「ビオラってどんな楽器?」と言われてすぐに想像がつく方はなかなかいないのではないでしょうか?バイオリンに比べると奏者が少なく、マイナーな楽器というイメージの方も多いかと思います。このブログではそんなビオラについて、私の経験談や実際にビオラを演奏した感想などを交えてビオラの魅力をお伝えします!
そもそもビオラって何?

ビオラはバイオリン属の弦楽器のうち、中音部を担っている楽器です。弦楽器のうち高音部から低音部までを順番に表記すると、バイオリン・ビオラ・チェロ・コントラバスとなります。
ビオラはバイオリンに比べて音域は5度低くなっており、胴体も大きくなっているので低音の厚みが増しています。比較対象として、ビオラはバイオリンとどこが違うのかを表にまとめてみました。
サイズ | チューニング | 役割 | 音色 | |
---|---|---|---|---|
ビオラ | インチ 例:16インチ | CGDA | 中音域を担当 | 重厚で心地よい低音 |
バイオリン | 分数 例:4/4 | GDAE | 主旋律を担当 | 華やかできれいな高音 |
表を見ていただくと分かるように、ビオラはバイオリンにはないC線があります。このC線でビオラならではの低音域を演奏することができます。また楽器の全長もバイオリンに比べてだいたい10センチほどサイズが大きいため、音に厚みが生まれ、低音もより深みのある音となります。
弦楽器経験者の方ならぜひ一度は触ってほしい楽器、ビオラ

ぜひ初心者から経験者までさまざまな方にビオラに興味を持っていただきたいと思っていますので、ここで少しだけ今までの私の経験談にお付き合いいただければと思います。
私は幼少期からずっとバイオリンを習っていましたが、ビオラは一度も触ったことがなく、学生時代はバイオリンの練習で精いっぱいでした。そのため残念ながらビオラを演奏する機会はなかなかありませんでした。しかしながら大人になってクラシックやオーケストラを聴くようになり、ふと「バイオリンがある程度弾けるならビオラも弾けるかも?」と思い、衝動的に中古で安いビオラを購入しました。実際に弾いてみると「バイオリンより指板の幅が広くて弾きづらい!」と感じましたがバイオリンでは感じることのできない音の重厚さにとても感動しました。ビオラに限らずどの楽器にも言えることですが、本体のサイズが大きくなればなるほど音の音量や音圧が大きくなり、深みが増すことを改めて実感しました。
指板の広さも慣れるとそこまで辛くなくなり、バイオリンしか弾いたことがない私でも練習すればビオラで簡単な曲を弾けるぐらいになりました!
PLAYTECHよりビオラが新登場!

2023年4月、PLAYTECHよりビオラが登場しました! 表板にはスプルース単板材、裏板・側板にはメープル単板材を採用。グロス(つやあり)仕上げのPVA200シリーズ、アンティークな艶消し仕上げのPVA300シリーズがあります。サイズはそれぞれ15.5インチと16インチの2種類で、どちらのビオラも心地よい重厚な低音と華やかな高音をお楽しみいただけます!
美しいグロス(つやあり)仕上げが特徴!PVA200シリーズ
PLAYTECH ( プレイテック ) / PVA260 ビオラ 16インチ
PLAYTECH ( プレイテック ) / PVA255 ビオラ 15.5インチ
付属のケースはシェイプド型です。弓が2本収納可能で弓、松脂、肩当て、チューナーもついてきます。低音と高音のバランスがよく、明るめの音色が特徴です。バランスの取れた初心者にも扱いやすいビオラとなっています。これからビオラを始める方はこちらのビオラセットがおススメです!

PVA260シリーズに付属しているアクセサリー一覧
落ち着いた雰囲気のアンティークな艶消し仕上げが特徴!PVA300シリーズ
PLAYTECH ( プレイテック ) / PVA360 ビオラ 16インチ
PLAYTECH ( プレイテック ) / PVA355 ビオラ 15.5インチ
こちらもシェイプド型のケースと弓、松脂、肩当て、チューナーが付属します。PVA200シリーズに比べて厚みのある音色が特徴で、低音が心地よく響くビオラです!音の良さを重視したい方はこちらのシリーズがおススメです!
夜間の練習におススメ!YAMAHAサイレントビオラSVV200
YAMAHA ( ヤマハ ) / SVV200 サイレントビオラ
家での練習の音量が気になる方はこちら!音量はアコースティックビオラのなんと約10分の1!(YAMAHA測定値)マンションにお住まいの方や夜間も練習したいかたにおススメです。ネックや指板、弦、ブリッジなどはアコースティックビオラと同じものを使用しており、違和感なく楽器を構えることができます。
いかがでしたでしょうか。ビオラを知らなかったという人も経験者の方もこの記事を読んでビオラに興味を持っていただけたら幸いです。皆さんの楽しいミュージックライフを応援しています。