唐突なオタク語りをしたくなった私です。
みなさんはゲームをするときに背景で流れている音楽に耳を傾けたことはありますか?BGMには場面を盛り上げたり、雰囲気を作り上げるなどさまざまな効果があります。私は幼いころから父の影響で数多くのゲームとその音楽に触れあってきました。
ゲームミュージックを聴くと、その遊んでいた風景や感情などが目の前に現れるように思い浮かぶほどです。今回はそんな私の思い出のゲームミュージックをご紹介いたします。
ぜひ皆さんの思い出の曲も教えていただけると嬉しいです!
01. The Stains of Time (Maniac Agenda Mix) - 『METAL GEAR RISING: REVENGEANCE』より
超ハイテンポなスピードメタルに乗せたハイトーンボイスとシャウトが耳に残ります。ゲーム中では中盤のボス戦にて使用されています。
このボスが意外に強くて、結構手こずりました……。ゲームのシステムも若干クセの強い内容だったこともあり、苦戦する戦いが多かったのが印象深いですね。もし同じゲームをやったことがあれば、私の言っていることも十分ご理解いただけると思います(笑)
METAL GEARシリーズといえば言わずと知れた「スネーク」が主役のKONAMI発売のゲームです。一方でこのMEATL GEAR RISINGはMETAL GEAR SOLID 2の主人公「雷電」が再び主役を務めることになったゲームで、国内ではPLAYSTATION3をプラットフォームとして発売されました。
ゲーム中でも中盤にあたるボス戦であり、主人公のターニングポイントとも言える楽曲。歌詞の内容もボスより雷電に焦点を当てたようになっています。ミームだ!!
このゲームにおける楽曲の主な特徴として、ボス戦時に最初はインストゥルメント音源(ボーカル無し)なのですが、後半に差し掛かるとボーカル版へ自然とクロスフェードして大いに盛り上げてくれるのです!サウンドトラックではボーカル/インストゥルメント版がそれぞれ分かれて収録されていますが、当時子どもだった私の、「なんやねんクーロン力って」とか思いながらプレイしていた情景が目の前に浮かびます。
また『METAL GEAR RISING: REVENGEANCE』では、全編通してメタル+電子楽器の曲調になっており、メタルギア+サイボーグという本作のモチーフを感じられるのも良いポイント。ほかにも「Rules of Nature」や「Red Sun」といったカッコいい楽曲も多いのでぜひ聴いてみてください。
収録作品: 『メタルギア ライジング リベンジェンス (METAL GEAR RISING: REVENGEANCE)』
02. Lazy Afternoons - 『キングダム ハーツ』シリーズより
< KINGDOM HEARTS -HD 2.5 ReMIX- Original Soundtrack >
楽曲名だけではもしかすると分からないかもしれませんが、このゲームをプレイしたことがある人なら必ずピンと来る楽曲。かく言う私もこの記事を書くまではつい「トワイライトタウン」がタイトルかと思っていました。
すごく穏やかな癒される音楽です。が、キングダムハーツをプレイしたことがあれば、とても寂しく、また悲しい気持ちになることでしょう。まさに今の時期だからこそ聴くと心が揺れ動く楽曲だと思います。同じ気持ちになる人と一緒に海に行きたいですね。俺の夏休み、終わっちゃった。
ゲームの舞台は常に夕方の世界である「トワイライトタウン」。街中の日常が流れるなかで何度もループして聴くことになります。『キングダムハーツII』の主人公であるロクサスの心を体現するような、哀愁漂う曲になっていますね。かく言う私が初めてプレイしたのは『キングダム ハーツ 358/2 Days』だったので、ストーリーの大枠を理解するまで時間が掛かりましたが、その分『キングダムハーツII』でのロクサスに大いに感情移入できたことをよく覚えています。
ちなみにジャケット画像で同じ顔の人が複数人写ってるのはミスでもなんでもなく、大きなネタバレ要素が組み込まれています。興味を持たれた方はぜひ実際にプレイしてみてください!『キングダム ハーツ』のラストに流れる宇多田ヒカルの「光」が流れる瞬間に鳥肌が立つこと間違いなし!!
また、作曲者である下村陽子さんと言えばキングダムハーツ・シリーズだけでなく、ゼノブレイドやストリートファイターII、マリオRPGなんかも担当されているゲームミュージック・オタクなら絶対に知っている大御所です。こちらも他の楽曲と合わせて聴いてみてくださいね。
収録作品: 『キングダム ハーツ チェイン オブ メモリーズ』『キングダム ハーツII』『キングダム ハーツ 358/2 Days』『キングダム ハーツIII』『キングダム ハーツ メロディ オブ メモリー』
03. 戦闘!チャンピオン - 『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』より
ゲームミュージックを担当していた増田順一氏による楽曲は、ワクワクするものから少しアンニュイなものまで幅広く、曲を聴けば手持ちにいたポケモンすら思い出せるほど身に染みている方も少なくないと思います。
このダイヤモンド・パール・プラチナにおいて、チャンピオン戦の楽曲を作ったのも増田氏でした。ラストバトルらしく盛り上げる要素を組み込みつつ、不協和音をちりばめて怪しさを増やしているのがポイントですね。
この曲自体は実際にバトルへ入った際に流れるのですが、前奏にあたる「チャンピオン シロナ」と合わせて聴くのが最高です。ポケモンのBGMとしては珍しくピアノソロ曲(実際に演奏するには複数台必要らしいですが)になっており、まさにこれから強敵との勝負が始まるんだと感じさせてくれます。
当時は1体目に繰り出してくるミカルゲに対してこうかばつぐんを取れるタイプがなく、かなり苦戦した方も多いのではないでしょうか。リメイク版である『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』では同じ手持ちでしたが、フェアリータイプの追加によってそこまで難しくなかったように思います。
また私が初めて購入したサウンドトラックは、『ポケットモンスター ハートゴールド・ソウルシルバー』のものでした。同作品では、クリア後にリメイク元である『ポケットモンスター 金・銀』の楽曲に差し替えることのできる機能が追加されるのですが、これが当時の私にとって非常に衝撃的でした。リメイク版をプレイする前に『ポケットモンスター 金』『ポケットモンスター クリスタル』を遊んでいた私にとって懐かしくもあり、ただ画面が新しいというギャップが面白かったのだと思います。
収録作品: 『ポケットモンスター ダイヤモンド・パール・プラチナ』、『ポケットモンスター ブリリアントダイヤモンド・シャイニングパール』
04. Kerwan - 『ラチェット&クランク』シリーズより
人生で1-2位を争うほど好きなゲームが『ラチェット&クランク』シリーズです。残念ながら当該楽曲を含むシリーズのほとんどがサウンドトラック化されていないという状況……。
私の好きなシリーズは初代から3作品『ラチェット&クランク (Ratchet & Clank)』『ラチェット&クランク2 ガガガ!銀河のコマンドーっす (Ratchet & Clank: Going Commando)』『ラチェット&クランク3 突撃!ガラクチック★レンジャーズ (Ratchet & Clank: Up Your Arsenal)』です。そしてさらに、初代と3作目に登場する惑星ケルバンのBGMが特に好きな楽曲なのです。
惑星ケルバンは、発展しているメトロポリタンがモチーフの惑星ですが、遠くの方はガスの影響か霞んでおり、サイバーパンク風な雰囲気を醸し出しています。初代だと序盤に訪れるステージなので、多分そのイメージが強く残っているのですかね。 大都市ということもあり、後継の作品でも度々登場しています。PS4で発売されたリメイクバージョンの『ラチェット&クランク THE GAME』だと、プレイしたことがあれば誰もが印象に残っているあのキャラクターが登場せず、アスレチックコースも淡泊になってしまってちょっと残念だったのを覚えています。またこの楽曲も登場しないので、別の惑星のような気がしてしまいました。それくらい原曲の持つ力は大きく好きな楽曲です。
収録作品(アレンジ含):『ラチェット&クランク』、『ラチェット&クランク3 突撃!ガラクチック★レンジャーズ (Ratchet & Clank: Up Your Arsenal)』、『ラチェット&クランク FUTURE (Ratchet & Clank Future: Tools of Destruction)』、『ラチェット&クランク THE GAME (Ratchet & Clank The Game)』
05. No Way Back - 『GOD EATER』シリーズより
PSP専用ソフトとしてリリースされたGOD EATERは、当時モンスター◯ンターのパクリのように言われることが多かったように思います。しかし、そんな先入観でプレイすると絶対に後悔するのがこの作品です。
荒廃した世界のなか巨大生物「荒神(アラガミ)」を相手に、必死に生きようとする人間たちの希望と暗躍が重厚なストーリーで語られます。出てくる敵のビジュアルがどれも秀逸で、一見絶対に勝てないように思える相手であり、文字通り神のような存在と感じさせてくれます。各キャラクターもしっかり差別化されており、すぐにストーリーにはまり込むことでしょう。
さて、そんなストーリーの中で、まさに宿敵とも呼べるのが「ディアウス・ピター」という荒神。パッケージなどに描かれている「ヴァジュラ」という荒神の親類にあたる、いわゆるボスです。初代GOD EATERではこの敵が中盤の軸となり、打倒するというモチベーションの原動力となります。
この「ディアウス・ピター」戦で流れるのが「No Way Back」です。ゲームの主題歌ともいえる曲にあたる「GOD EATER」のアレンジバージョンとなっています。メインの旋律やAメロ部分だけはほかのイベントムービーなどにも使われているため、実際に「No Way Back」が流れるまで徐々に耳に刷り込まれるという仕組み。スピード感のあるロック調のアレンジになっているので、決戦というよりかはクライマックス・バトルといった印象になりますね。
『GOD EATER』のOP映像は『鬼滅の刃』や『Fate』シリーズなどでも有名なufotableが担当しており、動きのある美麗なアニメーションを堪能できます。そして音楽には『犬夜叉』のEDを担当したこともあるAlanさんによる楽曲「Over the clouds」を使用。アップデート版にあたる『GOD EATER BURST』の「Over the clouds-BURST mix-」がとてもカッコいいのでぜひ一度聴いてみてください。
楽曲を制作しているのは『テイルズ』シリーズの作曲なども担当している椎名豪さん。『GOD EATER』の挿入歌に収録されている「神と人と (Vocal Ver.)」は「Hollywood Music in Media Awards 2010」にノミネートされているなど、同作品の音楽におけるクオリティの高さは折り紙つきと言えるでしょう。
収録作品(アレンジ含):『GOD EATER』、『GOD EATER BURST』、『GOD EATER 2』
さて長くなりましたが、皆さんのお気に入り楽曲は出てきましたでしょうか。私のゲームに関する思い出とともにご紹介してきました。
ところでゲームのサウンドを高音質で聴いてみたいと思ったことはありませんか?私は常々良い音で聴きたいと思っており、せっかくこのようなブログを書くのだからと調べてみました!
※今回Nintendo Switchに接続することを念頭に考えてみています。
DACという、デジタル → アナログへの変換器を使うのが手っ取り早く音質を向上させる手順なのですが、Switchのようなゲーム機では直接接続しても使えない場合があるようです。
調べてみると何とこれが!という商品が使えることが分かりました。
BEHRINGER ( ベリンガー ) / UCA202 U-CONTROL
UCA-202だけでもある程度音質をアップすることができますが、このUCA-202にはOPTICAL OUTPUT(デジタル・アウトプット)端子が備わっており、さらにDACを噛ませることで更なる音質アップが期待できるわけです!
■ OPTICAL INPUTが備わっている商品の例
RME ( アールエムイー ) / Babyface Pro FS
iFI Audio ( アイファイオーディオ ) / ZEN One Signature
また光デジタル(角型端子)から同軸デジタル(RCA型端子)へ変換するようなアダプターを使えば、さらに活用できる商品は広がります!
ぜひ高音質環境でのゲーム体験をお楽しみください!!