この記事を目にしている方は多かれ少なかれ楽器や機材を持っているはず。そんな楽器・機材を長持ちさせるには消耗品などのパーツの交換が欠かせません。幸いにして、サウンドハウスには実にさまざまなパーツの取り扱いがあります。本記事では、私が「交換してよかったな」と思っているパーツについて紹介していきます。個人的な経験ではありますが、楽器や機材を愛する人にとって「コレって交換できるんだ」というヒントになるはずです。
交換してよかったパーツギター・ベースの各種ネジ
鉄でできたピックガードのネジなど、演奏中の汗で錆びてくることもあるもの。そんなネジが付いたギター・ベースをお持ちの方は、なるべく早めの交換をおすすめします。なぜなら、錆びたネジはネジ山が崩れやすく、最悪取り外せなくなる可能性があるからです。
幸いにして、サウンドハウスではさまざまなネジを取り扱っています。私はギブソン・サンダーバードのピックガード用ネジなどを交換しました。サビが気になっていたため、サードパーティー製のステンレスネジ(MONTREUX / Pickguard screws Gibson style inch Stainless)をチョイス。サビる心配がなくなり、気軽にプレイできるようになりました。
MONTREUX ( モントルー ) / Pickguard screws Gibson style inch Stainless (10)
また、新品のネジに交換すると明るい雰囲気に早変わり。気持ちも新たに楽器に向き合えます。色が黒からシルバーに変わってしまいましたが、錆びるよりはよいかなと思っています。

交換してよかったパーツBOSSコンパクトエフェクターのゴムブッシュ
ギタリスト・ベーシストであれば、人生で1度はBOSSのコンパクトエフェクターのお世話になったことがあるのではないでしょうか。入門時に「BOSSってなんかカッコいい!」とちょっと背伸びして手に入れて、中級者になるにつて「BOSSなんて…」とツレない態度を取りつつ使用し、上級者になり「やっぱ使い勝手はBOSSだよね!」と手放せなくなる。そんな魅力的なエフェクターですが、弱点もあります。そのひとつが電池交換のネジ部分についているゴムのブッシュです。いつのまにかボロボロになり、ちぎれかかっている…。あるいは、いつのまにかちぎれて行方不明に…といったケースもよくある話です。
私もゴムブッシュが劣化してボロボロのエフェクターを使い続けていました。そんなある日、「ココのゴムって売ってないのかな?」と気になり検索してみると、取り扱いを発見(BOSS / 17041652)。しかもリーズナブルな価格帯ということもあり、速攻で手に入れました。ゴムブッシュの取り外し・取り付けは簡単。「ボロボロでなんか気になる…」が解消し、精神衛生上非常によい感じです。

交換してよかったパーツヘッドホンのイヤーパッド・ヘッドパット
イヤホンを使い続けていると、イヤーパッドがヘタってくるもの。それでも使い続けているとイヤーパッドが破れて中のスポンジが見える状態に…。家の中で使うのであればそれでもよいのかもしれませんが、屋外でも使いたいとなるとそうはいかないもの。交換が必要です。
全てのヘッドホンのイヤーパッドが売っているワケではありませんが、定番機種(SONYのMDR-CD900ST や audio technicaのATH-M50x など)に関しては交換パーツの取り扱いがあります。私が愛用している ゼンハイザーのHD25 についても、さまざまなパーツを購入可能です。消耗品であるイヤーパッドやヘッドパッドは定期的な交換を続け、かれこれ20年以上愛用。今どきなヘッドホンではありませんが、お気に入りのアイテムですし、今後も10年・20年と使い続けていく予定です。ちなみに、イヤーパッドはサードパーティー製(YAXI / HD25TB-BLK)をチョイス。純正品よりも柔らかく、付け心地が気に入っています。
YAXI ( ヤクシー ) / HD25 TypeB ブラック HD25TB-BLK

交換してよかったパーツDJミキサーのノブ
個人的に「こんなモノまで売ってるんだ!」と驚いたアイテムNo.1がコレ。パイオニアのDJミキサーのノブ(Pioneer DJ / DAA1434)です。何かにぶつけてしまったのか、内側が割れてグラグラになっていたノブを交換しました。当然ですが、グラつきは解消し、元通りの快適さが復活です。
Pioneer DJ ( パイオニア ) / DAA1434
ノブのほか、フェーダーのつまみなども扱っているようなので、ミキサー関連の困りごとがある方は、まずは検索してみることをおすすめします。思わぬアイテムが見つかり、問題が解決するかもしれません。

交換してよかったパーツイヤホンのプラグ
有線イヤホン・ヘッドホンを愛用していると避けて通れないのが「断線」ではないでしょうか。「なんか音が途切れ途切れになる…」や「いつの間にか左側から音が聞こえなくなった…」といったことはよくある話です。
一方で、断線してしまったイヤホン・ヘッドホンですが、場合によっては自分で修理できます。イヤホン・ヘッドホンの断線は往々にしてプラグ付近で発生します。もし断線で困っているのであれば、プラグ付近のケーブルを動かしてみてください。それで一瞬でも改善したのなら、その付近で断線している可能性が大です。
断線箇所が判明すれば、修理は比較的簡単。断線付近でコードをカットし、新しいプラグを付けるのみです。サウンドハウスでは修理に必要なプラグも手に入ります。お値段も数百円とリーズナブル。イヤホン・ヘッドホンを買い直すのに比べれば、かなりお得でエコです。交換用としてチョイスしたのは NEUTRIK / NTP3RC-B というアイテム。重厚感がありよい感じです。

なお、プラグの取り付けにはハンダゴテが必要ですが、楽器愛好家にとってハンダゴテは嗜みのようなもの。コレを機に挑戦してみるのもおすすめです。ハンダゴテを使えるようになれば、シールドの断線も簡単に直せますし、自作も可能。エフェクター作りに挑戦といった楽しみも増えるものです。
ここまで、「交換してよかった」と思っているパーツについて紹介してきました。共通して言えるのは、パーツの交換によって、愛用品の寿命が伸びたということ。そして、愛用品への愛着がさらに増すことになりました。皆様もぜひ、パーツの交換に挑戦してみてください。
コラム「sound&person」は、皆様からの投稿によって成り立っています。
投稿についての詳細はこちら