
趣味でウクレレを始めたいと思っても、いざ始めるとなると何を選んだらいいのかと迷ってしまいませんか?
長く使う楽器はお気に入りの1本を見つけたいですよね!
今回は初心者でも失敗しないウクレレの選び方や、おすすめのモデルを紹介します。
■ ウクレレってどんな楽器?
ウクレレとはポルトガルから持ち込まれた小型の楽器をハワイで改良してできたものです。見た目は小さなギターという印象ですが、弦の数がギターは6本に対してウクレレは4本。
弦が少ないということもあり、ただ曲に合わせてコードを弾くだけならギターよりもはるかに簡単に弾けるようになるのでビギナーでもとっつきやすい楽器です。
もちろんウクレレ独特の高度な奏法もありますが、とりあえず簡単にコード弾きができるというのは魅力的ですよね。
■ ウクレレの選び方のポイント
ウクレレにも種類や特徴は様々です。購入する前に選び方の簡単なポイントを解説していきますね。
○ ボディの形
ウクレレには大きく分けて2つの形があります。【スタンダード型】
ウクレレの多くはくびれのあるひょうたん型で、アコースティックギターの一般的な形状と同じです。
はっきりとした音がでやすいという特徴があります。
【パイナップル型】
くびれのない個性的な形で生音が大きい傾向にあります。
○ 大きさ
ウクレレには管楽器と同じようにサイズがたくさんあります。定番のサイズは3種類で、初心者は安価で小さいものを選ぶ傾向にあります。
【ソプラノ】
定番のサイズで価格もお手頃なため、ビギナーが選ぶ最初の1本になりやすいウクレレです。
扱いやすいサイズなのでまだ手の小さなお子さんでも挫折しにくいというメリットがあります。
軽やかなサウンドで、弾き語りやコード演奏向きです。
【コンサート】
ソプラノより一回り大きいサイズです。
ですが小学生に入るくらいのお子さんや手の小さな女性でもじゅうぶんに弾けるでしょう。
音量があり響きも深いので、メロディーやソロ演奏をするのにも向いています。
【テナー】
本場ハワイではポピュラーなサイズで、大きさはギターに近いものがあります。
プロの愛用者も多く、経験者向けのウクレレです。
ウクレレは日本では取り回しのいい楽器として親しまれているため、最初からテナーを選ぶ人はあまりいません。
○ 木材の種類で選ぶ
ウクレレは使われる木材によっても音色が変わってきます。外見も大きく変わるので、最初は見た目の好みで選んでしまうのもアリですね。
【ハワイアンコア】
ウクレレサウンドといえばハワイアンコアです。
歯切れが良くキラキラとした音質が魅力ですが、現地での伐採に規制がかかり希少な木材のため価格も少し高めです。
【マホガニー】
低コストなマホガニーはウクレレのみならず、ギターやベースでもよく使われる木材です。
やわらかく伸びのある音質で、様々なジャンルで使われています。
木目も落ち着いており、見た目からもあたたかい雰囲気が漂います。
【マンゴー】
木材そのものが柔らかいので音質もまろやかです。
ソプラノサイズのウクレレは高音がキンキンする傾向にありますが、マンゴーを使用することでソプラノでも落ち着きのある高音を奏でることができます。
価格が高めなことや玄人好みなサウンドであるため、2本目のウクレレとして選ばれることが多いです。
【スプルース】
アコースティックギターにも使われる定番の木材で、固めのはっきりとした音質です。
きれいな音が鳴るので、ソロ演奏におすすめ。
他の木材と組み合わせて作られる事が多く、ウクレレによって響きに違いがあります。
○ ペグ
ギターやベースを弾ける方はよくご存じかと思いますが、ペグとはヘッド部に弦を巻きつける部品のことです。ペグのつまみを回して弦の張りを調整することでチューニングします。
ペグは主にフリクションペグ(ストレートペグとも)とギアペグに分かれますが圧倒的にギアペグをおすすめします。
フリクションペグは少しペグを回すと大きく音が変わるので調整が難しく、またチューニングが狂いやすい傾向にあります。
それに対しギアペグは調整しやすくチューニングも狂いにくいというメリットがあります。
見分け方は簡単で、ギターのようにペグがヘッドの横に出っ張っているものがギアペグ、ヘッドの裏側にペグのつまみが付いているのがフリクションペグです。
ギアペグが主流ではありますが、昔のウクレレは全てフリクションペグだったため、伝統を重んじるウクレリストはあえてフリクションペグを使用することもあります。
価格帯別おすすめのウクレレ
では、おおまかにポイントがわかったところでソプラノを中心におすすめのウクレレを紹介していきます。PLAYTECH ( プレイテック ) / PUK302AB Mahogany
マホガニーのつや消し仕上げで味のある外観と柔らかなサウンドながら、なんと4000円ほどで購入できてしまう格安ウクレレです。ただ安いだけではなく、ギアペグを使用しナットにも牛骨(安いものはプラスチック)が使われています。
ソフトケースも付いているので最初の1本にはピッタリですね。
PLAYTECHには他の木材を使用したウクレレも扱っていて、どれもコスパに優れた商品なので調べてみてください。
⇒ PLAYTECH ウクレレ一覧
FAMOUS ( フェイマス ) / FS-1G ソプラノウクレレ
2万円前後の商品になるとチューニングの安定感が一気に高まります。フェイマスと言えば国産ウクレレとして有名なメーカーで、特にこのFS-1Gは最初の1本として選ばれながらも中級者になっても使えるウクレレです。
FAMOUS ( フェイマス ) / FS-5G ソプラノウクレレ
先程のFS-1Gとほとんど同じですがFS-1Gはマホガニー、FS-5Gはハワイアンコアを使用しています。木材が違うだけといっても、木材が違えば外見も音色もかなり異なります。
ハワイアンコア自体が希少な木材なため価格は3万円程になりますが、キラリとしたサウンドに魅かれて購入する人が多いです。
■ まとめ
ウクレレはただのコード弾き程度なら簡単、なおかつ最初は低コストで始めることができる素晴らしい楽器です。もちろんその先には高等テクニックもある奥が深い楽器なのでぜひチャレンジしてみてください。
※価格は2021年10月現在
〈こちらもおすすめ!〉
PLAYTECH ( プレイテック ) / PUK500シリーズ
まるでエレキギターのような見た目のウクレレ。コンサートタイプのエレクトリック・ウクレレです。エレキギターからの持ち替えにもおすすめ。ステージ映えも間違いないウクレレです!PLAYTECH ( プレイテック ) / PUK400シリーズ
サウンドハウスでも大人気のコンサートウクレレシリーズ。ボディにオバンコール材を使用したPUK401をはじめ、ウォルナット材を採用したPUK402など5モデルがラインナップ!各商品ページには動画もあるので、好みの音やデザインで選んでみてください★コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
投稿についての詳細はこちら