サウンドハウスがプロデュースする業務用音響機器ブランドCLASSIC PROの新製品、コンパクトな高音質4チャンネル・パワーアンプ「CPL4050」が登場しました。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CPL4050 4チャンネル・パワーアンプ
「CPL4050」は、ライブや野外イベントで使用するような大音量を扱うPA用途のパワーアンプではなく、どちらかというとBGMやレッスン、プレゼンテーションなど小規模空間向けの多目的パワーアンプとなります。
今回は、パワーアンプ担当が思う推しポイントを紹介していきたいと思います。
01. 4チャンネル
- ステレオ出力: 75W(4Ω)×4、50W(8Ω)×4
- ブリッジ出力:150W(8Ω)×2
4チャンネルあるということは、スピーカーをたくさん接続できるということです。
音が届くエリアが、シンプルに台数分広くなるため、広いエリアでもカバーすることができるようになります。

「CPL4050」にお薦めのスピーカーはコチラ!!
付属のブラケットで壁面に設置することができるので、三脚スピーカースタンドのように設置スペースや見た目の圧迫感も抑えることができます。
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CSH4 小型高音質スピーカー ペア ブラケット付属 BGM向け
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CS104 PAスピーカー
CLASSIC PRO ( クラシックプロ ) / CSC803 ラインアレイスピーカー BGM、プレゼンテーション向け
02. MONOモード時にチャンネルごとに音量調整が可能
MONOモードとは、入力2つで出力4つを使用する接続方法です。
1台のアナログミキサーのメイン出力LとRという2つの入力でLスピーカーx2、Rスピーカーx2を鳴らすというイメージをしていただければと思います。このモードの場合、ch1(ch3)の音量つまみでch2(ch4)も同時に音量が変わるという仕様のモデルも存在し、それはそれでメリットがあるのですが、「CPL4050」の場合はチャンネルごとに音量を変えることができるため、より柔軟にシステム構築することができます。

03. 静音性の高い冷却ファン
小型スピーカーを使用する場面の中には、演劇や病院、学校の授業など静かな場所でBGM、拡声で使用するというのもあります。「CPL4050」は動作音の小さいタイプの冷却ファンを採用しているため、ストレスを感じることなくお使いいただけます。
04. 入力端子、出力端子は業務用仕様
音声出力端子が赤白RCAの民生機器のプレーヤーなどをアンバランス接続で使用することもできますが、XLR、TRSフォンのバランス接続にも対応しています。出力端子はスピコン端子を使用しています。裸線、バナナプラグとは異なり、スピコンであればロックできますし、取り付け・取り外しもスムーズに行うことができます。

05. 視認性に優れたLEDインジケーター
フロントパネルには、アンプの出力レベルを確認できる4セグメントのLEDメーターがあります。一番上のLIMITインジケーターが点かない程度の音量での使用が推奨です。音量の上げすぎはスピーカーを破損させる原因になりますので注意しましょう。ちなみにCPL4050のレベルメーターは出力レベルを表示するタイプのため、ツマミを回さないとメーターが振れない仕様になります。
06. ステレオ/モノラル/ブリッジに対応
STEREO: シンプルに4つの入力で4つの出力を使用するモードです。
MONO: 2つの入力で4つの出力を使用するモードです。「推しポイントその2」でも紹介しましたが、ステレオ出力機器を1つで4本のスピーカーを鳴らしたい時に使用します。
BRIDGE: 2つのチャンネルを1つのチャンネルとして使用し、大きな出力の2チャンネル・パワーアンプとして使用するモードです。

注意点:BRIDGEモードでは、スピコンの結線が他2モードとは異なります。
- STEREO/MONO:+ → 1+、- → 1-
- BRIDGE:+ → 1+、- → 2+
CLASSIC PRO/SPK4F、NEUTRIK/NL4FXX-Wのような4芯対応のスピコンコネクターが必要になります。


■ サンプル音源
いかがでしたでしょうか。
CLASSIC PRO「CPL4050」は、店舗や飲食店、演劇、舞台をはじめとする良質なサウンドが求められる空間での使用に最適な4チャンネル・パワーアンプです。CLASSIC PROでは、他にもCPシリーズ、CPXシリーズ、CMPシリーズ、DCPシリーズと用途別、出力別に豊富なラインナップをご用意しています。ぜひ一度チェックしてみてください!