世界中で大人気のJBLポータブルPAスピーカーに新しい仲間「IRX ONE」が加わりました!ということで、さっそく実機を交えてその性能や他モデルとの比較をチェックしてみました!!
JBLコラムスピーカーと言えば、名機「EON ONE」から始まり、バッテリー駆動でポータブルPA業界に新風を吹き込んでくれた「EON ONE PRO」。そしてバッテリー駆動はそのままにワイヤレスコントロールアプリJBL PRO CONNECTに対応、Soundcraftミキサー、dbxプロセッサー、Lexiconエフェクターと豪華な機能満載の大ヒット作「EON ONE MK2」、大口径12インチ・サブウーファー、最大出力2000Wのフラッグシップモデル「PRX ONE」と進化を続けてきました。
今回の新製品「IRX ONE」の推しポイントはズバリこちらです!
- コンパクト
- 軽量、持ち運びがラクラク
- 高音質
- 簡単操作
- 便利な機能
- リーズナブル
左からIRX ONE、PA UNO、PRX ONE、EON ONE MK2です。
背の高さは同じくらい、一番スリムなのが一目瞭然ですよね♪
奥行の違いが分かるように高いところから撮影してみました。
IRX ONEは幅も奥行も一番短い=設置スペースを取らないという特徴があります。
IRX ONEのスピーカーアレイ、高さ調整スペーサー部分は背面にあるスペースに収納することができます。ハンドル部分は握りこみしやすくて、15.6kgも軽く感じて持ち運びにストレスを感じることはありませんでした。
見てください!このシンプルさ!つまみが少ない!液晶ディスプレイもない!
GAIN、TREBLE、BASS、LEVEL、MAINだけしかありません。
セッティングも超簡単です。
- GAINを設定 マイク:3時、ライン:9時を目安
- LEVELを設定 初期位置は12時
- MAINを設定 好みの音量まで上げる
- TREBLE、BASSで音質を調整
- LEVELを微調整し、各チャンネル間のバランスを調整
これで終わりです。初めてPAに触れるという方でも簡単にJBLサウンドを楽しむことができます♪私はこの「誰でも簡単に高音質」というのが1つ大きな推しポイントになっていると思います。ハイエンドと言われるPAスピーカーは、多機能な分、操作も複雑になりがちでセッティングの自由度も広いため、迷う要素が多いのですが、これだけシンプルなら初めての人でも短時間でバシッと音を決めることができます。
さらに
コンデンサーマイクを使用可能にするファンタム電源供給機能
ワイヤレスで音楽を再生できるBluetoothストリーミング
システムの拡張、スピーカーの増設に便利なMIX OUT出力
とポータブルPAに求められる機能が満載、まさに死角なしです。
いきなりですが、ハウリングって怖くないですか?
あの突然発生するキーンとかブワーンというノイズ……。ライブがその瞬間、台無しになるなんてことを経験された方も多いのではないでしょうか。ハウリングを抑える方法はいくつかありますが、長年の現場経験と判断力を持った熟練のPAさんじゃないと難しいんでしょう?とお考えのみなさん、ご安心ください。AFSスイッチを押すだけで準備完了です!これを押しておけばハウリングが鳴り始めてIRX ONEが危険と検知した瞬間に、原因となる周波数をピンポイントで下げて、その後、同じ周波数が引き起こすハウリングが起きないようにしてくれます!
DUCKING(ダッキング)って何?というかたも多いのではないかと思います。すごく簡単に説明すると、IRX ONEのダッキングはBluetoothで音楽を再生している時にマイクで話すと、話している時だけ、自動的に音楽の音量が下がって声が聞き取れるようになる機能です。ダンスのレッスンをイメージしてもらうといいと思います。講師がしゃべっている時はBGMが小さくなり、みんなでダンスをする時=マイクを使わない時はBGMが元の音量に戻るという感じです。これをONにしておけば、いちいち音量を下げにスピーカーのところまで行かなくてもよくなります!
PRESET(プリセット)、これも初心者に優しい機能です。縦フェーダーが何本もあるグラフィックイコライザーで微調整をしながら音作りをする熟練PA(2回目)と同じことはできなくても良い音でPAをしたいという時にプリセットが助けてくれます。用途ごとに最適なイコライジングが用意されているので、1つ1つ回して好みのプリセットを選ぶだけでOKです。例えば、しゃべりメインであれば低域がスッキリしたSPEECH、逆に低音をガンガン鳴らしたい時はDJといった具合にフィーリングで決めてもらって問題ありません。
肝心の音質は、「やっぱりさすがのJBLだな」というのが素直な感想です。
価格帯が一番リーズナブルなので、音質も並み程度なのかなと思っていましたが良い意味で期待を裏切られました。いわゆる良いスピーカーによく見られる特徴として「大きな音量でもバランスが崩れない、高域が痛く感じない」というのがありますが、まさにそれです。スピーカーアレイ部分のユニットはこんなに小さいのに、クリアでしっかり大きな音が出てきます。2本ある高さ調整スペーサーは取り外しても使えるので、設置する場所と観衆の耳の高さに合わせて3パターンから選べます。地面に置くときはスペーサーを2本、ステージ上に置くときはスペーサーなしという感じです。
CLASSIC PRO/PA UNO、IRX ONE、EON ONE MK2、PRX ONEの比較音源を用意しましたのでヘッドホンでじっくり聞いてみていただければと思います。ミキサーからの出力は統一し、スピーカー側で歪まない、LIMITインジケーターが付かないギリギリの音量で収録しました。
JBLのコラムスピーカーは3モデルとなるので、これから購入を検討する方のためにそれぞれの推しポイントを紹介します!!
IRX ONE:リーズナブル、簡単操作
EON ONE MK2:バッテリー搭載、ワイヤレスコントロール対応
PRX ONE:大音量・高音質
いかがでしたでしょうか。
音楽イベントをするために必要な「ミキサー、パワーアンプ、スピーカー、サブウーファー」を1つにまとめたコラムスピーカーは、いま、もっとも伸びているPAスピーカーカテゴリーです!トップブランドであるJBLが発表した最新モデル「IRX ONE」は、初心者の方でも簡単で安心。スピーチ、レッスン、授業、プレゼンテーション、ライブ、パーティー、DJなどジャンルを問わず、幅広い用途におすすめのコラムスピーカーです。ぜひチェックしてみてください♪