私たち人類の生活を豊かに彩ってくれている身の回りの家具や機械。それらを組み立てるには何が必要だったでしょうか。
そう、ねじです。
人類の発展に大きく貢献したと言っても過言ではないですよね。
昨今のDIYブームも広がりを見せ、「おうち時間を豊かにするために家具や家電を新調しました!」なんて方も増えたことかと思います。
なので、普段そういうのに関わらない職業の方々でも、機械に触れる機会が増えたのではないでしょうか。(機械だけに)(奇怪なボケ失礼しました!)
ということで、今回のブログではそんなねじ達に焦点を当てていきたいと思います。
~ねじの種類 ~
ねじと一言で言ってしまえば簡単ですが、よ~く見てみると頭の形が違うんです。
一つひとつ名前が付いているので、名前と一緒にそれぞれの用途を紹介します。
■ 鍋ねじ

頭が丸いこのねじは、鍋ねじと呼ばれます。なんでも使えるオールラウンダーといった感じで、一番見かける機会が多く、一番お世話になっているねじです。オーソドックスに使われているのはこのねじですね。
■ 皿ねじ

頭が皿状になったねじです。横から見ると頭が平らに見えると思いますが、締め付ける箇所をこの頭の形状に合わせて加工しておく事で、ねじの頭が出っ張らずに済みます。別パーツが重なる箇所や、ねじの上に可動パーツがあるときに使われることが多く、つまりは「隠れるねじ」ということです。例えば、ドアの蝶番とかに使われていますね。
■ トラスねじ

この形状の頭はトラスねじといいます。鍋ねじよりも丸みがなだらかになっていますが、これによりねじ頭を埋め込める厚さのない部材でもすっきりとした見た目となり、引っかかりを最小限にできます。普段修理している照明機器はパーツの厚さが薄いので、このねじもかなり使う機会が多いです。
■ バインドねじ

鍋ねじよりも頭の径が若干広く、材質が柔らかめのパーツのときはこちらが使われていることもあります。基本的には鍋ねじとトラスねじの中間という認識でよいと思います。
■ 鍋ワッシャーヘッド

鍋ねじとワッシャーが一体化した形状をしていますが、これによりねじとパーツの接地面積が増え、締め付けた際にねじがめり込むのを防止する効果があります。そしてなにより、ワッシャーをわざわざ挟まなくてもよいという優れものです。体感上では、鍋ねじよりも使う機会が多いですね。

以上、今回は5種類のねじについて紹介しました。あなたの身の回りでもこのどれかを見かけることができるのではないでしょうか。ぜひ見渡してみてくださいね。他にも多くの種類のねじがあるので、次回以降のブログでもどんどん紹介していこうかと思います。ではでは。
ここまでご覧いただきありがとうございました。