皆さん、テレキャスターでトレモロ使いたいですよね??
テレキャスターに搭載されているトレモロといえば古くはBigsby、近年だと MIYAVI氏が使用していることで知られるSuper-VeeのMaverickなどでしょうか。
個人的にはテレキャスターにトレモロと言ったらミック・マーズが浮かびます。
しかし、いずれにせよ取り付けにはボディーに加工が必要となります。
Vega-Trem VT2ND Teletremなら誰でも簡単にトレモロを載せることができるので試していきます。
■ 今回取り付けするギターはこちら

まずはブリッジを外して取り付けの準備を進めます!

続いてバック面の弦止めブッシュも外していきます。
表面から細長い金属の棒を入れてプラスチックハンマーで軽くたたいてあげればこんな感じで取り外し完了。
全てのパーツが外れたのでここからは組み込みに入ります。

付属のプレートにPUを組み込んで元々の下穴に付属のビスを2か所固定した状態がこちら。アースを取るのを忘れずにしましょう。

ユニットの取り付けをします。
写真を見ていただくとスプリングになっているのが分かると思います。このトレモロが一番の肝となる機構なのでよーく観察してみてください。

元々弦を通していた穴にユニットを差し込んで行きます。
特にきつい感じもなくあっさりと入って行きました。

横から見るとこんな感じ、ナイフエッジ加工されており、しなるスプリングと合わさることでアーミングを可能としています。
表面の取り付けが終わったので次は背面に移ります。

ブッシュを外した穴からスプリングが見えます。
ここに付属ブッシュを締めこんでいきます。

仮で取り付けるとこんな感じの見た目になっており、スプリングを裏面からネジ込み式のブッシュで固定し、アーミングするとスプリングがしなる仕組みです。

組み込みは簡単!ただマイナスドライバーで締めこむだけです!
■ 使用してみた感想
まず見た目がかっこいい!かなり好みが分かれそうな気はしますが、モダンだけどどこかレトロさも感じるデザインがテレキャスターにマッチしていると思います!
アーミングした際の使用感は調整によりかなり変わり、背面のマイナスネジになっている弦ブッシュの締めこみ具合によって変わってきます。板ばねのような柔らかさからスプリングをきつくしたシンクロのような加減まで、お好みにより調整できるのでベストなセッティングを見つける旅も楽しそうですね。
しかしこのテンションの調整が結構難しい....
通常のトレモロとは異なり各弦の機構が独立しているのでそれぞれの弦に対しての調整に結構時間がかかりました。
■ まとめ
テレキャスターを簡単に取り付けることができる画期的なトレモロユニット、Vega-Trem VT2ND Teletremはいかがだったでしょうか。斬新な設計で簡単に取り付けられる機構などわくわくした気持ちで作業することができました。
調整がシビアな分、自分好みの調整を見つけることができるユニットだと思います。
テレキャスターにトレモロを載せたい!と思ってる方は選択肢として検討してみてはいかがでしょうか。
