なぜか思うように動作しないけど、故障かな。。。ということってあるかと思います。
弊社で多数販売している照明器具について、実は壊れていなかったあるあるをご紹介していきますので、ぜひご覧ください!
~目次~
1.電源が入らない!
電源ケーブル自体の断線
電源ケーブルをコンセントに挿して、さて起動!となっても電源が入らないことがあるかと思いますが、ケーブル自体に破損がなくても、内部で断線している場合もあります。
そのような時は、まずは電源ケーブルを変えてみるというのを試してみてください。
※電源ケーブルと本体が分かれているタイプに限ります。
(本来AC100V出力されるはずが、7Vほどしか出力されていなかった例)
ヒューズが切れている
電源ケーブルに異常がないことが確認できたら、次はヒューズの確認です。
ヒューズとは電力の過負荷がかかった時に自ら断ち切れることで、回路を保護する役割を持ったパーツです。
基本的に電源の入り口(電源ケーブルソケットの近く)に取り付けられておりますので、ヒューズが切れていないかを確認してみてください。
また、ヒューズに関しては下記ブログにも詳しく説明していますので併せてご覧ください。
⇒ 電源のトラブル(ヒューズ)
2.メニュー画面を操作できない!
起動したのはいいものの、ボタンを押してもメニュー操作ができないという問い合わせもあります。
灯体によっては「一定時間でメニュー画面をロックする機能」が標準装備でついているため、ロックを解除する操作が必要になります。
AMERICAN DJ / Dotz Par100 を例にあげて説明します。
メニュー(MODE)ボタンを長押しするとロックが解除されます。
(ロック状態)
(MODEボタン長押しでロックの解除を行えます)
メーカーや機種ごとにロック解除の方法は違うので取扱説明書をご確認ください。
3.DMX操作ができない!
電源は入るけど、DMXコントローラーからの信号を受け取らず操作できないという不具合についてです。
DMXアドレス設定
まず、灯体のDMXスタートアドレス、設定Chにお間違いないかご確認ください。
DMXスタートアドレスが合っていたとしてもマスターディマーに位置するディマー値が0となっている場合は点灯しませんので、ご注意ください。
DMXケーブル自体の断線
電源ケーブルと同様、DMXケーブルが断線している場合もあります。
DMXケーブルの交換をお試しください。
4.ムービングヘッドの角度がズレる!
オフセットメニューについて
通常、ムービングヘッドは初期位置(ディマー値0)の状態でパン、チルトの角度がまっすぐになるようになっていますが、初期の角度がズレている場合があります。
そういった角度のズレを修正する際に使用するのがオフセットメニューというものです。
Stealth Wash Zoomのオフセットメニュー設定を例に説明します。
(1) メニューボタンを押し、「ad t」を選択し、エンターを押します。
(2) ロックを解除するために「P018」を入力してエンターを押します。
(3) ロックが解除できたらP〇〇画面(もしくはT〇〇)でエンターを押します。任意の数値を入力し、ディマー値0の状態でまっすぐになるよう数値の調整をパン、チルトそれぞれ行います。
※P:パン T:チルト
(4)電源を入れなおし、ディマー値が0の状態でパン、チルトがまっすぐになっていればOKです!
メニューロックと同様にメーカーや機種毎にオフセット設定の方法は違うので取扱説明書をご確認下さい。
まとめ
なぜか正常に動作しない。故障かも?という時が一番不安ですよね。このブログがそういった不安を取り除き、ヒントになれば幸いです。
ここまでお読みいただきありがとうございました。