La Bellaラベラベース弦購入ガイド

2021-10-11

ベース弦を購入するための事前情報として「スケール(弦長)」が重要と言われています。
もっと厳密に言うならば、お手持ちのベースに必要な「弦のワウンド部分の長さ」を把握することです。
当記事では、サウンドハウスが代理店を請負うイタリア発祥の楽器弦メーカー「La Bella(ラベラ)」のモデルをもとに、ベース弦の選び方をご紹介させていただきます。

スケールとは

エレキギター/ベースにおける「スケール」とは、ナットからブリッジサドルまでの長さを指します。ベースの場合以下のように表記されます。

・ショート・スケール	30インチ
・ミディアム・スケール	32インチ
・ロング・スケール	34インチ
・エクストラ・ロングスケール	35インチ

一般に、ベースはロング・スケールのモデルが多いです。
代表的なモデルによる違いは下記ページに記載しています。
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ブリッジサドルまでと言っても駒位置は弦により異なります。従って計測する際は、まずナット(0フレット)から12フレットまでを測定いただき、その数を2倍にした数をスケールとします。

ワウンド弦とは

ワウンド弦とは巻弦のことを指します。弦の形状により以下の種類が代表的です。

・ラウンドワウンド弦	芯線に断面が円の弦を巻いており、表面が凹凸
・フラットワウンド弦	芯線に平たい形状の弦を巻いており、表面が平ら

必要な「弦のワウンド部分の長さ」の測り方

ご存知のとおりワウンド弦と言っても、全ての部分に同じ弦が巻かれているわけではありません。モデルによりテーパーコアとなっている(細くなっている)
部分や、芯線がむき出しの部分、飾糸が巻かれている部分などがあります。La Bellaの場合、各スケールのワウンド部分の長さは以下の様になっています。

・La Bella ショート・スケールセット	ワウンド部分長さ：32 ¼インチ
・La Bella ミディアム・スケールセット	ワウンド部分長さ：34 ¼インチ
・La Bella ロング・スケールセット	ワウンド部分長さ：36 ¾インチ
・La Bella エクストラ・ロングスケール	ワウンド部分長さ：38インチ

これらをふまえて以下の点にご注意いただき、お手持ちのベースに合ったセットをお選びください。

注意点

弦のワウンド部分の長さがナットまで届くことを確認してください。
フラットワウンドの場合は、ワウンド部分がペグポストに巻き付かないようにしてください。弦が切れてしまうことがあります。
フラットワウンドを裏通しで張る場合、弦が切れてしまう恐れがあるため、通常のセットを使用しないでください。760FL-TB、760FS-TBなどの裏通し(スルーボディモデル)用を使ってください。
La Bella Beatle Bassセットは、「Beatle」ベース(及び類似モデル)にのみ使うことができます。弦が切れてしまう恐れがあるため、その他のベースには使用しないでください。

お手持ちのベースのスケールに対し、弦の全長が足りていれば張ることはできますが、ワウンド部分の長さも考慮していただかなければ弦の寿命を縮めたり、弦を損傷させたりしてしまう恐れがあります。ワウンド部分のほつれや、弦が切れてしまうトラブルを防ぐため、また、適切なテンション感とサウンドを得るためにも、綿密にご確認いただくことをおすすめいたします。

→ La Bella ベース弦一覧

以下より、La Bellaの各種モデルにおける弦長や仕様を記載します。ぜひご活用ください。