方、G3)を張るのが一般的です。しかし、テナーウクレレ(大きいサイズのウクレレ)はソロ弾き用に買う人も多いので、元々Low Gを張っている場合もあります。
Low Gを張る際は4弦だけ交換すれば大丈夫ですが、1~3弦とのバランスが悪いと感じたら全弦交換するのもいいと思います。
Low Gのメリット
① ソロ弾きで弾ける曲が増える!
Low Gを張る1番のメリットは音域が広がり、ソロ弾きで弾ける曲がぐっと増えることだと思います。特に最近のポップスは激低音から激高音まで忙しい曲がいっぱい!ぜひLow Gを張って今までウクレレでは弾けなかった曲にチャレンジしてみては?
② 低音の厚みが増す!
ベース大好き星人としては個人的にきゅんと来るポイントです。ソロ弾きでなくても、1オクターブ低い弦で弾くことで低音がマシマシになり、より深く、暖かい音色はバラードなどにもぴったりです!
③ ベース音が明瞭になり、弾き語りに最適
ベース音が聴こえた方が歌いやすいらしいです!弾き語りメインの方もぜひ!
Low Gを選ぶ時の注意点
Low Gの中にも種類がありますが共通して言えるのはHigh Gと比べて太いということ。よって以下2点に気を付けて選ぶ必要があります。
① 自分のウクレレの*ブリッジや*ナットを削らなくても張れるか?
→弦が太すぎると弦を張るための溝に弦が入らない!!なんてことも。
*弦のゲージ(太さ)もチェック!
② 弾き心地に違和感はないか?
*ブリッジ:弦を止めてるこげ茶の木の部分(写真はPLAYTECH/ PUK350C Concert Koa)↓
弦が太すぎるとそもそも弦を通す穴に入らないかも…

*ナット:弦が乗っている白い部分(写真はPLAYTECH/ PUK350C Concert Koa)↓
弦が太すぎると弦を乗せる溝にはまらないかも…

Low Gの種類
Low Gは大きく分けて「ワウンド弦」と「プレーン弦」の2種類あります。一例として商品を挙げてみましたが、他にもたくさんあるのでぜひ調べてみてください!
■ ワウンド弦(巻き弦)
ワウンド弦は金属(主に銀)の線をぐるぐる巻きにした弦です。
〇 細め(普通の弦よりちょっと太いくらい)
→ナットやブリッジの溝を加工しなくても張れることが多い
*元々の弦に合わせてぴったり溝を削ってあるウクレレだと合わないかも…
× 弾き方によっては金属音がする
→金属ぐるぐる巻きの弦なので金属っぽい音がすることもあるそうですが、私は個人的に気になったことはありません。
□ Low Gのワウンド弦(セット)
ERNIE BALL ( アーニー・ボール ) / CONCERT/TENOR WOUND LOW G NYLON BALL END UKULELE STRINGS - C
- コンサート/テナー用
- Low Gのワウンド弦(4弦)とナイロン弦(1-3弦)のセット
- ボールエンド(弦の先っぽに付属している丸いストッパー)がついているので弦交換が楽なのも嬉しいところ
ERNIE BALL ( アーニー・ボール ) / CONCERT/TENOR WOUND LOW G NYLON BALL END UKULELE STRINGS - B
上のセットがクリアナイロン弦なのに対してこちらはブラックナイロン製。ナイロンは色によって音色が変わるので弾き比べしてみては?
AQUILA ( アキーラ ) / AQ-CLW ウクレレ弦
Low Gのワウンド弦(4弦)とナイルガット弦(1-3弦)のセット
個人的にナイルガットの暖かい音が一番好きです。
□ Low Gのワウンド弦(単品)
■ プレーン弦(フロロカーボン製)
フロロカーボン製のLow Gもあります。フロロカーボンは釣り糸と同じ素材で、硬めで伸びにくく、細めなのが特徴。よって押さえやすく、音量も出しやすいです。
〇 1-3弦もフロロカーボン弦を使えば、同じ素材なので4弦だけ音が浮くということがなくなる
× 4弦がとても太くなる
→ブリッジやナットの溝を削る必要がある
□ Low Gのプレーン弦(セット)
- Low Gを含むフロロカーボン弦のセット
- ソプラノ/コンサートウクレレ用
- ライトゲージ
WORTH STRINGS ( ワース・ストリングス ) / CM-LG
Low Gを含むクリアフロロカーボン弦のセット
- クリアフロロカーボンで優しい音色が特徴
- ソプラノ、コンサート、テナー対応
□ Low Gのプレーン弦(単品)
WORTH STRINGS ( ワース・ストリングス ) / C-LG
いかがでしたでしょうか?ぜひ楽曲やプレイスタイルに応じてLow GとHigh Gを使い分けてみてください。ちなみに私はLow G張る用のテナーとHigh G張る用のコンサートを持って使い分けています!ぜひ2刀流も視野に入れてみては?