サウンドハウスでは、交換用スピーカーの王道ブランドCELESTIONのスピーカーユニットを取り扱いしているわけですが、お客様からのレビューを読んでみると「交換しただけで音が良くなった」とか「ケーブル、エフェクター、パーツをどうこうする前にユニットを替えてみて!!」とか、たくさんの方が「交換して良かった」と書いてくださっているので、ずっと気になっていました。
というわけで、MyベースアンプCARVIN/MB10(生産完了)のユニットを交換してみましたのでご紹介します。

ちなみにこちらがMyベースアンプ「CARVIN MB10」
そしてカスタムオーダーした「CARVIN SB5000」
自宅にずっと置いてありましたが、がんばって6Fオフィスまで運びました(笑)

そして、こちらが今回チョイスしたユニット「CELESTION/BN10-200X」です。

コーンがとてもキレイですw

そしてこちらが背面マグネット側です。このモデルは一般的なフェライトマグネットではなく、ネオジムマグネットを採用しているので、見ての通り、磁石部分が小さい、そして、軽い!!なんと、たったの1.5㎏しかありません!!

こちらがベースアンプのグリルを外した状態です。購入してから一度も外したことがなかったというのもありましたが、さすがに衝撃を受けました!!

まさかここまでホコリ、カビがひどいとは。。。
ベースアンプに謝りたい。すまん、放置しすぎててゴメン。

元のスピーカーユニットを留めているネジを全部外しても、簡単には外れませんでした。
フレーム部分がキャビネット側に固着していたので、マイナスドライバーを使ってバリバリっと剥がしてやっと外したのがこれです。マグネットのシールが剥がれていました。湿気とか凄かったんだろうなと思います。

先ほども、言いましたがマグネットが違うのがわかりますね。CELESTIONのほうは、明らかに軽かったです。そして若干不安になるほどマグネットが小さいのが特徴です。

自宅で弾いているときは、出音で特に気になることはありませんでしたが、こうして見ると破れはしていないものの変色していたりして、だいぶ、ヘタってる感があります。

心配していた「ネジ穴の位置」ですが、まさかのジャストフィットでした。開け直すこともなく、すんなり装着できたのはラッキーでした。いわゆる「ポン付け」というやつです。

対角線上のねじを順番に少しずつ締めていけば交換作業は完了です。あとはしっかり汚れをふき取ってキレイにしてあげましょう。それから、最初にグリルを外すとき、ネジ位置を忘れないようにしてください!!マーキングしないまでも、しっかり写メでも撮っておけば、この後、あんなに苦労することはありませんでしたw
肝心の実際に交換してみて思ったことですが、「音は正直、良くなった」と感じました。プラシーボ効果じゃない?と言われるとそこまでですが、新品に替えたことで、音のハリと厚みが若干増えて、しっかり前に飛ぶような感覚になり、弾くのがより楽しくなりました。他に例えるなら外付けのナチュラルなブースターをかませたような感じでしょうか。元のユニットがあれだけヘタっていたので、自分の場合は良くなったというより、元のベースアンプの音が戻ってきたという感じかもしれませんが(笑)あとは軽量なスピーカーユニットにしたのでアンプが軽くなったことが、とてもうれしかったです。持ってくるときは何度か休憩しながら必死に運んだんですが、帰るときは休憩なしで運べました。アラフォーの私にとって一番よかったことはコレかもしれません!!
そもそも、グリルを外してスピーカーユニットの状態をチェックしてる人なんてほとんどいないんじゃないかと思います。もし、長年連れ添ってるアンプをお持ちの場合は一度見てあげてください!!スピーカーユニットを替えてあげるだけで、イメージ通りの音に近づけることができるかもしれません。
サウンドハウスのCELESTION特集ページには便利なセレクターやデモ音源、動画などさまざまなコンテンツをご用意していますので、ぜひチェックしてみてください♪

P.S ちなみにこのCARVIN/SB5000は、セミカスタムオーダーができるモデルでして、10年前の私がボディやネックの木材や色、各パーツの種類、ツマミの材質などを細かく指定してオーダーしたモデルなんですが、なんの因果か、わが社の優れた自動発注システムにより、この世にあと3本あるそうです(笑)